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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

プロツアー優勝、ドラフトデッキとネオブランドをまとめて紹介!(リミテッド&モダン)

岩SHOW
市川ユウキ/Yuuki Ichikawa
プロツアー『マジック:ザ・ギャザリング | マーベル スーパー・ヒーローズ』 / ブースタードラフト(2026年7月17日~7月19日)[MO] [ARENA]
1 《ロス・ディアブロス・ミサイル基地
1 《サブテラニアの洞窟
1 《
6 《
7 《
-土地(16)-

1 《ロキ・ラウフェイソン
1 《アントマンの軍勢
2 《ゴリラのゲリラ
1 《プリンス・オブ・パワー、ハーキュリーズ
1 《サヴェッジ・ランドのケイザー
2 《ワンダゴアの騎士
1 《内に潜む怪物、ミスター・ハイド
1 《ペット・アベンジャーズ
1 《サヴェッジ・ランドの恐竜
1 《翠色の守護者、シーハルク
1 《潜伏スクラル
1 《死を配る者、ブルズアイ
2 《ガンマ線の巨人、ハルク
1 《壊し屋、レッキング・クルー
1 《ヴィジョン
-クリーチャー(18)-
2 《ハルクスマッシュ!
1 《リパルサー・ブラスト
1 《チーム戦術
1 《ハジけたるでぇ!
1 《迅速な救助
-呪文(6)-
1 《ヒドラのエージェント
1 《ホークアイの弓
1 《レッド・ハルク
1 《超高速
1 《ダメージ・コントロール社召集
1 《王国の簒奪
1 《超人精神科医、ドク・サムソン
1 《新星の猛者、ハルクリング
1 《パワフル・ブローカー
1 《サヴェッジ・ランドの恐竜
1 《蟻軍団の指揮官、アントマン
1 《先陣を行く者、ブラックパンサー
1 《A.I.M.のシンソイド
1 《S.H.I.E.L.D.のヘリキャリア
1 《ダウスィーの虚空歩き
-サイドボード(15)-
 

 「瀬畑」の愛称で知られる市川ユウキ選手が、テーブルトップのプロツアーで10年ぶりのTOP8入賞、プロツアー・サンデーと呼ばれる決勝ラウンドに進出!今回の決勝ラウンドは特別仕様、いつものように構築ラウンドで使用したデッキでの対戦ではなく……トップ8メンバーでドラフトを行い組み上げたデッキで対戦するという、リミテッドで頂を争うものになった。『マジック:ザ・ギャザリング | マーベル スーパー・ヒーローズ』という夢のコラボセットだからこその粋な計らいだ。その特殊な決勝ラウンド3回戦を勝ち抜き頂点に立ったのがこのデッキ……赤と緑を基調に、《壊し屋、レッキング・クルー》をタッチした構成だ。特にインパクトを放つのは《ガンマ線の巨人、ハルク》2枚!素のサイズも6/5なら、パワーアップすると11/10という規格外の戦力に!このハルクを筆頭に、緑の優秀なスペックの戦闘要員が並ぶが、剛腕だけでなくシステム面でも強力なデッキだ。

 1枚目にピックした《サヴェッジ・ランドのケイザー》や《内に潜む怪物、ミスター・ハイド》など、アドバンテージをもたらすクリーチャー達が、ハルクたちが暴れ回るための下地を作る。逆にハルクたちがデカすぎて、そこに除去を使わざるを得ず……撃ち漏らしたこれらのシステム担当が、対戦相手との物量差を生み出して勝利に貢献していた。中でも大車輪の活躍を見せたのは《死を配る者、ブルズアイ》!彼が与える2点ダメージが対戦相手のクリーチャーらを仕留め、最後優勝の瞬間もこのブルズアイで本体に与えたダメージにより演出されたものだった。ヒーローもヴィランも、マーベルのキャラクターがプロツアーの歴史に絶大なインパクトを与えた。この激闘の決勝ラウンド、観ていない方はアーカイブで要チェック!

 さて、そんなドラマチックな決勝ラウンドに至るまでの予選ラウンド。合計16回戦のトーナメントは、ドラフトラウンドが合計6回戦・モダンによる構築ラウンドが計10回戦という内訳だった。久しぶりにプロツアーでプレイされたモダン…それもまたドラフトと同じくらいエキサイティングなものだった。というわけで構築フォーマットのデッキを取り上げる当コラムとしては、そちらのデッキももちろんご紹介させていただこう。市川選手が使用した「ネオブランド」こと「シミック新生化」だ!

市川ユウキ/Yuuki Ichikawa - 「シミック新生化」
プロツアー『マジック:ザ・ギャザリング | マーベル スーパー・ヒーローズ』 / モダン(2026年7月17日~7月19日)[MO] [ARENA]
1 《耐え抜くもの、母聖樹
1 《繁殖池
1 《溢れかえる岸辺
2 《
3 《迷路庭園
1 《
4 《霧深い雨林
1 《沸騰する小湖
1 《吹きさらしの荒野
-土地(15)-

4 《アロサウルス乗り
1 《偉大なる統一者、アトラクサ
2 《フレイアリーズの信奉者
1 《忍耐
2 《気前のよいエント
2 《暴走暴君、ガルタ
1 《グリセルブランド
1 《わめき騒ぐマンドリル
1 《終わらぬ歌、ウレニ
1 《歓楽の神、ゼナゴス
-クリーチャー(16)-
1 《橋仕掛けの戦い
4 《記憶への放逐
4 《異界の進化
2 《自然の要求
4 《新生化
3 《否定の契約
4 《次元の創世
1 《定業
4 《召喚士の契約
2 《夏の帳
-呪文(29)-
1 《忌まわしき眼魔
1 《大修道士、エリシュ・ノーン
1 《わめき騒ぐマンドリル
1 《洪水の大口へ
4 《神秘の論争
2 《自然の要求
1 《否定の契約
2 《稲妻罠の教練者
2 《夏の帳
-サイドボード(15)-
 

 ネオブランドとは《新生化》と《グリセルブランド》を併せたアーキタイプ名だ。《新生化》は追加コストとしてクリーチャーの生け贄を要求するソーサリー。その生け贄のマナ総量に+1したコストのクリーチャーを、ライブラリー空探し、+1/+1カウンターを乗せて戦場に直接出せるというものだ。このカードと組み合わせるのが…《アロサウルス乗り》!これはマナ総量7のクリーチャーではあるが、1マナも払わずに唱えることが可能だ。手札から緑のカードを2枚追放するという、大きな出費にはなるが…ともかくマナ不要で7マナのクリーチャーを戦場に出せる。それを餌に《新生化》を唱えて、8マナのクリーチャーを…アーキタイプ名にもなっている《グリセルブランド》や《偉大なる統一者、アトラクサ》を戦場に繰り出せば、ドローや手札補充の能力で、《アロサウルス乗り》のための損失はリカバリーできるどころか、大きく手札が増えることになる。その上でパワー8の飛行や絆魂などのキーワード能力を持った巨大戦力が手に入る……これが早ければ2ターン目に決められる!爆発的な威力を誇るコンボ、これが「ネオブランド」だ。

 

 《新生化》に加えて同様の勝利を行う《異界の進化》、《アロサウルス乗り》などをサーチできる《召喚士の契約》とパーツも水増しされているのがこのコンボの特徴。そして《召喚士の契約》は緑のクリーチャーを何でも手札に加えられる……ということで、《新生化》から《暴走暴君、ガルタ》を繰り出すパターンも。これは手札にあるクリーチャーを望むだけ戦場に出すことが可能で、契約により手札に持ってきたクリーチャーをガルタで叩きつけるという動きが狙える。

 その際に繰り出すのが《歓楽の神、ゼナゴス》だと…この神は戦闘開始時にクリーチャーのサイズを倍ほどに強化し、その上で速攻を持たせる!ガルタが24/24速攻トランプルになったり……あるいはプロテクションにより除去されにくい飛行持ちの《終わらぬ歌、ウレニ》がパワー20になったりして……とにかく瞬間的に相手のライフを吹き飛ばして勝利することが可能!手札が十分にあり、このムーブを決める隙があれば一瞬で削り切り……そうでなければ《グリセルブランド》らでアドバンテージを確保しても良い。この辺のアドリブの効く感じも、「ネオブランド」の強みでありこのコンボならではの魅力だ。

 モダンを強力コンボ「ネオブランド」で駆け抜け、決勝ラウンドでハルクたちと共にビートダウンを決めた市川ユウキ選手がプロツアー『マジック:ザ・ギャザリング | マーベル スーパー・ヒーローズ』のチャンピオンだ!いつもフレンドリーな彼の活躍を、現地で、オンラインで、観続けてきた一ファンとして、祝福の気持ちを込めてデッキ紹介をさせていただいた。おめでとう!いやぁ、その言葉しか出てこないねぇ。ただただ、凄かった。

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