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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

今週のCool Deck:狙えダメージ1万点!ジャボテンダー・コンボ(スタンダード)

岩SHOW


 マジックのクールさを追求し、思いっきり浸る……クール枯渇症予防にもってこいのコラム「今週のCool Deck」。さて今回は……『リアリティ・フラクチャー』加入でどうなるか、その動向が一番気になるクールなフォーマット、スタンダードより…最高にクールで痺れるデッキを発見したので皆様にご覧いただこう!

 では早速リストをば……

Fujino Hironobu - 「ジャボテンダー・コンボ」
店舗イベント ファイナリスト / スタンダード (2026年9月13日)[MO] [ARENA]
2 《開拓地の野営地》
4 《蒸気孔》
2 《繁殖池》
4 《嵐削りの海岸》
2 《夢根の滝》
1 《リバーパイアーの境界》
2 《ウィローラッシュの境界》
3 《湧霧の村》
3 《大図書棟の大ホール》
2 《島》
-土地(25)-

2 《ジャボテンダー》
-クリーチャー(2)-
4 《削剥》
4 《炎魔法》
4 《プリズマリの魔除け》
2 《アベンジャーズ解散》
4 《星間航路の助言》
4 《食糧補充》
4 《アシュリングの命令》
3 《無礼な突入》
4 《血の技の秘密》
-呪文(33)-
2 《洪水の大口へ》
2 《霊気化》
1 《アベンジャーズ解散》
4 《クアンドリクスの魔除け》
2 《呪文貫き》
4 《スパイダーセンス》
-サイドボード(15)-
(晴れる屋 より引用)

 

 

 スタンダード、ティムール(緑青赤)カラーのデッキ……《削剥》《炎魔法》などの除去と、《星間航路の助言》や《食糧補充》といった手札を増やす呪文で構成された……コントロール要素が強いデッキだ。さてそれらコントロールに関する部分は青と赤で構成されており……では肝心の緑はというと……《ジャボテンダー》!?最高にクールなクリーチャーが採用されているではないか。

 7マナ1/7という歪なスペック、攻撃すると……+9999/+0という他に類を見ない修正を受ける!1万ダメージを与えるはりまんぼん、クールすぎるぜ……このロマン溢れる、というかロマンしかない、ロマンそのものな《ジャボテンダー》をコントロールのフィニッシャーとして採用している、独創性の高い、否、高すぎるリストを発見したのだから、そりゃもうその日ははしゃいでしまったよね……。

 この《ジャボテンダー》と組み合わせるのが《無礼な突入》!クリーチャーに速攻とトランプルを持たせて、1ドローするソーサリーだ。出してすぐに攻撃に移ることでタイムラグを失くし、そしてトランプルを持たせることでブロックしてしのがれるという展開もケアしてあるのが偉い!《ジャボテンダー》はパワーこそ比類なき値を誇るが、タフネス1が立っているだけで攻撃を食い止められてしまうからね……そんな弱点は、プレイヤーがカバーしてやるためにある。癖のあるカードを使いこなすことこそ、プレイヤーに求められている「クールさ」なのである。

 

 そんな《ジャボテンダー》コンボにはマナが必要だ。8マナというのはそう簡単に捻出出来るものではない……マナ加速の類は欲しいが、自分から《アベンジャーズ解散》を唱えたりすることを考えると《ラノワールのエルフ》などで増やすわけにもいかないし、コントロールデッキ的には無駄なドローになりそうなカードも入れたくもない……そんな悩みに答えてくれるのが《アシュリングの命令》!クリーチャー全体に2点ダメージを与えつつ、2枚ドローが狙えたりする便利なインスタントだ。このモード呪文は宝物を2つ生成することも可能である。《ジャボテンダー》の攻撃が通れば即勝利なので、マナ加速が使い捨てであることなど問題はない。相手のクリーチャーをまとめて流したり、手札を補充したりしつつ、コンボのためのマナをクールに確保!

 

 そしてこのデッキの最もクールな呪文。それは間違いなく《血の技の秘密》!このソーサリーはまずマナコストが青マナ4つとクールすぎる、ビジュアル最高!そしてその効果もニッチでオンリーワンと呼べる逸品に仕上がっている。対戦相手の戦闘フェイズの間だけ、そのプレイヤーのコントロールを得るという……プレイヤーのコントロールを得るということは、そのプレイヤーの手札を見て、マナやライフなどのコストを支払って呪文を唱えたり、戦闘でどのクリーチャーで攻撃するかを指定するなどの決定を、すべてコントロールを得た者が行えるということである。つまりやりたい放題、相手の除去で自身のパーマネントを破壊したり、害をもたらす行為でプランを大きく崩壊させられるのである。

 この《血の技の秘密》は、水の技を込みで唱えれば対戦相手のターンを丸ごとコントロールできるが、そうでなければ先述のように戦闘中のコントロールのみを得ることになる。なのでソーサリーやクリーチャーなどの呪文を唱えてどうこうという妨害は行いにくいが……たとえばこちらが既に《ジャボテンダー》を出している状況であれば、対戦相手のブロック役になりそうなクリーチャーをすべて攻撃させて無理やり盤面をこじ開けるという使い方ができてしまう。また《ジャボテンダー》コンボを狙う際に対戦位相手がインスタントの妨害手段を持っているか否かは、勝敗を大きく分けるポイント。しかしこの《血の技の秘密》で対戦相手のコントロールを得ている間に、その土地をすべてタップしてしまえば……次の自分のターンに飛んでくる妨害は、かなり抑えられる。クールでニッチなカードをフル活用して、相手の隙を無理やり作って、はりまんぼんを叩きこもう!

 

 さて、『リアリティ・フラクチャー』が加入することでこのリストはどうなるか……まず赤いデッキ全般に言えることだが、あの1枚がスタンダードに帰還!《反逆の先導者、チャンドラ》!この4マナのプレインズウォーカーは、ライブラリーの上のカードを追放して唱えるか、そうできないなら2点ダメージを叩き込むという能力を基本に、4点ダメージでクリーチャーを除去したり、紋章を得れば一瞬でゲームを終わらせたり……と、赤いデッキであればあらゆるデッキがお呼びがかかるだろう。再録カードなのでその強さとクールさは証明済み、現在のスタンダードでどこまで戦えるか気になる1枚だ。[+1]能力の1つで赤マナを2つ加えられるのも、マナを食う《ジャボテンダー》コンボ的には嬉しいポイントだね。

 それから《理論家の代理》……中々にホラーなイラストもクールなこのイリュージョンは、ジェイス付与という新たなクール能力を引っ提げてやってくる。このカードの場合はジェイス・トークンは忠誠度3で出てくるので、すぐにドローもできるのが良い感じだ。代理自身は0/3という値で戦闘面で貢献してくれるものではないが、これを生け贄とすることで次に唱える呪文が打ち消されなくなるという、青いデッキに対する強烈な妨害を行える能力を持っている。この代理から《血の技の秘密》を強引にねじ込んで、相手のコントロールを得て次のターンの《ジャボテンダー》×《無礼な突入》に繋げる……強いんじゃないかな?少なくとも決まった瞬間はクールすぎて震えが止まらなくなるだろう。

 というわけで現スタンダードのクールなデッキと、新カードを紹介したところで……今週はここまで。Stay cool! See you at Pre-release‼

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