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グランプリ・京都2018

戦略記事

メタゲームブレイクダウン:モダン in グランプリ・京都2018

by Yuichi Horikawa

 魔境ともささやかれ、アーキタイプの非常に多いモダン環境。

 このグランプリ・京都2018でも、チーム戦とはいえ、この環境はもちろん健在です。

 多くのアーキタイプが存在するこのモダン環境の中から、2日目に残ったチームのプレイヤーはいったいどんなデッキを使用したのでしょうか?

 757チームの中から、2日目に残った92チームのモダンデッキのアーキタイプリストがこちらです。

デッキタイプ 使用者数 占有率
タイタン・シフト 8 8.70%
バーン 8 8.70%
白青コントロール 7 7.61%
親和 7 7.61%
ホロウワン 7 7.61%
5色人間 6 6.52%
緑単トロン 6 6.52%
グリクシス・死の影 5 5.43%
死せる生 5 5.43%
ジャンド 5 5.43%
エルドラージ 4 4.35%
白緑カンパニー 4 4.35%
黒緑トロン 3 3.26%
呪禁オーラ 3 3.26%
アイアンワークス 2 2.17%
青単トロン 2 2.17%
アブザン・カンパニー 2 2.17%
テゼレッター 2 2.17%
ドレッジ 2 2.17%
青赤ストーム 1 1.09%
アドグレイス 1 1.09%
エターナルブルー 1 1.09%
エルフ 1 1.09%
合計 92  

 意外にも最も使用者が多かったのは「タイタン・シフト」でした。《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》をフィニッシュ手段にしたデッキです。

 このデッキは、モダン環境においてかなり古くからあり、強力ではあるが使用者が一番多くなる結果は、意外の一言につきます。

 また、これと同率だったのが「バーン」でした。こちらは、直近のプロツアーであるプロツアー『イクサランの相克』でも、22名を2日目に送り出したデッキです(参考記事)。

 共通して言えることは、どちらのデッキも勝ちに一直線に向かっていくタイプのデッキだということです。今回がチーム戦ということもあり、ブンまわりが強いデッキを選んだプレイヤーが多かったのかもしれません。

 上記と同じ理由から、「ホロウワン」も7名と非常に使用者の多いデッキでした。《虚ろな者》が世に放たれた後、Magic Onlineで名をあげたこのデッキは、グランプリでの使用率上位になるほどに出世したと言えます。

 さらに、同じ使用者数だった「青白コントロール」は《精神を刻む者、ジェイス》がモダンで解禁されたことが後押しとなったデッキでした。使用者7名中5名がメインデッキに《精神を刻む者、ジェイス》を採用しており、今後の活躍も気になるデッキですね。

 関西のモダンメタゲーム的に多いと思われたトロンは、「緑トロン」が1番人気となり、次いで「黒緑トロン」、「青単トロン」と続き、「トロン」という大きいアーキタイプで見ると使用者は11名と、そこまで多く2日目に残れなかった印象を受けました。

 最後にもっとも意外だったのは、多くの少数派のアーキタイプが存在するかと思われたモダンにおいて、使用者1名のアーキタイプが「青赤ストーム」「アドグレイス」「エターナルブルー」「エルフ」と4つだけだったことです。

 今回がチーム戦ということもあり、奇をてらったデッキよりは強いデッキや使い慣れたデッキを使用するプレイヤーが多かった結果かもしれません。

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RESULTS

対戦結果 順位
14 14
13 13
12 12
11 11
10 10
9 9
8 8
7 7
6 6
5 5
4 4
3 3
2 2
1 1

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