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新セットめった切り!

「イニストラード」トップカードレビュー!前編

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新セットめった切り!

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By 津村 健志


 新世界が広がる、大型セット『イニストラード』発売間近!

 そこでお送りいたしますのは、恒例の「トップカードレビュー」!
 『イニストラード』では、週刊連載も好評いただいている2人のライター、津村健志&鍛冶友浩両氏によるレビューをお届けします。

津村健志 鍛冶友浩


 今回は前編として、津村サイドからの5枚を掲載!
 
 それではさっそくまいりましょう!


 ※なお、今回はランキング形式ではなく、表示順=評価順ではありませんので、ご留意ください。


両面カードのルール


情け知らずのガラク》/《ヴェールの呪いのガラク

 押しも押されぬイニストラードのトップレア。まさかまさかの変身付きのプレインズウォーカー。インパクトもさることながら、能力も十分に強力なものに仕上がっています。
 池田さんも1位に選んでいましたが、それも納得の一品ですね。

 緑の入ったデッキなら高確率で入れることになるでしょうし、もしかするとコントロールデッキがこのカードのためだけに緑をタッチする、なんてこともあるかもしれません。
 環境に蔓延る、《極楽鳥》のようなマナクリーチャーを潰すのにも効果的ですね。変身したあとの、-1能力の面白さも非常に僕好みです。




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弱者の師

 僕の大好きな「《出産の殻》」デッキにピッタリの1枚。《真面目な身代わり》や《酸のスライム》、《極楽鳥》でもなんでもござれです。

 マナがかかるので、動きのもっさり感が懸念されますが、そこはプレイヤーの腕の見せ所です。「《出産の殻》」以外の他のデッキでどういう風に使われるかも興味深いですが、《心なき召喚》と一緒に使ってみるのも面白いでしょう。




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天使の監視者

 イニストラードには、先程紹介した《弱者の師》を筆頭に、《教区の勇者》《悪鬼の狩人》《霊誉の僧兵》など、強力な人間クリーチャーが溢れています。
 基本セット2012にも、《ギデオンの法の番人》や《堂々たる撤廃者》などの優秀な人間クリーチャーがいますし、更に視野を広げてみれば、《ミラディンの十字軍》や《刃砦の英雄》のようにスタンダードで主役を務めるものが揃っています。
 古来より「白単ビートダウン」が苦手とする《審判の日》のような全体除去には《金輪際》でおさらばできますし、そもそもこの天使にはそんなものは効きません。次世代の《悪斬の天使》になれるのか? 要注目の1枚です。




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オリヴィア・ヴォルダーレン

 僕は《放蕩魔術師》から連なる「ティム」系のクリーチャーが大好きで、チームリミテッドのドラフトで誰がピックするかでかなり揉めたことがあるんですが、その揉めた相手はと言いますと、他でもなく今回一緒に記事を書かせてもらっているKJ(鍛冶 友浩)です(笑)。

 そんなティム好きのプレイヤーにはたまらない一品がこちらの《オリヴィア・ヴォルダーレン》さん。名前も絵もお洒落ですし、どちらの能力も非常に強そうです。それとスタンダード絡みの大きなトピックとして、《稲妻》が環境からなくなったことで、タフネス3のクリーチャーは以前よりも信頼のおけるものになりましたね。




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ケッシグの狼の地

 少し前までは無色ランドに《地盤の際》という鉄板のカードがあったので、それ以外の無色ランドが使われることが少なかったのですが、ローテーションで《地盤の際》はスタンダードを去ってしまいました。そのため、今後はこれらの無色ランドにもチャンスが巡ってくるでしょう。
 どんなクリーチャーに使用しても強そうですが、特に《業火のタイタン》や新顔の《災火のドラゴン》に使うと相手の場は壊滅必至です。

 《ケッシグの狼の地》以外にも、《ガヴォニーの居住区》が強そうに見えますね。そちらはトークンを出すカードと相性がいいので、《刃砦の英雄》はもちろんのこと、《ケッシグの檻破り》なんかも良き相棒になりそうです。





 お楽しみいただけましたか?

 次回は後編として、鍛冶サイドからのレビューを5枚、お届けします。
 はたしてどんなカードと評価が飛び出すか!?

 『イニストラード』では、全カードリスト全カードギャラリーも公開されていますので、この記事の右上と右下にあるツイッターボタンを利用して、「あなたのトップ5」を語ってみてください!





 それでは、この後も『イニストラード』をお楽しみに!


イニストラード

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