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グランプリ・神戸2014

戦略記事

モダン手練のデッキ選択は?

By Sugiki, Takafumi

 ここでは、プロツアー『タルキール覇王譚』予選通過者のショートインタビューをお届けしよう。

 プロツアー『タルキール覇王譚』予選のレギュレーションはモダンであった。

 昨今参加者数が増え続ける厳しい予選を勝ち抜いて権利を獲得したプレイヤーたちは、このモダン環境において実績を残した手練のプレイヤーといえる。

 それらのプレイヤーのインタビューからモダンを制するコツを学んでみたい。

ユン スハンの場合

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 6月7日、日本で行われた最初のプロツアー『タルキール覇王譚』予選を通過したのは、デッキ構築力、とくにコントロールデッキの構築に評判のあるユン スハンであった。果たして彼の選択は?

■プロツアー予選を抜けた際のデッキは?

 バントタッチ黒の4色《出産の殻》デッキ。

■今回のデッキ選択は?なぜそのような選択を?

 今回も《出産の殻》。ただし、プロツアー予選のときからカードは4〜5枚程度入れ替えた。

 このデッキを選択した理由は、自分が一番使いやすいデッキだから。

(笑いながら)《出産の殻》デッキを使うのは、息をするよりは難しいけど、ナイフとフォークを使うよりは簡単かな。

■モダンのデッキ選択、プレイにあたって気をつけるべきところは。

 スタンダードよりはキルターン(勝負がつくターン)が早いため、キープ基準が違う。

 特に後手ではシビアにマリガンをすることが求められる。

■普段の練習はどのようにしている?

 普段は、一人回しが中心。たまに晴れる屋トーナメントセンターでの大会に出て、実戦での感触を試したりもする。

■今回のグランプリ、プロツアー『タルキール覇王譚』での目標は?

 グランプリはトップ8、プロツアーではトップ25が目標。


 多くの人が使いこなすのは難しいと言う《出産の殻》。

 これをナイフとフォークを使うより使うのが簡単と言ってのけるところはさすがである。


村栄龍司の場合

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 7月21日、名古屋で行われた予選を抜けたのは、村栄 龍司であった。今回は、BIG MAGICのカバレージスタッフとして、グランプリを裏から盛り上げている。

■プロツアー予選を抜けた際のデッキは?

 《アーティファクトの魂込め》入り親和。

■今回はもし出るとするならば、どのようなデッキで出た? その理由は?

 今回も親和で出たと思う。

 親和には明確な対策カードがあり、かつそれが使われている。そんな中でも勝ち続けているということは、デッキとしての底力が対策を乗り越えるだけのものがあると思うから。

■モダンのデッキ選択、プレイにあたって気をつけるべきところは?

 やり込みが出やすい。強いデッキを選び、やり込み続けることで、徐々にではあるが着実に強くなれるフォーマット。

■普段の練習はどのようにしている?

 プロツアー『ギルド門侵犯』でご一緒した馬場さん(グランプリ・横浜2010 トップ8等)などと自宅で練習している。

■今回のグランプリ、プロツアー『タルキール覇王譚』での目標は?

 グランプリはカバレッジ班として精一杯盛り上げること。プロツアーでは前回が8勝8敗だったので、それを超えたい。


井川良彦の場合

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 土浦で行われた予選を通過したのは、プロツアートップ8経験もある井川 良彦であった。果たして彼の選択は?

■プロツアー予選を抜けた際のデッキは?

 緑黒。

■今回のデッキ選択は? なぜそのような選択を?

 今回のデッキは緑黒タッチ白。環境にあるデッキの中で一番バランスがとれているデッキだと思う。

 また、《思考囲い》から《タルモゴイフ》、《ヴェールのリリアナ》につなげるデッキは昔から慣れている。

■モダンのデッキ選択、プレイにあたって気をつけるべきところは。

 どのデッキも強い。あとは、選んだデッキを使い込んでいかに間違えないかの勝負。

■普段の練習はどのようにしている?

 Magic Online。晴れる屋トーナメントセンターでの大会。

■今回のグランプリ、プロツアー『タルキール覇王譚』での目標は?

 グランプリはトップ8、プロツアーでは次のプロツアーの権利が出るライン。


永井守の場合

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 京都予選を通過したのはプロツアートップ4の経験もある永井 守。

■プロツアー予選を抜けた際のデッキは?

 緑黒タッチ白

■今回のデッキ選択は? なぜそのような選択を?

 今回も緑黒タッチ白。普通にデッキが強い。緑黒では通常不利がつく親和も、タッチ白で《未練ある魂》と《石のような静寂》を入れることで相性を相当改善できている。

■モダンのデッキ選択、プレイにあたって気をつけるべきところは。

 とにかくやり込みが大事。モダンシーズンになってからは、関東のモダンの大会を行脚しながら調整を重ねてきた。

■普段の練習はどのようにしている?

 同じショップを使っているメンバーで調整を重ねている。

■今回のグランプリ、プロツアー『タルキール覇王譚』での目標は?

 グランプリはトップ8、プロツアーではトップ25が目標。


和田寛也の場合

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 8月10日、東京・板橋で行われたプロツアー『タルキール覇王譚』予選、勝ち残ったのは、和田 寛也。

■プロツアー予選を抜けた際のデッキは?

 マーフォーク

■今回のデッキ選択は?なぜそのような選択を?

 今回もマーフォーク。プロツアー予選を抜けたときに比べ、《はらわた撃ち》を増やした。

 緑黒が優位な中、緑黒に強い戦略としてライフを攻めること、土地を攻めることが挙げられる。

 そのため、ライフ、土地を攻めつつ、ライフ、土地を攻められにくいデッキを選択したいと考えており、それに適合したのがマーフォークであった。

■モダンのデッキ選択、プレイにあたって気をつけるべきところは。

 デッキのアーキタイプが多い。そのため、特定のデッキにというよりは、先ほど述べたような相手の戦略に対して強いデッキを選ぶというのが大事。

■普段の練習はどのようにしている?

 一人で調整をしていることが多い。

■今回のグランプリ、プロツアー『タルキール覇王譚』での目標は?

 グランプリはフィーチャーに呼ばれること、プロツアーではトップ25が目標。


マツモトユウキの場合

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 8月17日、晴れる屋トーナメントセンターで行われた日本最後のプロツアー『タルキール覇王譚』予選。勝ち残ったのは、マツモトユウキであった。

■プロツアー予選を抜けた際のデッキは?

 トリコデルバー

■今回のデッキ選択は? なぜそのような選択を?

 今回もトリコデルバー。メインは全く変えず、サイドボードを数枚いじった程度。

 モダンはいろんなデッキがあるため、ビートダウンがどのデッキに対しても明確かつ信頼できる勝ち手段。

 また《血清の幻視》が強いと思っており、それらをいちばん自然な形で組み込んだ既存のデッキは青赤デルバーであった。ただし、青赤デルバーはクリーチャーの線が細いため、そこに《聖トラフトの霊》と白の優良なスペルを足した。

■モダンのデッキ選択、プレイにあたって気をつけるべきところは。

 デッキのアーキタイプが多いため、相手のデッキについて予想を立てにくい。

 そのため、自分の動きが強いデッキを選ぶべきであり、特定のデッキを対策したデッキは難しい。

■普段の練習はどのようにしている?

 MOと脳内で練習している。

■今回のグランプリ、プロツアー『タルキール覇王譚』での目標は?

 グランプリはトップ8、プロツアーではトップ25が目標。

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