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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

今週のCool Deck:「ワールド・ウォー・ハルク」で大怪獣を繰り出せ!(スタンダード)

岩SHOW


 マジックのクールさを追求するコラム、今週のCool Deck。カードやデッキから感じられるクールさで、君の人生を豊かにしてくれるマジック。この夏のクールな出来事と言えば『マジック:ザ・ギャザリング|マーベル スーパー・ヒーローズ』のリリース、そしてそれに伴うプロツアーの開催!セットやカードだけでなく、プロツアーにもマーベルの名が冠せられることになるとは……これってクールでエピックな出来事だよな。これを書いているのはプロツアー開催前だが、決勝ラウンドがドラフトということで本セットのカードが優勝を争う卓上でスポットライトを浴びて、輝きを放ったことだろう。

 このセット、タイトルがスーパー・ヒーローズということで……マーベルファンとしては「どこまで扱うのか」気になっていた人も多いんじゃないかな?昨年リリースされた『マジック:ザ・ギャザリング | マーベル スパイダーマン』はスパイダーマンとその関連タイトル及びそれに登場するキャラクター、というのはイメージできたし、実際その通りの内容だった。スーパー・ヒーローズというくくりでどこまでの作品やキャラクターがカード化されるのか、プレビュー期間中友人らとワイワイ盛り上がったのもクールな思い出だ。

 

 そんなセットに《ワールド・ウォー・ハルク》が収録されていたのは嬉しいサプライズだった。この同タイトルのコミック……個人的に滅茶苦茶好きでね……気になった人は是非読んでみて欲しい。タイトル通りにハルクが戦いまくる、パワフルでいてクールなストーリー……その世界観を再現したのがこの《ワールド・ウォー・ハルク》という英雄譚。

 Ⅰ章の能力は赤と緑のクリーチャーのコストを支払わずに唱えられるという、かなりのビックリ箱系!この英雄譚自体が5マナであるため、6マナ以上のクリーチャーを唱えられれば得をするという設計。7・8と踏み倒すコストが増すごとに得られる恩恵も大きくなる。どんな大型クリーチャーも5マナで唱えられる!というのはデカブツ好きにはたまらなくクールに映るだろう。Ⅱ、Ⅲ章の能力もクリーチャーを巨大にするもので、これぞハルクという感じが全開だ。いやぁ、お気に入りの一冊がマジックのカードになってプレイできるとはな……というわけで今回はクールな英雄譚《ワールド・ウォー・ハルク》をピックアップしたデッキをご紹介!

- 「グルール・ランプ」
Sydney Standard Spectacular 100K 4-4 / スタンダード (2026年7月11日)[MO] [ARENA]
4 《踏み鳴らされる地
4 《ソーンスパイアの境界
4 《複合訓練施設
8 《
3 《
-土地(23)-

4 《ラノワールのエルフ
4 《召喚:フェンリル
4 《ホーントウッドの大主
4 《峰の恐怖
2 《咲蔦森の執政
4 《嘶くカルノサウルス
2 《宝物庫生まれの暴君
2 《暴走暴君、ガルタ
1 《終わらぬ歌、ウレニ
1 《大祖始
-クリーチャー(28)-
3 《密輸人の驚き
2 《地球最強のヒーローたち
4 《ワールド・ウォー・ハルク
-呪文(9)-
2 《焼きつけ
4 《炎魔法
3 《栄光ある腐朽
2 《食らいつく変わり身
3 《呪詛の壊し屋
1 《鋭い目の管理者
-サイドボード(15)-
Melee より引用)

 

 

 スタンダード、グルール(赤緑)カラーのランプデッキ!土地やクリーチャーでマナ加速して重いカードを叩きつけ、そのカードパワーで圧殺を狙うのがランプデッキだ。《ラノワールのエルフ》《フェンリル召喚》《ホーントウッドの大主》と、序盤からマナを増やしていく手段が豊富に用意されている。これらを経由して早いターンに《ワールド・ウォー・ハルク》を設置するのがデッキの狙いであるわけだが、以前よりこの手のランプデッキは組まれていた。手札からクリーチャーを2体戦場に出す《密輸人の驚き》があるからで、これを用いれば6マナで合計二桁以上のマナのクリーチャーを戦場に降臨させることも可能だ。《ワールド・ウォー・ハルク》が入ったことでコスト踏み倒し手段が増えて、より安定して大物を繰り出せるようになり、ランプデッキはクールに強化されていたのだな。

 《宝物庫生まれの暴君》や《暴走暴君、ガルタ》といった緑の巨大恐竜らに加えて、《終わらぬ歌、ウレニ》、そしてマジックにおける巨大クリーチャーの代名詞《大祖始》まで採用されているのが超クール!これらは赤であり緑であるので、多色でありながら《ワールド・ウォー・ハルク》で唱えられ、プロテクションを持つので対象を取る方法では除去することは不可能に近い……ブロックもされにくく、パワー10という超打点で、一瞬で勝負を決めてくれることだろう。すっかり見慣れた《大祖始》のカードテキストも、改めてみれば「プロテクション(すべて)/Protection from everything」ってマジクールだよな……。

 

 《密輸人の驚き》を使ったランプデッキの友といえば《峰の恐怖》!このドラゴンは、クリーチャーが戦場に出ることでそのパワー分のダメージを発生させる。大型クリーチャーと組み合わせることでそのカードパワーを存分に発揮する、この手のデッキに欠かせないクールすぎる1枚だ。

 《峰の恐怖》は大型クリーチャーを同時に戦場に出す手段と相性が良いのは言うまでもない。そしてその枠も新カードが担ってくれる……《地球最強のヒーローたち》!ライブラリーの上から8枚見て、その中からクリーチャーを戦場に出すソーサリー。通常は1枚を選ぶ形になるが、チームワーク状態で唱えれば8枚の中にあるクリーチャーを望むだけ出せるようになる。チームワークのコストはパワー5になるようにクリーチャーをタップすること。通常のデッキでは難しいかもしれないが、あれもこれもデカいこのデッキでは1体寝かせるだけで事足りてしまう。8枚のカードの中に、《峰の恐怖》を含むクリーチャー複数体が居れば……一瞬で対戦相手のライフを焼き尽くしてゲームエンドも起こり得る。《ワールド・ウォー・ハルク》同様、夢とロマンに溢れた最高にクールな《地球最強のヒーローたち》、これらのカードで大物を戦場に繰り出そう!

 お気に入りの作品がカードになるという、クールな体験。今後もそれを味わう機会があると思うと、胸が高鳴る。明日への活力が湧いてくる!マジックはクールなコンテンツとして、いつも我々を支えてくれているのだ…というわけで今週はここまで。Stay cool! HULK SMASH!!

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