- HOME
- >
- WORLD OF MAGIC
- >
- 次元
- >
- アラーラ
ALARA
- アラーラ -アラーラの5つの断片は再び1つに結び、新たな魔法と騒乱を引き起こしています。すべては ニコル・ボーラス の計画通りに進んでいるのです。この次元が破壊される前に、彼の計画を阻止できるのでしょうか?
アラーラの5つの断片は、何世紀もの間、3つの色のマナのみが流れるバラバラの世界でした。それぞれの世界と文化は独自の発展を見せました。秩序に満ちた陽の差す王国、バント。魔術師とスフィンクスが覇を握る世界、エスパー。アンデッドに満ち溢れた地獄絵図、グリクシス。ドラゴンが支配する原初の狩猟世界、ジャンド。緑溢れるジャングルの楽園、ナヤ。
しかし、今やそれはひとつに結ばれ、統合された次元には5つの色のマナが再び流れました。かつての次元の境界線を巡って力と力がぶつかり合い、すべての断片は忘れられていた魔法を取り戻し、それが交じり合った結果は思いもよらぬ方向に向かいました。
断片の間の境界が混ざり合う中で、文明は衝突し、戦乱の世が続きました。
枯渇しつつあるエーテリウムの製造に必要なカルモットを求め、エスパーの軍勢は他の断片に侵攻しました。グリクシスの不死の軍勢は、他の断片を切り裂き、隷属させ、それらから生命エネルギーを吸い取るための攻勢を仕掛けました。ジャンドの戦士たちは「生命狩り」を広大な狩場と化したアラーラ全土の新たな獲物に対して拡大していきました。ナヤの軍勢はアニマの予言的な幻視の答えを求め、エルフたちの命令に従ってジャングルの中から出撃していきました。そしてバントの軍勢は彼らの守護天使の名のもとに自分たちの故郷を守るべく、境界線を越えて襲いかかる魔物たちと激突していました。
それぞれの戦線で、断片の軍勢は強力な魔法を用いて相手を攻撃し、他の断片を打ち負かすためにその知りうるすべての呪文を惜しみなく投入していったのです。
これらはすべて、古代ドラゴンのプレインズウォーカーであるニコル・ボーラスが計画してきたことだったのです。 彼がアラーラを訪れたのは、アラーラにある潤沢なマナを一回の強烈な儀式で吸い上げ、失われた力を再び取り戻すという次元を股にかけた計画の一端のためでした。この古きドラゴンの計画に気付けるのは、他のプレインズウォーカーだけです。しかし、いかにプレインズウォーカーとて、彼を止めようと試みれば命の危険があります。
アラーラは再びひとつの次元となったのです。
LEGENDARY CREATURES
- 伝説のクリーチャー --
求道の達人、サイラス・レン
レン家はエスパーで最も影響力のある名門の一つであり、サイラスはその家の跡継ぎです。生まれつきの魔道士であったサイラスは、貴重な金属エーテリウムの秘密とその製法を知ると称する魔道士の集団、カルモット求道団に加わるための訓練を受けました。サイラスは求道団で目覚ましい昇進を遂げ、史上初めて作られたエーテリウムの心臓を得ることになりました。
-
エーテリウム造物師、ブレイヤ
アラーラの断片エスパーでは、霊気が封じられた合金であるエーテリウムにより、あらゆる生命を高みに導くという行為が重視されています。そしてエスパー人は、エーテリウムの供給量は有限であると信じています。ですがジャンドを探検中に、ブレイヤはカルモットを発見しました。エーテリウムの製造には不可欠な赤い石を。ブレイヤは自身の生体組織の大半を自分で製造したエーテリウムに交換しました。そしてエーテリウムがジャンドの自然界の魔法に影響を受けたことにより、彼女は新たな能力を獲得しました。
-
大渦を操る者、イドリス
イドリスはアラーラの断片グリクシス出身のオーガであり、不安定な変質によって心が粉砕される恐怖に怯えていました。その呪いを解く魔法はありませんでした。「衝合」にてグリクシスが他の断片と衝突すると、バントの騎士たちによってイドリスは剥き出しのマナの嵐へと追いやられました。想像を絶する大渦の威力によってその変質は安定し、イドリスは自ら混沌を生み出す導き手となったのです。
-
ジャンドの暴君、カーサス
捕食者が多数生息するジャンドで、カーサスは最強の存在でした。しかし、サルカン・ヴォルの敬慕するカーサスはニコル・ボーラスによって捕らえられ、隷属を強要されたのです。このカーサスの力への冒涜は、サルカンの心の中に疑念の種を植え付けることとなり、彼は自身のボーラスへの忠誠の意義に疑問を感じるようになりました。
-
マルフェゴール
このニコル・ボーラスの下僕は、大衝合への画策を補助していました。後にマルフェゴールはグリクシスの軍勢を率い、エスパーの大半を破壊し尽くします。その軍勢がさらにバントへと侵攻し始めたところで、エルズペス・ティレルの軍によって倒されてしまうのでした。
-
ラッカ・マー
ラッカ・マーは炎と怒りを操ることに非常に長けたシャーマンです。サルカン・ヴォルがジャンドに滞在していた間、ラッカ・マーはサルカンの戦闘能力と生存本能に感服するようになり、そのことが結果的にはラッカ・マーがニコル・ボーラスの配下となる運命につながっていったのです。
-
アニマのメイエル
ナヤにいるすべてのシーリアのエルフ族の長であり、強力なシャーマンでもあるメイエルは、エルフの基準からすればまだ若輩にあたります。世界の魂と融和を果たした後、彼女は差し迫ったジャンドのドラゴンによる侵略からナヤを防衛するための軍勢の結集に専念するようになります。
-
大祖始
アラーラの次元の魂である大祖始は、巨大な5つの頭を持つハイドラの姿をしています。しかし、最初の大断裂によりナヤの黒と青のつながりが絶たれると、大祖始は深い眠りに陥りました。そして衝合が発生し、アラーラが再び一つに統合されたことにより、それは目覚めたのです。
断片

-
バント
過度なまでに誇り高いバントの人間たちは、巨大な城や最高の様式美を誇る建築物を築いてきました。バントでの争い事は、当事者たちが自分たちを代表して戦う勇者を選出し、その一対一での戦いで決着がつけられます。
-
エスパー
冷たい金属質で完成された世界、それがエスパーのすべてを定義します。この地の人間は、エーテリウムの謎を解き明かそうとするカルモット求道団に入団することを目標としていました。この貴重な元素を大量に供給できるようになれば、彼らの究極の目的である「エーテリウムによって補完された完璧な存在」を生み出すことが可能になると考えられていたのです。
-
グリクシス
グリクシスでは、人間はあらゆる種類の悪魔や魔物に囲まれ、情け容赦なく襲われます。次元に充満する淀んだ生命エネルギーの中で、人間たちは追いかけてくる敵の一歩先を読み、創意工夫に頼ることでのみ生き延びています。
-
ジャンド
ジャンドでは、強いものだけが生き残ります。そして、その中でも最強なのが数千体と存在する原初のドラゴンたちです。ジャンドの人間は、集団で狩猟を行うことで存続してきました。最も狩った獲物の多い狩人が、その部族を率いて戦い、共同体のあらゆる問題を取り仕切ります。
-
ナヤ
ナヤの人間は集団となって獲物を追い詰め、狩り、また森の巨大な野獣と協力して働いています。強大な力を持ち広範囲な破壊を行うことができるこれらの野獣を、人間たちは自分たちの野営地から引き離したり、あるいは敵地に送り込んだりする術を学んでいます。
クリーチャー種族

-
ヴィダルケン
計算高さと冷静さを併せ持つヴィダルケンは、その多くはカルモット求道団を指導する立場へと上り詰め、より多くのエーテリウムを得るための探求へと導くようになります。ヴィダルケンの庇護と助言により、エスパーは徐々に、エーテリウムの補完によってのみ到達することができる完全な形へと進化しつつありました。
-
ゾンビ
ほんの少しの生命をも無駄にしないことを強いられた環境にあって、グリクシスでは力と身の保全を求める屍術師によって再生されない死者はほとんどいません。この淀んだ生気のない世界では、ゾンビたちは生々しく寒々しい地上をさまよい歩いています。
-
ドラゴン
ジャンドのドラゴンは巨大で威厳のあるクリーチャーです。彼らは自分たちが食物連鎖の最上位にいることを自覚しながらその地を治めています。そして彼らに逆らおうとする他のクリーチャーに対して、そのことを改めて思い知らせるための機会を逃すことはありません。
-
ゴブリン
ゴブリンはその圧倒的な数と食物連鎖の下位に位置していることを受け入れることで、ジャンドの地で生き延びています。自らの地位を受け入れたことを示すべく、彼らは強大なドラゴンたちを鎮めるために壮大な儀式を開催し、同族の1人を進んで生け贄として捧げています。
-
レオニン
レオニンは、生きるためにナヤの巨大な野獣を狩っています。プレインズウォーカーであるアジャニは彼らの同族の1人ですが、白色変種による白い毛並みから一族から忌避されています。ニコル・ボーラスとの戦いの後、アジャニは新たな権力者としての自覚を持って自らの群れに戻り、彼らの指導者となります。
-
エルフ
ナヤのエルフたちは巨大な野獣たちに囲まれながら、自然と共存して生活しています。彼らは現在のアニマであるメイエルの幻視に従っています。その指導は、彼らの生存を確約するもののひとつになっています。