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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

ジェスカイ・ピナクル:集めて輝くアーティファクト(スタンダード)

岩SHOW


 アーティファクトという言葉を知ったのはマジックで……人工物とか工芸品という意味のこの英単語、マジックから学んだというプレイヤーはかなりの多数派になるじゃないかな?

 そしてアーティファクトには、人を惹きつける魅力、魔力がある……ハッキリ言って、アーティファクトは脆い。基本的には人が作った物だけあって、いとも簡単に……《解呪》《削剥》《ウークタビー・オランウータン》……ありとあらゆる手段で簡単に破壊・追放されてしまう。だからこそ、良いのかもしれない。緻密な機械に複雑な芸術、もろく儚いからこそ人の心を惹きつけるのかも……アーティファクトは昔から、相互作用を持つのもの・それを多くコントロールしていれば威力が増すものが多く作られている。今回はそんなアーティファクトを主役とした最新のデッキリストをピックアップ!

o82286oo38 - 「ジェスカイ・ピナクル」
地域チャンピオンシップ予選(アメリカ合衆国・ダラス) トップ8 / スタンダード (2026年9月5日)[MO] [ARENA]
3 《キャッスル・ドゥーム
2 《マルチバースへの通り道
1 《始まりの町
3 《蒸気孔
4 《嵐削りの海岸
1 《リバーパイアーの境界
3 《巨大な神核、ウスロス
2 《フォモーリの宝物庫
1 《
2 《
-土地(22)-

2 《錆びついた収穫機
1 《傑出した発明家、レディ・オクトパス
4 《暴食ロボット
2 《ヒドラの戦闘ロボット
4 《ピナクルの特使
3 《量子の謎かけ屋
3 《大いなる脳ミソ、クランゲ
-クリーチャー(19)-
4 《バネ葉の太鼓
3 《巨人の大岩
2 《奇怪な宝石
4 《薄暮薔薇の聖遺
1 《魂標ランタン
1 《始まりの液体
1 《寄せ集めの武器
1 《スケートボード
1 《アーマー・ウォーズ
2 《冷酷な船長、テゼレット
-呪文(20)-
2 《塔の点火
2 《不気味なガラクタ
1 《削剥
2 《軽蔑的な一撃
2 《瞬間凍結
2 《薄暮の休戦
2 《始まりの液体
1 《魂標ランタン
1 《寒き霧まく山なみ
-サイドボード(15)-
Melee より引用)

 

 

 スタンダードの青と赤を中心に、白を足したアーティファクトデッキだ。このリストの狙いは爆発的な展開。それを担うのは《暴食ロボット》《ピナクルの特使》だ。どちらもアーティファクト呪文を唱えることで暴力が誘発。1/1のトークンを生成する。ロボットはブロックに参加できる、ドローンは飛行を持つがブロックに制限がある。それぞれに良さがあり、そして《暴食ロボット》は2マナ、《ピナクルの特使》はワープなら1マナと早いターンに戦場に出せる。

 これらを活用して、3ターン目あたりに怒涛のトークン生成を狙う。《バネ葉の太鼓》も絡めれば、トークンを出しつつこれらのクリーチャーをタップして次のアーティファクトを唱えるマナが得られる。一気に3・4体のトークンを生成するのが理想的だ。

 

 そうやって並べたトークンの使い道は……これまたたくさん用意されている。まずはその数をカウントするカードとして《大いなる脳ミソ、クランゲ》!アーティファクトの数だけマナコストが軽減される親和という能力を持っており、またパワーもアーティファクトの数と同じだけ強化される。全力で展開してコストを可能な限り軽くして、パワーも上昇させて…そして単なる戦闘要員ではなく、クランゲは手札が4枚になるようにドローももたらすアドバンテージ獲得役も兼ねている!なので可能な限り手札を盤面にドロップし、使い切ってからクランゲを投入!減った手札をガッツリ満たして、もし盤面が崩壊しても次なる展開をできるようにスタンバイ!アーティファクト分のパワー強化と言えば《寄せ集めの武器》もあり、また大量ドローは《アーマー・ウォーズ》でも狙える。

 そして《ヒドラの戦闘ロボット》……アーティファクトが戦場に出ることで1点ダメージ!これが地味ながら効く、戦闘ロボットと、トークン生成役を複数並べれば、あっという間に対戦相手のライフが消し飛ぶ……1枚1枚の効果は強くないものを束ねて強力に運用するのも、アーティファクトデッキの真骨頂だな。

 

 青と赤の2色でも成立するデッキだが、そこに白を足しているのは、その2色だと低下してしまう対クリーチャーへの除去枠を強めるため。《薄暮薔薇の聖遺》は追加コストでアーティファクトの生け贄を求めるが、トークンがいくらでも用意できるこのデッキにとってはかわいいものだ。1マナでアーティファクトかクリーチャーを追放できるので、1マナという軽い元手でロボットやドローンを餌に唱えつつ、盤面を処理しながら別のアクションを……という感じで用いよう。

 盤面が完成する前の序盤に攻め込まれないようにするために白いカードを足すわけだが、その分マナ基盤は大丈夫か?という懸念も。でもこれもダイジョーブ!《キャッスル・ドゥーム》はアーティファクトを唱えるためであればどの色のマナでも要してくれるので、恐れることなく必要なカードを足すべし!これのお陰でサイドボードには《不気味なガラクタ》を採用することさえできてしまう。またこの《キャッスル・ドゥーム》もアーティファクトを生け贄にして3/3のドゥームボットを生成する。トークンをより打点の高いものにブラッシュアップしてくれるフィニッシャーも兼ねているってわけだな!

 

 さて、話題を総ざらいしている『リアリティ・フラクチャー』。この秋の超ド級セットがこのアーキタイプにもたらす恩恵は……これを書いている時点ではまだまだプレビューが始まったばかりでアーティファクトを把握しきれていないのだが、とりあえず《独居房》は色もあっているし入るんじゃないかな?3マナ以下のパーマネントへの対抗策であり、そして伝説のカードを捨ててドローが出来るので、《冷酷な船長、テゼレット》《始まりの液体》のように複数枚引くと手札のお荷物になりそうなカードを、安心してデッキに採用できるようになるね。その他にもアーティファクトに関するカードがあれば、要チェック!

 というわけで今回は皆大好き、アーティファクトをテーマとした「ジェスカイ・ピナクル」を紹介させていただいた。トークンばら撒いて、機械の軍団で盤面を埋め尽くそう!

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