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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

今週のCool Deck:雷神ソーと夏期講習!講義デッキ(パイオニア)

岩SHOW


 『マジック:ザ・ギャザリング | ホビット』がマジックにやってくる!このセットも我々にクールな体験をもたらしてくれるのだろう。でもその前に……『マジック:ザ・ギャザリング | マーベル スーパー・ヒーローズ』環境最後のデッキ紹介をしておこう!このセットもビジュアル、カードデザイン、プロツアー……環境帰還自体は短かったが、たまらなくクールな思い出を提供してくれた。マジックのクールさを追い求めるコラムとして、このセットのことを語り尽くしたいところだが……限界というものがあるので泣く泣く絞ることにしよう。

 

 このセットを代表するカードをゲーム視点から決めるのであれば……《雷神、ソー》というチョイスに多くのプレイヤーは納得するはずだ。ソーは5マナ5/5に飛行と戦闘面でも優れ……そしてその能力もまさしく雷の神を体現したすさまじいものだ。戦場に出れば、インスタント、ソーサリー、あるいは装備品を墓地から唱えられる。それは誘発したターンの終了時までではなく、次のターンの終了時と猶予は長めの設定。詰まりマナがかつかつの状態でもとりあえず出しておいて次のターンに墓地のカードを唱えるというプランを取ったり、打ち消しなどのインスタントをこの能力の対象にして、相手のターンに構えるという動きも可能と、ただアドバンテージが稼げるだけでなく柔軟なのがクールだ。

 そしてソーはクリーチャーではない呪文を唱えることで、そのマナ総量分のダメージを任意の対象に与える。この能力は何回でも誘発するので……戦場に幾度も稲妻を落とすがごとくダメージをばら撒いて壊滅状態に追い込んだり、対戦相手のライフを焼き尽くしたり……またしく天下無双、機能しだすと手が付けられない、マジックの歴史でも類まれな最強クラスのクールな1枚だ!

 この《雷神、ソー》を用いるスタンダードのデッキが……各種の講義デッキだ。

 

 《火の技の修行》《飲めば潤う!》など講義というサブタイプを持ったインスタントとソーサリーを主軸に構成されており、それらで相手のクリーチャーを除去したり呪文を打ち消すなどコントロール的に立ち回る。そして講義が墓地に置かれていくことで《爆裂の技》のダメージが上昇したり、《積み重ねられた叡智》で手札に入るカードの枚数が増えるなどのボーナスを獲得していく……というのが講義デッキの狙いだ。

 そしてこの講義デッキのエンジンを担っているのが《発見の石板》!切削して墓地に落ちたカードをそのターンプレイ可能なので、運任せではあるが1枚のカードが2枚分以上の働きに繋がることも。そしてインスタントとソーサリー限定の赤マナ2つを加えるというブーストっぷり!こういったカードで固められた講義デッキに《雷神、ソー》がフィニッシャーとして採用されるケースが一般的になっている。講義呪文で相手の攻勢を捌いて、石板というマナ・エンジンの準備が整ったら……ソーを降臨させ、インスタントとソーサリーを唱え捲る!すると我らが雷神が黒焦げ焼野原をクールに作りだしてくれる!

 

 講義デッキにはいくつかバリエーションがある。青と赤の純正タイプ、白を足して《ジェスカイの啓示》を用いる者……さらに環境終盤には緑を足したティムールと呼ばれるクールなカラーリングが流行。ほぼ青赤の構成に足されているカードは《探索するドルイド》。これの出来事モードである《獣の探索》はカード2枚をプレイ可能にするアドバンテージ源であり、赤いインスタントなので石板のマナで唱えられるため、これも爆発的な手数を生み出す。そしてドルイド自身も呪文の連打でサイズアップして、ゲームを終わらせてくれる。アドバンテージ源がフィニッシャー兼ねる、クールで頼もしい1枚だ。

gazmon48 -
Magic Online Pioneer Challenge 32 ティムール講義 / パイオニア (2026年8月2日)[MO] [ARENA]
4 《蒸気孔
3 《尖塔断の運河
4 《河川滑りの小道
4 《リバーパイアーの境界
4 《ウィローラッシュの境界
2 《
1 《
-土地(22)-

4 《ばあば
3 《探索するドルイド
2 《雷神、ソー
-クリーチャー(9)-
4 《火の技の修行
3 《爆裂の技
1 《アイローの表演
4 《飲めば潤う!
4 《愛着を捨てる
3 《積み重ねられた叡智
4 《ゼロ除算
2 《抜き打ち試験
4 《発見の石板
-呪文(29)-
2 《除霊用掃除機
1 《ブーメランの基礎
1 《爆裂の技
1 《アイローの表演
1 《積み重ねられた叡智
1 《祖先の真実
1 《金属の技の原点
1 《自由の代価
1 《環境科学
2 《サカの俳句
2 《即興の集大成
1 《マスコット展示会
-サイドボード(15)-
Magic Online より引用)

 

 

 そんな講義デッキは、パイオニアにも存在している!というわけでスタンダードのものと共通点が多いパイオニアの「ティムール講義」をチェックしよう。土地も含めてスタンダードのカードがデッキの大半を占めているが……微差である部分がデッキにクールな違いを生み出している。履修呪文の存在だ《ゼロ除算》《抜き打ち試験》はそれぞれ、ゲーム外にある講義呪文を手札に加えるという履修という処理を行える。これによりサイドボードから、状況に合わせて臨機応変に講義呪文を獲得できる……という、デッキに柔軟性がもたらされている。このため《爆裂の技》《積み重ねられた叡智》といった合計で4枚採用されている呪文を、サイドボードに1枚散らす構築が施されているのがクールだ。また、パイオニアであれば講義の幅も広がる……《マスコット展示会》など実に懐かしい呪文の姿が見られて、これはたまらなくfeel so cool!!

 《ゼロ除算》をソーで使いまわして相手のアクションを妨害しつつ、ゲームの決め手になる講義を履修して……夏休みもしっかりと学力アップできそうな素晴らしいデッキ、一度お試しあれ。

 というわけで『マジック:ザ・ギャザリング | マーベル スーパー・ヒーローズ』環境のデッキ紹介は以上!お盆休みを挟んで、次にクールなデッキを紹介する頃には『マジック:ザ・ギャザリング | ホビット』のカードがもう使われているのか……この夏の楽しみは終わらない。それじゃ今週はここまで。Stay cool Enjoy your summer!!

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