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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

絶賛大増殖、ジャンド・バイパー!(スタンダード)

岩SHOW


 スタンダード環境を席巻する、あるアーキタイプ……本当に一気に勢力図を拡げたという印象で、瞬く間にスタンダードの顔と呼べる存在になったあのデッキ。それは……

pizzangry - 「ジャンド・バイパー」
Magic Online Standard Challenge 16 トップ8 / スタンダード (2026年9月17日)[MO] [ARENA]
4 《始まりの町》
1 《血の墓所》
3 《踏み鳴らされる地》
3 《草むした墓》
4 《ブレイズマイアの境界》
1 《ウェイストウッドの境界》
4 《花盛りの湿地》
1 《沼》
1 《森》
-土地(22)-

4 《無慈悲な監査官》
4 《強欲な掠め盗り》
4 《遺伝子送粉機》
4 《生体工学の専門家》
4 《サックビル=バギンズ一家》
2 《蔦刈りの導師》
1 《影の帯の盲信者》
4 《腐敗口のバイパー》
2 《生けるスライム、ミュータンジェンマン》
-クリーチャー(29)-
2 《報いの呪詛》
1 《正確無比》
2 《熱狂的な献上》
4 《妄執の追跡行》
-呪文(9)-
2 《強迫》
2 《ゴリラのゲリラ》
2 《報いの呪詛》
4 《戦略的裏切り》
2 《始まりの液体》
3 《デリアン・フェル教授》
-サイドボード(15)-
(Magic Online より引用)

 

 

 「ジャンド(黒赤緑)サクリファイス」!このデッキは『マジック:ザ・ギャザリング | ホビット』リリース後にポツポツとMagic Onlineのトーナメント結果に出てきたなぁとか思ってたら……あっという間に上位に複数名前を並べるのが当たり前になった。サクリファイスとは生け贄の意味で、クリーチャーやアーティファクトをサクる(生け贄に捧げる)ことで勝利に向かう……昔から度々見られたアーキタイプの最新モデルだ。

 キーとなるのは2種類のクリーチャー。《生体工学の専門家》はアーティファクトをサクることで対戦相手に2点ダメージを、《サックビル=バギンズ一家》はクリーチャーやアーティファクトをサクッてドロー&宝物生成しつつ、これまたトークンをサクると1点ダメージを飛ばす。どちらもサクリでダメージ発生、そしてサクるためのアーティファクト・トークンを用意してくれるという共通点が見られ、これらの2マナクリーチャーがデッキの主要なエンジンを担っている。専門家とバキンズ一家を複数体並べて、アーティファクト・トークンを生け贄祭り!戦闘を行わずとも対戦相手のライフを溶かすことのできる、コンボ要素の強いアーキタイプだ。

 

 クリーチャーのチョイスもこのアーキタイプにとっては重要なポイント。サクッて美味しいやつらを揃えて、デッキを円滑に動かす必要がある。その点、《無慈悲な監査官》《強欲な掠め盗り》は1マナと軽く、サクれば手掛かりに宝物とトークンを生成。バキンズ一家や《熱狂的な献上》などでサクリつつ、トークンを並べて後のダメージへとセットアップ。《蔦刈りの導師》など2マナでパワー3と攻撃して良しブロックして良しなナイススペックで、1枚で最大2つのトークンをねん出できるというかなり理想的な1枚だ。これらのクリーチャーを自らサクる化、相手の攻撃をブロックするなどして時間を稼ぎ、コンボへと繋げよう。

 

 以前に紹介したリストでは《影の帯の盲信者》をコンボのスターターとして重視していた。マナ不要でアーティファクトを生け贄に捧げられるので、これで宝物や手掛かりをまとめてサクッてフィニッシュ!この2マナのクリーチャーを探して戦場に出すために《陽気な哀歌》も採用されている形のものだった。

 一方このリストでは盲信者の枚数は1枚と抑えられており、別のクリーチャーがアーティファクト及びクリーチャーをまとめてサクる……それは《腐敗口のバイパー》!このバイパーは唱えるためのコストとして、土地でないパーマネントを好きなだけサクれる。そうすることでマナが{1}軽減されるというもので……これで一気に色々サクッてトークンを増やしたり、専門家&バキンズ一家を誘発させたり。それでいてバイパー自身が6/6とデカい!さらに戦場に出るか攻撃する度に、これの上には荒廃カウンターが溜まっていく。そしてそのカウンターの数だけ手札を捨てるか、土地でないパーマネントを生け贄に捧げるか……それらが無理なら4点のライフを失うかという、厳しい3択を対戦相手に迫る。このバイパー、ハマるとマジで強すぎ!一瞬で相手のリソースを削り尽くし、詰みの状況に持っていく……1,2ターン目に1マナのクリーチャーを計3枚展開できれば、3ターン目バイパーというブン回りも!その上で盤面にトークンが残るのだから、もしバイパーを除去されてしまっても次なるプランが……と動けるのが素晴らしいね。

 よりダメージに直結しやすいバイパーを優先するリストが増えているようだが、もちろん《影の帯の盲信者》もこれならではの強さがあるため、両者を4枚ずつ採用しているリストもある。「ジャンド・サクリファイス」を使うなら自分に合ったベストバランスを見つけ出そう!

 「ジャンド・バイパー」と呼んだ方が雰囲気が伝わりそうなサクリファイス・デッキ。生け贄で勝利するのはマジックならではの感覚で、相手にクリーチャーのサイズで負けているのに細かい面々のシナジーでチクチク削って勝つ感覚は「ああマジック堪能したなぁ」と思えるものだ。一見脳みそ筋肉系のカラーリングに見えてテクニカル、コンボやシナジー好きは、スタンダードで大増殖中のジャンドをプレイしてみよう!

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