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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

とことん!スタンダー道!スーペリア・リアニメイトと『マジック:ザ・ギャザリング | ホビット』期待の新カード(スタンダード)

岩SHOW

夏もスタンで!楽しもうぜ!

 毎日、エグイな……こうも気候が大変だと……生きているだけでエラい!日本の夏を生きている全員が偉大だ!だから正直、何もできなくても良いよ。こんなしんどい中、命を削ってまでやらないといけないことなんてない……でも、もし余裕があるなら……楽しいことをする体力があるなら!マジックやろう、スタンダードやろうぜ!

 ということでスタンダードをこよなく愛するプレイヤーに捧ぐ、デッキ紹介コラム「とことん!スタンダー道!」、スタンという道を突き進む……には暑すぎて大変なんで、無理せずちょっとずつ……自分のペースで付き合っていこう。今回は『マジック:ザ・ギャザリング | ホビット』参入前のスタンダードを紹介する最後の回になる。新環境前にデッキのおさらいいってみよう!

Watchwolf92 - 「スーペリア・リアニメイト」
Magic Online Standard Challenge 32 第11位 / スタンダード (2026年8月2日)[MO] [ARENA]
4 《始まりの町
4 《魂の洞窟
4 《繁殖池
3 《草むした墓
2 《湿った墓
3 《ウェイストウッドの境界
2 《
-土地(22)-

4 《不注意な読書家
3 《町の歓迎者
4 《並外れた語り部
3 《運命の執事、ジャズィ
1 《上げ潮、キオーラ
4 《スーペリア・スパイダーマン
2 《ウロボロイド
4 《ベイルマークの大主
4 《最後の贈り物の運び手
2 《簒奪者、アーデン
-クリーチャー(31)-
4 《迅速な救助
2 《ジャイアントビーバーとの対話
1 《浚渫機の洞察
-呪文(7)-
3 《放射線を浴びた蜘蛛
1 《不屈の屑鉄ボット
2 《ウロボロイド
3 《戦略的裏切り
3 《悪意ある競争心
2 《幽愁
1 《
-サイドボード(15)-
Magic Online より引用)

 

 

 「スーペリア・リアニメイト」!《スーペリア・スパイダーマン》が主役、これは墓地のクリーチャー・カードを追放し、それのコピーとなる能力を持っている。サイズはスーペリア自身の4/4のままなので、大型クリーチャーをただコピーしても美味しくはない。重要なのは能力だ。その点このデッキは抜かりがない……《最後の贈り物の運び手》をコピーする!これは戦場のクリーチャーを墓地に、墓地のクリーチャーを戦場にという大規模な入れ替えを行う、非常に強力な誘発型能力を持っている。

 この誘発には条件があり、それは「唱えた上で戦場に出た時」という縛り。運び手自身は8マナとずっしり重いため、そう簡単には達成できない条件だが、スーペリアでコピーすれば……計4マナで済む!なのであらゆる手段を駆使して墓地に複数体のクリーチャーを貯め、その中の運び手をスーペリアでコピー!対戦相手のクリーチャーをまとめて墓地送りにしつつ、自分の盤面にはズラリと並ぶ……さらに《簒奪者、アーデン》を絡めれば、デーモンに速攻などの能力も付与される。大ダメージでノックアウトなんてことも……。

 

 この豪快なコンボデッキ、重要なのはその下準備。墓地にどうやってクリーチャーを送り込むかはリアニメイト系デッキにとっていつの時代も乗り越えなければならない課題だ。様々なアプローチが取られてきたが、最近の「スーペリア・リアニメイト」ではまず切削……ライブラリーから墓地にカードを置く《町の歓迎者》や《ベイルマークの大主》の能力でガサッと墓地を肥やす。この夏はその切削枠に《迅速な救助》も加わり、より軽いマナで1ターン目から掘り進めることが可能になった。デッキの土地の総数も、この1マナでパーマネントを手に入れられる救助のおかげで少なくすることが可能になり、その分クリーチャーの密度が増えて切削の期待値も上昇!

 それから手札を捨てるという処理を行うカードも積極的に採用されている。《不注意な読書家》《並外れた語り部》のように手札を捨てて代わりの手札を手に入れる類のクリーチャーが、運び手やアーデンを墓地に置きつつスーペリアを手に入れる手助けをしてくれるのだ。《運命の執事、ジャズィ》は2枚引いて2枚捨てるという手札入れ替えとともに、フラクタルを生成する呪文も準備済みで駆けつける。いざという時はX体のフラクタルを生成して、相手の攻撃に耐えたり、グダグダのゲームでは余ったマナを注ぎ込んでフィニッシャーになることも?ともかくジャズィは人間であり、青のシングルシンボルであることが強い。スーペリアと共通のタイプであるので、《魂の洞窟》を4枚採用しても無理なく運用が可能という点がナイスなわけだ。

 

 以前のリアニメイトよりもクリーチャーの総数が増えたこのリスト。注目すべきは《ウロボロイド》……これをスーペリアでコピーすればパワー分の+1/+1カウンターをばら撒くので、いきなり各クリーチャーのサイズが4段階上昇!?という動きもゲームの決め手になり得るわけだが……そもそもコストも4と現実的なので、素出ししての運用も勿論狙える。上記の切削や手札を捨てることを担当するクリーチャー達が、これで強化されて……普通に殴り合いで戦える方向に調整されているのだ。

 サイドボードにもさらに追加の《ウロボロイド》が用意されており、これの意味するところは……「墓地対策どんとこい!」。最近はサイドのみならずメインデッキからも墓地を追放するカードを採用したリストが多く見られるようになり、リアニメイトプランがハマらないことも。サイド後は言うに及ばずだ。そんな中、スーペリアと同じ4マナという現実的なコストで、勝ち手段になる《ウロボロイド》に白羽の矢が立ったというわけ。墓地対策は万全という相手に対して、それをスカして盤面で押し切る!このように二段構えができるコンボは強い!

 

 最後にこの「スーペリア・リアニメイト」に採用できそうなカードという目線で『ホビット』のカードを眺めてみよう。《湖の町の統領》は、プレイヤーがダメージを受けるたびにライブラリーを切削するという面白い挙動を見せる。これは対戦相手のみならず自分も含まれているので、相手からの攻撃を受けつつ墓地をため込んで逆転を狙うムーブが可能だ。リアニメイトデッキであれば墓地7枚というドローの条件もそう難しいものではないだろう。

 それから《ホビットの公証人》……これの伝説でないコピーが2体戦場に出るという、これまたユニークな伝説のハーフリングだ。これが墓地にある時にスーペリアで対象にすると……4/4のスーペリアが3体並ぶことに!堅実で強そうなムーブで、しかもハーフリングの数だけマナを加える能力もあるので、さらなるビッグムーブに繋げられるかも!?というわけでこの夏期待が高まる「スーペリア・リアニメイト」のリストを紹介させていただいた。次回の「とことん!スタンダー道!」は『マジック:ザ・ギャザリング | ホビット』環境最初期のデッキをピックアップ予定だ!楽しみにしながらお盆休みを過ごして頂戴!それじゃ!

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