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TARKIR'S PAST
- 過去のタルキール -現在より千年以上の昔、タルキールは龍と人間の双方にとって危険をはらんだ過酷な世界でした。
タルキールの空は龍で満ちあふれていました。 彼らは強大なエレメンタルの嵐の中から生まれ、その破壊的な吐息が空を埋め尽くし、5つの戦士の氏族を脅かしていました。 5つの龍の群れが存在し、それらはそれぞれの最も強大で古くから生き残ってきた龍の名をとって名付けられています。 それぞれ特有の外観や気質、そして武器となる吐息を持っていますが、どの群れもすべてタルキールの人型種族にとっての恐るべき脅威となっています。
過去の世界でも、タルキールの5つの氏族は存続しています。 各氏族はその生存をかけて龍たちに戦いを挑み、その戦いの中で自分たちを優位に導くための方策を探し続けました。 彼らは「龍殺し」として自らを鍛え、空から襲来する捕食者である龍たちから自分や家族を守るためにその身を捧げているのです。
LEGENDARY CREATURES
- 伝説のクリーチャー --
不屈のダガタール
アブザン家のカンである不屈のダガタールは、その目的を達成するために周到な戦略を立てています。 彼は常に周囲の状況の分析に余念がないため、人によっては超然としたよそよそしい人物と受け止められていることもあります。 ダガタールは黒色のアイベックスに騎乗し、竜の鱗で作られた精巧な鎧を身に付けています。 彼の持つ印象的な鎚矛の柄頭部には、邪悪な霊魂が封印された琥珀から切り出した石が使用されています。
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沈黙の大嵐、シュー・ユン
沈黙の大嵐、シュー・ユンはジェスカイの指導者です。 その比較的若々しい外見とは裏腹に、彼はタルキールで最も長く生きてきた者の1人でもあるのです。 シュー・ユンは非常に卓越した格闘家であり、ジェスカイが知るすべての格闘技を完全に習得し、また彼の身には幽霊火の戦士としての証である龍の印が刻まれています。 シュー・ユンは氏族の同胞の戦闘能力の向上のために尽力しています。
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黄金牙、タシグル
黄金牙、タシグルは甘やかされて育てられた若きスゥルタイの財産の後継者です。 色白で痩身な彼は、残酷な快楽に興じる快楽主義者であり、自らの領地の統治に対してほとんど関心がありません。 彼は通常、ゾンビたちによって運ばれる豪華な台座の上に乗って宮殿内を移動しています。 タシグルは精緻な黄金の装飾品をその身に付け、不機嫌な時や単に退屈している時に他者に対して使用する鋭い先端部が付いた鞭をその手に持っています。 敵に対して不死者となった同族の者を送りこみ、相手が苦しむことにタシグルは無上の喜びを感じているようです。
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死に微笑むもの、アリーシャ
死に微笑むもの、アリーシャは弱冠19歳でありながら、マルドゥのカンであり、卓越した騎乗技術を持ち、優れた射手であり、そして剣の達人でもあります。 愛用の武器である重刃の剣を手に、彼女は恐れることなく前に突き進み、相手と接近戦を繰り広げます。 アリーシャは龍族を害獣以下の存在として蔑み、敵に対して堂々と戦いを挑みます。
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龍爪のヤソヴァ
自らが「龍爪」の称号を得るに相応しいことを証明するために、ヤソヴァは試練の儀式に挑み、そして乗り越えました。 今では彼女がティムールのカンとなっています。 ヤソヴァは強力な巫師であり、山の精霊の力を呼び寄せたり、敵の力を相手に返したりする術に長けています。 ヤソヴァは常に巨大な剣歯虎を共に連れています。
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永遠のドロモカ
アブザンにとっては、その崇拝の対象となる龍はドロモカだけです。 ドロモカとその群れは、燃える光のような吐息を吐きます。しかし、その最大の強みはその強固な外皮です。最も重い武器ですら、その鱗に触れた途端に跳ね返されて砕けてしまいます。 ドロモカとその群れは、アブザンが居住する太陽が照らす熱帯地域に引き寄せられてきました。
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冬魂のオジュタイ
ジェスカイにとって、オジュタイこそが彼らの理想である狡猾さを体現する龍でありました。 羽毛のある翼で音もなく滑空するオジュタイとその群れは、氷の吐息で獲物を凍らせ、弱い者から摘み取っていきます。 オジュタイとその群れは山頂を縄張りとする寒さを好むクリーチャーであるため、ジェスカイは彼らの攻撃から守るために山の斜面から削り出すようにして砦を建設しています。
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死雲のシルムガル
スゥルタイにとって、龍とは残忍さの象徴であり、その点ではシルムガルは抜きん出ていました。 シルムガルとその群れは、氏族から略奪した財宝を前に満足げに眺めることに喜びを見いだしています。 彼らの前に立ちふさがる者は、彼らが吐き出す有毒な腐食性の吐息の餌食となりました。 シルムガルとその群れは蒸し暑いジャングルや暗い沼地を好む不快なクリーチャーであるため、彼らとスゥルタイは互いに争い合う関係となっています。
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急嵐のコラガン
マルドゥは何よりも迅速さを尊んでいるため、彼らが崇拝するのはコラガンとなったのです。 コラガンとその群れは無数の稲妻で地上を焼き尽くし、どんなに速い獲物でも追って狩ることができます。 マルドゥと同様に、彼らの通過した後に残るのは灰だけです。 コラガンとその群れが支配を目指しているのが、主にタルキールの岩山や草原地帯です。 龍たちに対抗するため、マルドゥはより無謀な戦術を用いるようになっていきます。
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世界を溶かすもの、アタルカ
ティムールが崇拝する龍はただ1体、アタルカだけです。 アタルカとその群れは空を引き裂き、巨大な龍火の噴煙と共に破壊の限りを尽くします。 彼らがその空腹を満たすべくタルキール全土を巡回する際の獰猛さに対抗できる者はごくわずかです。 アタルカとその群れは、ティムールが開拓地を開いた雪山地帯で狩りを行うことを好みます。
氏族
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アブザン家
家族の絆はアブザンの社会における核心的基盤であり、その絆を脅かす者たちに対して氏族は一丸となって戦います。 アブザンの者たちは先祖の霊の名誉を礼賛し、自らの血統を何よりも重んじています。 アブザンはその氏族の印として龍鱗を取り入れています。 兵士たちは身を守るために倒した龍たちの鱗を収集し、それを自らの鎧に組み込んでいます。
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ジェスカイ道
ジェスカイを形成するのは、悟りの境地を求める武術家や神秘家たちです。 彼らは幼少の頃から心身を鍛錬するための過酷な修行を行い、それは一生続きます。 絶え間ない龍たちからの脅威に晒されている現状においては、その修行は主に防衛的な特色を帯びています。 ジェスカイはその氏族の印として、悟りと警戒を象徴する龍眼を取り入れています。
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スゥルタイ群
退廃的なスゥルタイは、残忍と背信、そして常に増え続ける不死の従者たちを通じて支配を行います。 ナーガたちは恐るべき屍術士として一目置かれてはいるものの、氏族を支配しているわけではありません。 スゥルタイの者たちは、単純な労働や使い捨ての兵力として不死者たちの大群を使役して活用します。 スゥルタイはその氏族の印として、常に攻撃できる態勢とその毒々しい計画の実現を象徴する龍牙を取り入れています。
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マルドゥ族
マルドゥは戦いの熱気のために生きる、恐るべき戦士たちです。 マルドゥの人間やオーク、オーガ、ゴブリンたちは轟音と共に怒涛のごとく進軍し、常に他の氏族を攻撃しています。しかし、彼らがそうして獲得した領土を長期間保有するようなことは稀です。 マルドゥの戦士たちは、成人した暁に自らの力量を示すための名誉ある残虐な行為(通常は戦場で敵を倒す)を行い、それを成し得ることで「戦名」を獲得します。 マルドゥはその氏族の印として、迅速な攻撃を象徴する龍翼を取り入れています。
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ティムール境
ティムールは同胞の者がもつ力と獰猛さ、そして独立性を尊びます。 彼らは過酷なカル・シスマ山脈に開拓地を築き上げています。彼らは頻繁に開拓地から遠征し、年の大半を狩猟を行うことで過ごしています。 ティムールの者たちは野性の猛獣の憤怒を崇敬し、戦闘では剣歯虎などといった大型の捕食者に騎乗したり、共に肩を並べて戦ったりします。 ティムール氏族の印は、これらの思想を象徴する龍爪です。
クリーチャー種族
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オーク
筋骨隆々で獰猛なオークは、タルキールの過酷な環境によく適合しています。 マルドゥ族にはたくさんのオークの戦士が含まれ、そのカンもその一員です。 また、オークはティムールの荒野の地を分け合っています。 アブザンは時折、孤児となったオークを「クルーマ」として自らの氏族に迎え入れ、彼らは氏族の最も献身的な守護者の一員となっています。
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ジン
ジンはタルキールの高地、特にジェスカイの砦がある山稜地域に住んでいます。 先天的に持っている飛行能力と、優れた身体的技術を組み合わせることで、ジンは武術と神秘の流儀の達人でもあります。 彼らの多くはジェスカイの師範となっています。
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イフリート
精霊の火を持つこの種族は、炎の縁カダットと呼ばれる人里離れた山岳地帯を故郷としています。 沸血と呼ばれる技を習得するために、ジェスカイの領地へと足を踏み入れる者も少数います。 それらのイフリートは同族からはのけ者となりますが、迎え入れられた氏族では優れた戦士として活躍します。
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ナーガ
蛇のような外見を持つナーガは、ラクシャーサと闇の契約を交わしたスゥルタイの指導者たちの末裔です。 ナーガは体と精神の両方を歪める魔法を得意としています。 その多くは屍術師です。 彼らは残忍な種族として悪名高く、他者を増え続けるゾンビの手勢のための養分としてしか見ていません。
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エイヴン
エイヴンはタルキールの空に数多く存在しています。 彼らが持つ優れた視力と疲れを知らない翼により、エイヴンはアブザンとジェスカイにとって理想的な斥候となっています。 スゥルタイと、少数ながらアブザンにいる禿鷲エイヴンは、死者を漁ります。 エイヴンのシャーマンたちは、氏族での精霊との囁きでティムールの人間たちを導いています。
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アイノク
タルキールには、アイノクと呼ばれる2つの系統の犬に似た人型の種族が存在しています。 砂漠の荒野に生息する種族はハイエナに似た外観を持ち、生存と偽装の達人でもあります。彼らの多くはアブザンによって迎え入れられています。 カル・シスマ山脈に生息する熊のような外観を持つアイノクは、ティムールの人間たちと共に生活し、働いています。