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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

ナヤ昂揚:夏こそガッツリ派にオススメ、力漲るアグロ!(スタンダード)

岩SHOW


 真夏のマジック的夏バテとして、前回では冷涼感溢れるスタンダードのアゾリウス(白青)カラーのデッキを紹介した。夏は素麺、冷や麦、ざるそば……さっぱりひんやりしたものが……という一方で、エネルギー消耗の激しい夏だからこそ、ガッツリパンチの効いたものを……という派閥も。僕もそっちかなぁ、食欲が落ちるなんてことはなく、汗かいた分しっかり食わないと。

 そんなプレイヤーにはガッツリ高カロリーで塩分もしっかり、失ったパワーをチャージできるこんなデッキがオススメだ!

bugzbugs - 「ナヤ昂揚」
Magic Online Standard Challenge 32 第12位 / スタンダード (2026年7月23日)[MO] [ARENA]
4 《始まりの町
4 《踏み鳴らされる地
4 《寺院の庭
1 《聖なる鋳造所
3 《ソーンスパイアの境界
3 《ハッシュウッドの境界
1 《商業地区
1 《
1 《
-土地(22)-

4 《継ぎ接ぎのけだもの
4 《逸失への恐怖
4 《野火の木人
4 《鋭い目の管理者
1 《太陽の執事長、インティ
2 《光砕く者、テルサ
-クリーチャー(19)-
2 《噴出の稲妻
4 《迅速な救助
1 《薮打ち
4 《脱走
2 《王のもてなし
2 《暴力的衝動
4 《練習を積んだ攻撃
-呪文(19)-
2 《すべきでない悪ふざけ
2 《紅蓮地獄
3 《幽霊による庇護
2 《金属の技の原点
1 《王のもてなし
1 《過剰防衛
1 《暴力的衝動
1 《魂標ランタン
2 《沼地のハンター、レザーヘッド
-サイドボード(15)-
Magic Online より引用)

 

 

 スタンダードの「ナヤ(赤緑白)昂揚」!昂揚とは墓地にあるカードタイプの種類を参照し、それが4つ以上あればクリーチャーが強化されたり呪文の威力がアップするなどのボーナスをもたらす能力のことで、現スタンダードでは主に赤と緑がそれを担当する色となっている。《継ぎ接ぎのけだもの》は1マナで3/3と非常に優秀なスペックを持つが、昂揚を達成していないと戦闘には参加できない。《野火の木人》はサイズが上がってトランプルを持ち、《逸失への恐怖》は攻撃時に追加の戦闘フェイズをもたすなど、昂揚を達成することで破壊力が増す攻撃的なカードが揃っている。それら軽量クリーチャーを主体とし、墓地にカードを落としながら攻めていくのがこの昂揚というアグロデッキだ。トドメは《暴力的衝動》の二段攻撃でズバッと心地よく、爽快な大ダメージを叩き込む!というわけでガツガツと暑苦しく攻めていくデッキが好きなプレイヤーにはこの夏オススメのアーキタイプである。

 

 このデッキはクリーチャー展開するのと同様に墓地にカードを送り込むことが重要だ。《継ぎ接ぎのけだもの》《逸失への恐怖》をはじめ《太陽の執事長、インティ》《光砕く者、テルサ》といった面々でそれらを同時に行うことが理想的だが、昂揚で落ちるカードのバランスを考えると非クリーチャー呪文でもそれらを行いたいところ。《迅速な救助》はうってつけの1枚で、1マナでライブラリーを2枚切削、その中にパーマネント・カードがあれば手札に拾えるという、不確定ながら墓地を肥やして手札に戦力も供給してくれる、ハマった時の強さが素晴らしいインスタントだ。これらのカードを用いて序盤から積極的に墓地にカードを落としていく……その中で昂揚以外にもそれらをリソースとして有効活用できるクリーチャーがいる。《鋭い目の管理者》だ。

 これは墓地のカードを追放する起動型能力を持ち、墓地対策クリーチャーとして優れている。それだけでなく、これにより4種類以上のカードタイプを追放できれば、+4/+4修正にトランプルを持つという、破格の錠剤型能力もセットで所持している。7/7トランプルは圧巻のサイズだ。これを対戦相手の墓地をつまみ食いしつつ目指しても良いが、自分の墓地にはたっぷりと餌があるので遠慮せずに食わせる……昂揚は4種類揃っていれば良いのだから、余っているカードは遠慮なく食わせられるので、これと昂揚クリーチャーの共存も決して無理な話ではないのだ。食欲溢れるアライグマを育てて、戦闘で圧倒するべし!

 

 この昂揚というアーキタイプはグルール(赤緑)で組まれることが多かったが、最近は白を足したナヤがすっかり定番となっている。その最大の理由は《練習を積んだ攻撃》!このソーサリーはクリーチャーをまとめて一団間サイズアップさせ、そのうち1体には二段攻撃か絆魂も持たせられる。ゲームを決定づける一手となるカードで……そしてこれにはフラッシュバックという、墓地から唱えられる能力がついている。つまり、切削してライブラリーからカードを落としたり、手札を捨てて別のカードを引きこんだりする昂揚デッキにとっては、噛み合った1枚なわけだ。けだものの切削でポロッとこれが落ちたら、実質的に1枚追加ドローしているようなものである。現スタンダードのアグロデッキを支える《練習を積んだ攻撃》は昂揚デッキにおいて他とはまた異なるポテンシャルを発揮する!

 また白を足すことでサイドボードに《幽霊による庇護》を採用できるのも嬉しい。これもクリーチャーに絆魂を持たせるので殴り合いのゲームを有利に進めてくれるオーラで、ついでにパーマネントを追放してしまえる。相手の墓地対策をこれで対処したり、あるいは墓地に関係なく殴り勝つ道を切り開く……白が加わることの恩恵は、マナトラブルが起こり得るという問題を補って余りあるということだな。

 夏こそガッツリ、エネルギッシュなデッキが使いたいプレイヤーには「ナヤ昂揚」!カラーリングも食欲がわく色をしているし……力が溢れるアグロで、この暑すぎる夏を飲み込もう!!

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