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鍛冶友浩の「デジタル・マジック通信」

第13回:鍛冶友浩の「デジカメ・世界選手権通信」!?

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鍛冶友浩の「デジタル・マジック通信」

2011.11.23

第13回:鍛冶友浩の「デジカメ・世界選手権通信」!?


 こんにちは、鍛冶です。

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 今、僕はサンフランシスコから日本へ帰る飛行機の待ち時間で原稿を書いているのですが、今回の世界選手権は日本人の個人、団体ともに優勝という快挙で終わりました。
 本当におめでとうございます。

 特に、実力に比して成績が残せていなかった彌永くんの優勝は非常に嬉しく思っています。
 第11回:世界選手権まであと1週間!「MO世界選手権」準備号でも紹介しましたが、彼はMO世界選手権も同時にプレイしており、毎日真剣勝負を10マッチはこなすハードなスケジュールのなかで食事も取れず、レッドブルを飲んでひたすら頑張っていました。

 この件から、同じくMO世界選手権に参加していた吉岡 祐樹さんともうMOはお腹いっぱいという意見で一致したようです。が、それに比べてリアルでのマジックの緊張感は特別だったそうですよ。

 逆に、通常の世界選手権にしか参加していないプレイヤーにとってはまだまだマジック分が足りないらしく、飛行機の待ち時間の今も目の前でMOをプレイする始末。

空港でMO!

空港でMO!

 どれだけMagicが好きなの?とも思いましたが、ついつい自分も彼らのゲームを覗いてしまいました(笑)
 時間も無いのに、しかもドラフト!

 さて、今回はデジタル通信ということで、こじつけ的ですがデジカメ写真で拾った日曜日の様子をお送りしたいと思います。


最終調整

最終調整

 世界選手権のTop8に入賞を決めた後もMO世界選手権のためにプレイした彌永には、準々決勝でマッチアップされるCFBの使う白単《鍛えられた鋼》との練習する時間が少なく、当日朝ギリギリまで最終調整が行われていました。

ボロボロのカード

ボロボロのカード

 今回の宿のルームメイトである石村 信太朗がプレイしているのは、代用として基本土地にカード名が書きこまれた白単《鍛えられた鋼》デッキ。カードがすぐに揃わなかったこともあり、時間がないのでこういう形で急遽作られたものですが、既にかなりボロボロの状態。

急編成されたカヴァレージチーム

急編成されたカヴァレージチーム

 そしてこちらも急編成されたカヴァレージチームが打ち合わせしている様子です。今回は試合の撮影の都合で日本語チームは写真にあるようなメモしか持ち込みを許されていないので、試合の様子は全て断片的な情報からの書き起こしになっています。

決勝の様子をモニターで見守る人々

決勝の様子をモニターで見守る人々

 やはり、決勝をライブで見たいプレイヤーは多く、決勝戦にはもっとたくさんの人が駆けつけていました。
 ちなみに、彌永の《感電破》x4で決めた決勝2ゲーム目は会場を沸かせてやろうという気持ちがあったらしく、他の選択肢の中からあえて選んだそうです。
 うーん、役者ですね!

 そして、彌永の優勝!

彌永淳也

 マジックというゲームは、強いプレイヤーが必ず勝つというわけではなく、毎ターンのドローに相性といった確率の要素も持っているので、運に恵まれないことで良い成績を逃すこともままあります。
 しかし、こうやってトロフィーを持ち帰るには運だけでは不可能なのは、プレイヤーのみなさんご存知の通り。
 努力が必ず報われるかは分かりませんが、長い目で見れば確率は収束するわけです。

作戦会議

作戦会議

リラックスした石田龍一郎

 そして一夜明け、緊張から開放された3人の良い顔。
 帰国までに自由な時間は2時間もないですが、ガイドブック広げて観光モード!

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 出発時間までサンフランシスコを満喫したのでした。
 最後に飛行機が遅延するというオチがついてしまったのですが・・・。

 それではまた来週!

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