- HOME
- >
- WORLD OF MAGIC
- >
- 次元
- >
- ドミナリア
DOMINARIA
- ドミナリア -この次元は寒冷な山脈や広大な平原、ジャングル、砂漠、そして島といった多彩な地形を誇り、火山の大陸シヴ、時間の砕かれし島トレイリア、暗くねじくれた島アーボーグなど、歴史的な場所が数多く存在します。
また、この地はコイロスの洞窟で古代の力を持つ石を見つけた大工匠、ウルザとミシュラの兄弟の生誕の地でもあります。彼らは互いに力を求め、その欲望からこの兄弟は凄惨な戦争を引き起こし、ドミナリアを壊滅状態に陥れ、次元を氷河時代へ引きずり込んだのです。兄弟戦争が終結を迎えたとき、ウルザは闇の次元ファイレクシアを見つけました。そこは肉と金属と油で彩られた地獄で、生命と機械の境目はほとんど無いも同然の世界でした。
ファイレクシアはドミナリアへの侵攻を試みました。その危機を救ったのが飛翔艦 ウェザーライト とその乗組員でした。かの有名な空飛ぶ船には、太古の魔法工学品が積まれていました。その技術は、船が次元を渡ることさえも可能にしていました。 ウェザーライト とその乗組員である英雄たち、そしてレガシーと呼ばれる一連のアーティファクト(プレインズウォーカー、カーンを含む)は、いずれも侵攻を撃退する力となったのです。
ドミナリアは、多元宇宙全体を脅かした時と次元の破損の中心地でもありました。プレインズウォーカーが引き起こした数々の大災害は、ドミナリアを荒廃させ、多元宇宙の構造をも不安定にしました。時間と空間が負ったダメージはドミナリアから他の次元へと広がっていきました。しかし、数多くの強力なプレインズウォーカーが裂け目を修復し、次元を再び安定したものへと復帰させたのでした。
今日、長きに渡る平和的な発展を経て、ドミナリアの大半で古き文明が再建を果たしています。人間の共同体としてはベナリア、新アルガイヴ、トレイリアのアカデミー、フェメレフ。そしてヴォーデイリアのマーフォーク、ラノワールのエルフ、ヤヴィマヤのツリーフォークがそれぞれ、数十年前から繁栄を享受しています。
ですが、悪魔王ベルゼンロック率いる陰謀団が力を増しており、ドミナリアは新たな脅威に直面しつつあります……そしてそのために、古今の英雄を求めているのです。
LEGENDARY CREATURES
- 伝説のクリーチャー --
ウェザーライトの艦長、ジョイラ
ジョイラはウルザが設立した最初のトレイリアのアカデミーで学び、後にプレインズウォーカーとなるカーンやテフェリーと友情を育みました。そして後に事故で不死身となり、ウェザーライト号の建造を手伝い、その初航海を指揮しました。今、千二百歳となった彼女は、新時代の平和と繁栄を願ってその伝説の船を引き上げ、修復しました。 リッチの騎士、ジョス・ヴェス リッチの騎士であるジョスは、かつてベナリアの平凡な若き貴族でした。ですが彼の超自然の消耗性疾患を治療しようとした妹リリアナが、彼女の意志に反して、自意識を持つ屍として彷徨う呪いをかけてしまったのです。あらゆる人間との接触を拒み、怒りと不死によってねじくれ、ジョスの人生は孤独で無目的なものとなりました――悪魔王ベルゼンロックが彼を発見し、陰謀団の君主へと昇格させるまで。
-
悪魔王ベルゼンロック
ベルゼンロックは邪悪な陰謀団が崇拝する古の悪魔神であり、リリアナ・ヴェスの魂を所有する四体目の悪魔にして唯一の生き残りです。そびえ立つ要塞の暗き中心から、ベルゼンロックは世界中へと熱心な崇拝者を送り出して恐怖を振りまき、強大な秘宝を入手し、ドミナリアに真の王にして主が来たる時を待ちわびています。
-
ヤヴィマヤの化身、ムルタニ
ドミナリアの氷河期を終わらせたあの世界呪文の後、ヤヴィマヤの森に一つの意識が目覚めました。その意識は、ヤヴィマヤの化身、マローの魔術師ムルタニとして姿をとりました。ファイレクシアの侵略と大修復の英雄として、一度ならずムルタニは死んだとされてきました。ですがヤヴィマヤがある限り、ムルタニが真に死ぬことはありません。そして今、彼の心は今一度目覚め、その森を熱狂的かつ無目的な行動へ駆り立てています。
-
転生するデアリガズ
デアリガズは原初のドラゴンにしてシヴのドラゴンの頂点に立つ存在、その最新の生まれ変わりです。先の転生における失敗を償いたいという願いに駆られ、デアリガズは支配者や暴君ではなく指導者たらんとしています。
-
不死身、スクイー
スクイーはファイレクシアの侵略前から飛翔艦ウェザーライト号に搭乗していた船室係であり、概して迷惑な存在でした。繰り返し処刑するためにファイレクシア人によって不死身に改造され、ですがスクイーは脱出し、生き延び ……そして生き延び ……更に生き延びました。三世紀半を経た今、彼はドミナリア最年長の、そしておそらく最も賢いゴブリンだと言えるでしょう。
-
総将軍ラーダ
ラーダは二つの偉大な国の後継者です。祖父はケルドの高名な大将軍アスター、祖母はスカイシュラウドのエルフでした。正当な戦いによって好戦的なケルド人の指導者となったラーダは今、不確かな道を歩んでいます。相対的に平和なこの時代に、自分達の本質を失うことなく新たなケルドを築き栄えるために。
-
永遠の大魔道師、ジョダー
ジョダーは四千歳を越えており、「永遠の大魔道師」の称号は二十世紀以上前に得たものです。今日、彼はドミナリアの日常的事件からは距離を取りつつ、突飛かつ時に矛盾する伝説の背後に潜むことを好んでいます。
-
リッチの騎士、ジョス・ヴェス
リッチの騎士であるジョスは、かつてベナリアの平凡な若き貴族でした。ですが彼の超自然の消耗性疾患を治療しようとした妹リリアナが、彼女の意志に反して、自意識を持つ屍として彷徨う呪いをかけてしまったのです。あらゆる人間との接触を拒み、怒りと不死によってねじくれ、ジョスの人生は孤独で無目的なものとなりました――悪魔王ベルゼンロックが彼を発見し、陰謀団の君主へと昇格させるまで。
部族
-
コーリス
ドミナリアが時の裂け目によって引き裂かれる以前より、コーリスは衰退しつつある文明でした。数少ない者たちが、風雨から身を守りながら短期間だけ外に出てゴミをあさるような生活で何とか生き延びていました。
-
ベナリア
多くの者にとっての拠り所であるベナリアは、強大な軍隊を擁し、それにより住民たちにはある程度の安全が保障されていました。時の裂け目が開いた時も、ベナリアは砂嵐と天変地異を耐えることができた数少ない地域でした。
-
ジャムーラ
スークアタ帝国の本拠地であるジャムーラは、時の裂け目が開く以前より無数の戦乱によって荒廃していました。スークアタ帝国の大部分はテフェリーによって救済されることがなく、ジェスカがザルファーの裂け目を閉じ、それらの箇所は永遠に失われることとなりました。
-
ギトゥ
シヴの放浪者である遊牧民のギトゥは、炎の魔法と各地に散乱するファイレクシアの遺物を修理することに長けていました。ジョイラはその同胞であるため、ギトゥの者たちにヴェンセールが瞬間移動装置「アンビュレーター」を完成させるための手助けをする約束を取り付けることができました。
-
クローサ
時の裂け目がドミナリアのマナへのつながりを弱めた時、クローサの森の大樹は衰弱し、脆くなってしまいました。その地に住むクローサのドルイドたちは、森とのつながりを回復させ、かつての栄華を取り戻すために絶え間なく働いていますが、あまり成果は出ていません。
-
ケルド
激しい気性と粗野な態度で知られるケルド人は、その優位性を示すために侵略を行うことを好みます。最後の時の裂け目が閉じられた後、ラーダは生き延びたケルド人の将軍となり、自らの生活習慣に同化させることを唯一の目的として、各地から来た難民たちが仲間に入ることを許可しました。
クリーチャー種族
-
ゴブリン
時の裂け目によって生じた厳しい気候は、ドミナリアのゴブリンたちに永遠に消えることのない瘢痕を与えました。塩の嵐に持続的にさらされたことにより、彼らの口と鼻の周辺にある余分な肌が削られ、その顔は骸骨のような容貌となり果てました。また資源の欠乏から栄養失調気味となり、より性格が獰猛になっています。
-
エルフ
時の裂け目に合わせるかのように、ドミナリア全土でのエルフの人口は大きく減少しました。そして資源不足によりその容姿も退化し、全員が細くやせ衰えたようになってしまいました。また、森がまばらになるにつれ、彼らを守ってきた堅牢な守備網にも影響するようになりました。
-
スリヴァー
多くの者たちは時の裂け目とドミナリアの厳しい気候によって壊滅的な影響を受けましたが、そのなかでスリヴァーたちは逆に繁栄することができた数少ない種族でした。その先天的な適応と同化の能力により、彼らはその新たな環境に順応する方法を見つけ出し、ドミナリアの変わりゆく荒地を自分たちの強みとしていったのです。
-
天使
天使たちは美と力、そして罪無き者を守る必要に直面した時における正義の怒りの象徴です。本来天使が存在していた次元は、ファイレクシア人がセラの領土に侵攻した時に崩壊し、多くの者はドミナリアに取り残された形で存在していました。増加する災害により、彼らが見守らねばならない群衆の数は増える一方です。
-
鳥(エイヴン)
主にオタリアを棲みかとしていたエイヴンの社会は、時の裂け目が現れたことにより壊滅的な被害を受けることとなりました。 生き延びることができた数少ないエイヴンは、今では自分たちの文化を再建できる安全な場所を求めてドミナリア中を放浪しています。
-
ドラゴン
ドラゴンたちはドミナリア全土で目にすることができますが、最も大型で強大なドラゴンたちはその山を根城として活用できるシヴに生息しています。 ドミナリアにおける時の裂け目と塩の嵐により、ドラゴンたちはより獰猛さが増し、獲物のごくわずかな気配で攻撃してくる傾向が強くなっています。