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『ラヴニカの献身』プレリリース入門

Gavin Verhey
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2019年1月15日

 

 君はどのギルドに献身する?

 ラヴニカ次元はギルドを中心に回っている。それぞれ2色の組み合わせを持つ人気のギルドに、君自身も所属するんだ。『ラヴニカのギルド』では、10のギルドのうち5つが登場した。そして『ラヴニカの献身』では残りの5つが出揃うぞ!

 アゾリウス。オルゾフ。ラクドス。グルール。シミック。5つのギルドはそれぞれ独自のメカニズムを持ち、魅力的なカードが詰まっている。

 ではそれらの新カードを学ぶのにうってつけの場所は? もちろんプレリリースだ!

 プレリリースは、マジックの最新セットを試せる――そして5つの新ギルドを調査できる最初の機会だ。新しいカードの感触を確かめるためにも、ぜひ参加したいところだね。習熟度がどうあれ、マジックとの付き合い方がどうあれ、プレリリースは誰にとっても絶対に逃せないイベントなんだ!

 さて、そこでは一体何が行われるんだろう? ぜひこのまま読み進めてくれ!

ラヴニカのプレリリース

 プレリリースは、数あるマジックのイベントの中でも私のお気に入りだ。私はこれまでの人生の中で、その時々で世界中のどこにいても、近くで開催されるプレリリースに参加してきた。何も私だけの話じゃない――長年のベテランから始めたばかりの初心者まで、きっと多くのマジック・プレイヤーがそうだろう! プレリリースは最も人気のあるイベントなのだ。

 それはなぜかって? プレリリースはマジックを楽しむ最高の手段のひとつだからさ!

 こんなイベントは他にないよ。全員が一斉に席について、新しいカードの数々を手に取り、それらの使い道を見出す。みんながカジュアルな雰囲気で楽しみ、マジックの最新セットへの興奮と、あふれんばかりのエネルギーを共有するんだ!

 私が初めてプレリリースに参加したのは11歳のときで、このイベントはたちまち私を夢中にさせた。それから17年を経た今でもまだ、その想いは変わらないよ――プレリリースは最高だ!

 すでにシールドデッキの経験を積んでいる人は、次の項まで読み飛ばしてくれても構わない。そこでは、最寄りのお店で楽しめるであろう、『ラヴニカの献身』ならではの特別なことについて語ろう。だがシールドデッキという広大な世界を知るのは初めてだという方や、もうちょっとアドバイスが欲しいという方は、ぜひこのまま読み進めてくれ。

 オーライ。それじゃあ、まずは一番大事なことからいこう。プレリリースを開催している場所を見つけるんだ! 何はともあれ、プレリリースへ行けなければ楽しめないからね。さてどうすればいいのだろう?

 特に行きつけの店舗がないなら、店舗イベント検索を使って、最寄りの店舗を探すのをお忘れなく! 店舗では事前登録も行なわれているかもしれない。プレリリースは私たちが提供するイベントでも最も人気のあるもののひとつなので、その店舗で参加するのに事前登録が必要かどうかを確かめておくことをお勧めしよう。イベントが満員だとわかるのが、会場を訪れてプレイできないことを知ってからというのでは全くもって遅すぎるので、先を見ておくに越したことはない。

 参加できる店舗は見つかったかな? 素晴らしい!

 それじゃあ今度は、イベントに向けて準備を進めよう。このイベントではその場で手に入れたカードを使ってデッキを組むことになるのだが、それだけではなく、他にもやれることはたくさんある。

 ラヴニカへの旅に必要な道具をすべて用意するんだ! 例えば、ラウンドの合間に遊ぶためのスタンダードのデッキやトレード用のバインダー、ライフを記録するためのペンと紙、そして飲料水もあるといいかもしれない。

 プレリリースの1回のイベントは約4~5時間を要するから、当日はイベントを最後まで楽しめるように、しっかり時間を確保しておこう。それから、「腹が減っては戦はできぬ」と言うし、リンゴやプロテイン・バーのような軽食を持っていくのもいいアイデアだね。(軽食については、行く予定の店舗の確認もしておこう――もしかしたら会場で販売しているかもしれないぞ!)

 うん、こんなところかな。行くべき店舗は地図上に見つけたし、必要なものはすべて詰め込んだね。あとはラヴニカについての知識を更新しておくといいだろう。それからもちろん、『ラヴニカの献身』カードイメージギャラリーには目を通して、素晴らしいカードの数々を確認しておこう。また、マジックのイベントがどういうものなのか知りたい方は、私が書いた「初めてのイベント」という記事をぜひ読んでみてくれ。

 これで全部揃ったね! それじゃあ次は、実際にパックを開封しよう!

献身を誓う

 『ラヴニカの献身』プレリリースには、通常のプレリリースとちょっと変わった点がある。だから初心者もベテランも一緒に、今回ならではの特徴を詳しく見ていこう!

 ご存知の方もいると思うが、ラヴニカはギルドを中心に回っている。

 おさらいしておくと、ラヴニカには「ギルド」と呼ばれる2色の陣営が10個ある。そしてギルドはそれぞれ、独自の考え方やメカニズム、プレイ・スタイルを持っている。『ラヴニカの献身』では、10個のうち5つのギルドが登場する。立法者たる白青の「アゾリウス」、悪徳教会たる白黒の「オルゾフ」、狂気のエンターテイナーたる黒赤の「ラクドス」、粗暴で野性味あふれる赤緑の「グルール」、そして生物学者たちの集まりである青緑の「シミック」だ。

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アゾリウス評議会

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オルゾフ組

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ラクドス教団

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グルール一族

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シミック連合
 

 君に合うギルドはどれかな? どれにしようか迷っているなら、ギルド診断を受けてみよう!

 所属するギルドはとても大切だ。なにせ今回のプレリリースでは、実際にギルドを選ぶんだから!

 参加登録時に、君は5つのギルドから1つを選ぶ。(ただし各ギルドの枠には限りがあるから、お気に入りを選べるように必ず事前登録をしよう!)例えば、君が私と同じアゾリウス好きだとしよう。するとこんな感じのデッキボックスが手に入る。(編訳注:以下、画像は英語版のものです。)

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 中には通常の『ラヴニカの献身』ブースターパック5個と、さらに特別な「イベント用ブースターパック」も入っている。イベント用ブースターパックには、8種類のレアや神話レアの中から選ばれた「プレリリース・カード」1枚と、選んだギルドの2色でデッキを組むための柱となるカードがたくさん封入されている。出てきたレアや神話レアを中心にデッキを組めるようテーマに沿った内容になっているから(もちろんマナ基盤を安定させる手段もあるぞ!)、きっと君のデッキの力を最大限に引き出す助けになるはずだ。

 さて、アゾリウスを選んだ人は、他にも以下のようなグッズが手に入る。

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 最高だね! アゾリウスでの仕事を始めるのに必要なものが全部揃っている。中でも「マジック:ザ・ギャザリング アリーナ」で使えるプロモコードをお見逃しなく――コードを入力すると、「MTGアリーナ」のドラフトを1回参加費無料で楽しめるぞ。(「MTGアリーナ」が未体験だという方は、ぜひプレイしてみてくれ。)

 それから、立法者としての人生に魅力を感じない方のために、他の4ギルドのプレリリース・パックもお披露目しよう。(うーん、そういう人に対する法律も作る必要があるかもね。)

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 きっとお気に入りのギルドを選ぶ助けになっただろう! どれも素敵だね。

 だがもちろん、何よりも大事なのはブースターパックだ。次は、それらをどうすればいいのか教えよう!

ギルドへの入り口

 まず最初にすることは、パックの開封だ! そうすると、カードの束を手にすることになる。

 さて……それから何をする?

 もちろん、デッキを作成する時間だ!

 シールドデッキは、普通のデッキ作成とは少し違うところがある。目の前にあるカードのみを使ってデッキを作成し、そこへ基本土地を好きなだけ加えて完成させるんだ。また、最少枚数が60枚である普通の構築デッキと異なり、デッキは40枚以上であればいい。

 はじめに取り組みたいのは、使う色を見極めることだ。幸いにも、今回のプレリリース・パックなら色決めは簡単だ。イベント用パックがあるからね! 私からも、選んだギルドの2色にこだわることをおすすめしよう。(ただし、マナ基盤を安定させる手段が豊富にあるなら3色目をタッチするのもいいだろう。)

 それでも他の色を見てみたい場合は、以下のことに注目してみてくれ。

  • 心惹かれる本当に強力なレアがある
  • 対戦相手のクリーチャーに対処できる、「除去」カードが多くある
  • 優秀なカードがたくさんある
  • 「マナ・カーブ」が優れている――つまり、さまざまなコストのクリーチャーが豊富にある

 これら4つがすべて満たされていれば理想的だけれど、2つか3つでも充分だろう。

 さて、方法はどうあれ、使うカードは絞る必要がある。プレリリース中に困ったことがあったら、周りのプレイヤーに気軽に声をかけて教えてもらおう。(プレリリースでは周りのプレイヤーに教えてもらうことができるんだ――このイベントに参加しているプレイヤーは、みんなでイベントを楽しむために力を尽くしてくれるはずさ!)

 使う色は決まったね。では、すべてのカードを精査して、デッキに採用したい22~23枚のカードを決めるためにはどうしたらいいだろう?

 デッキを絞り込む助けになる方法を伝授するぞ!

 まずは、クリーチャーをマナ・コスト順に並べてやろう。こうすることで、ゲームのどの段階でそれぞれのクリーチャーを唱えられるのかが分かりやすくなる。(この時点では、クリーチャー・カードと、必要なマナに届いたらすぐにプレイしたいようなカードだけを並べるほうがいい――例えば、《情熱的な扇動者》は通常2ターン目に唱えることになるが、《略式判決》は2ターン目の行動として優先されるものではないだろう)。

 クリーチャーの「マナ・カーブ」を整えるのは、うまく動くシールド・デッキを作るにあたって極めて重要なものだ。カーブの1か所に大量のカードが偏らないようにしよう。序盤で軽いものを、終盤で重いものをプレイできるような良い配合にすることが大切だ。リミテッドのごく一般的な基準として、私は以下のようにクリーチャーを採用したいと考えている。

  • 1マナ: 0~2枚
  • 2マナ: 4~6枚
  • 3マナ: 3~5枚
  • 4マナ: 2~4枚
  • 5マナ: 1~3枚
  • 6マナ以上: 0~2枚
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 これが絶対というわけではないが、良い出発点にはなる。お気に入りを選んで、これらの数になるまでクリーチャーを絞り込もう。

 さて、核となるクリーチャーの基盤を見定めたね。次は呪文を加えよう! 選んだ色からお気に入りのカードを抜き出し、デッキを22~23枚にしていく。これで、呪文の準備もばっちりだ。

 数々の呪文の中でも、「除去呪文」と呼ばれるものは一番欲しいところだ――除去呪文とは、対戦相手のクリーチャーを恒久的に無力化するもののことだ。ダメージによって破壊するもの、タップしたままにするもの、もちろん直接破壊するものもあるぞ。マジックのシールドデッキの中心になるのは、やはりクリーチャーだ。だから、選んだ色に合うカードで対戦相手のクリーチャーに対処できるものは、ぜひ採用しよう。

 マナ・カーブについてもっと学びたいなら、マナ・カーブの組み立て方について書いたこちらの記事を読んでみてくれ。

 もっとヒントが必要かな? 以下に、デッキ作成の際に心に留めておきたい事項をいくつか挙げておこう。

  • 40枚を超えたデッキを使うこともできるが、可能な限り40枚ちょうどに強くこだわるべきだ。41枚目以降のすべてのカードは、デッキに入れた素晴らしいレアを引く確率を下げてしまうだろう!
  • 検討すべき土地の比率は、概ね土地17枚と、土地以外23枚にすべきだ。100%当てはまるものではないが、ほとんどのリミテッドのデッキはこの比率に収まり、大抵の場合、私もそうしている。
  • 低コストのカードと高コストのカードを組み合わせよう。軽く、小さいクリーチャーだけにした場合、たった1枚の大きなクリーチャーで止められてしまう。また全部を重く、大きなクリーチャーにした場合、それらを唱える前に勝負を決められてしまう恐れがある。2マナ、3マナ、4マナ、5マナのクリーチャーを含んだ構成にこだわろう。シールドデッキの勝ちゲームの多くは、第2~3ターンから毎ターン続けてクリーチャーを唱えることによって得られるのだ。
  • 回避能力が重要だ! シールドデッキのゲームでは、両方のプレイヤーが大量のクリーチャーを持ちながらも、しかしどちらもうまく攻勢に出られない、という膠着状態に陥ることがある。飛行のような能力を持つクリーチャーは、こうした膠着状態を打破できるようにしてくれる。
  • ラヴニカにはマナ基盤を安定させる手段が豊富にある。「ギルド門」や「ロケット」が手に入れば、3色目をタッチするのも可能だ。それでも、君が熟練のベテラン・プレイヤーでないなら、多くても3色までにしておこう。どんなに魅力的でもね!
  • 他のマジックのフォーマットと異なり、シールドデッキの試合展開は遅くなりがちだ。組み上げたデッキが長期戦で強いものなら、先攻より後攻を選んだ方がカードを1枚多く引けて有利な場合もある。

双頭巨人戦

 店舗によっては、シールドデッキの中でも「双頭巨人戦」と呼ばれる形式を開催しているところもある。これは2人のプレイヤーがチームを組んで、他のペアと対戦するものだ。各ペアは2個のプレリリース・パックを受け取り、そこからデッキを構築する。(最近登場した『バトルボンド』を体験した人は、すでによく知っているかもね!)

 どうやって作ればいいかって?

 チームメイトと協力して40枚のデッキをふたつ作るようにすれば、きっと楽にできるだろう。そしてデッキ構築が終わったら、他のペアと1ゲーム先取の試合をする。

 双頭巨人戦のゲームはどうやって進めればいいのかって? 難しいことはないよ。クリーチャーや土地はチーム内で共有されないけれど、ライフは30点を共有する。ターンはふたり同時に進めることになり、それから攻撃やブロックもチーム単位で行うんだ! 双頭巨人戦の魅力は、勝つためにチームメイトとの協力が不可欠なところだ。

 双頭巨人戦についてもう少し踏み込んだことが知りたい? それなら、こちらのページを読んでみてくれ。

オープンデュエル

 一日中イベントでプレイするのが君のマジックの楽しみ方と合わない、あるいはあまり時間はないけれどもラヴニカを体験したいというなら、オープンデュエルに参加するという方法もある!

 この併催イベントでは、すぐに対戦できるカード60枚入りのプレインズウォーカーデッキを受け取り、それを使って他のオープンデュエルの参加者や、次のラウンドを待っているメイン・イベントの参加者と対戦できるんだ。これは、プレリリースが自分に合うイベントかどうかわからないなら、ちょっと試してみるのにいい方法だ。あるいはプレリリース・イベントに5時間いられない場合にもおすすめだぞ。オープンデュエルは好きなときにプレイできる。これも楽しいよ!

 お近くの店舗にプレリリースでオープンデュエルを開催するかどうか確認して、戦いに備えよう!

蓋を開けてみれば

 そう、開けるのはブースターボックスの蓋だ!

 プレリリースの新たな特典として、イベントでブースターボックスを手に入れられるようになった!

 そう、プレリリースに参加した人は、公式発売日より早くブースターボックスを受け取れる。いち早く家に持ち帰ることが(あるいはその場で開封も!)できるんだ。詳しくは店舗まで確認してくれ。

 また、プレリリースではプレインズウォーカーデッキも購入できる! オープンデュエルに参加する人もしない人も、気軽に手にとって遊んでみてくれ!

はちゃめちゃなメカニズム

 『ラヴニカのギルド』で登場するギルドは、それぞれ固有のメカニズムを持っている。学ぶべきことはたくさんあるぞ!

 それぞれのメカニズムを知りたい人は、ぜひマット・タバック/Matt Tabakのメカニズム記事を読んでみてくれ。

献身先を見つけよう

 やはり10のギルドが出揃ってこそ、ラヴニカの魅力がすべて引き出されるというものだ。これから個性豊かなカードが組み合わさり、結びつき、新たなデッキのアイデアを生み出すだろう。すべての材料は揃った――君の目で確かめるときだ!

 友人を集め、もう一度カードイメージギャラリーを見て、お近くの店舗で事前予約をして、万全の準備で楽しもう!

 何かご意見、ご質問は? 他に気になることはあるかな? みんなの話は大歓迎だよ! いつものようにツイートを送るかTumblrで質問してくれれば、必ずお答えするよ!(編訳注:英語でお願いいたします。)

 君たちのプレリリースが(ラヴニカ滞在が)最高のものになりますように。ギルドを選び、至福のときを過ごしてくれ!

Gavin / @GavinVerhey / GavInsight

(Tr. Tetsuya Yabuki)

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