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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

とことん!スタンダー道!セレズニア・オフェンス、吹き荒れる竜巻!(スタンダード)

岩SHOW

正義の新環境タイムが……キタキタキタァ!

 『マジック:ザ・ギャザリング|マーベル スーパー・ヒーローズ』が公式発売日を迎え、スタンダードは夏を彩る新環境に突入!マジックの定番構築フォーマットであるスタンダードは奥が深く、とことんやればやるほど面白い!この道を極め、競技シーンでの活躍を目指すも良し。使いたいカードやデッキを優先し、自分だけの体験を追求するも良し。とことん遊びとことん向き合う者に応えてくれる道、スタンダー道!今回マーベルとの大々的なコラボということで、マジックに本格参入を果たしたプレイヤーも……折角だからとことんこの道を歩んでほしいものだ。

 というわけでどんな時でもこのコラムではスタンダードのデッキについて熱く語っていく、今回はMagic Online上でこのセットが解禁された直後に見られたリストをピックアップ!

jomanman - 「セレズニア・オフェンス」
Magic Online Standard League 5-0 / スタンダード (2026年6月24日)[MO] [ARENA]
2 《マルチバースへの通り道
4 《寺院の庭
4 《ハッシュウッドの境界
3 《放棄された気の寺
7 《
2 《平地
-土地(22)-

4 《脚当ての補充兵
4 《ラノワールのエルフ
3 《遺伝子送粉機
1 《養育するピクシー
4 《アナグマモグラの仔
1 《鋭い目の管理者
3 《神出鬼没の狩人、スーラク
4 《輝晶の機械巨人
3 《沼地のハンター、レザーヘッド
1 《ウロボロイド
1 《ウィンドライダー、ストーム
-クリーチャー(29)-
2 《溶かし歩きの消散
2 《縫い目破り
1 《破片魔道士の救出
4 《練習を積んだ攻撃
-呪文(9)-
2 《回復魔法
4 《幽霊による庇護
1 《溶かし歩きの消散
1 《脚当ての陣形
2 《浸食作用
1 《鋭い目の管理者
1 《魂標ランタン
1 《欄干ワーム
2 《金色の守護者、セントリー
-サイドボード(15)-
Magic Online より引用)

 

 

 「セレズニア(緑白)オフェンス」!前環境終盤で園氏擁立を高めた、クリーチャー主体の万能デッキが新環境でも変わらず強い。このデッキはまず、マナ・クリーチャーを用いる。緑のお家芸で、《ラノワールのエルフ》《遺伝子送粉機》と軽いコストで使えるマナを増やすクリーチャーを並べて、相手よりも手数で上回ったり、より速く大きなアクションを行えるようにマナ基盤を整えていく。《アナグマモグラの仔》はクリーチャーがマナを加える際に追加の緑マナをプロデュース、自身も土の技で土地をクリーチャー化させ、これと先述のマナ・クリーチャーが噛み合えば序盤から大量のマナで対戦相手を突き放せる。

 こうして主に緑のクリーチャーで盤面を作ったら、今度は白の要素であるオフェンスこと《練習を積んだ攻撃》で全体強化を図る。全クリーチャーに+1/+1カウンターを乗せ、永続的にサイズアップ!しかも対象にしたクリーチャーは、強力なキーワード能力を得られる。大ダメージを叩き込んでフィニッシュ死体時には二段攻撃、殴り合いの展開でライフが重要な時には絆魂を選び、サイズアップと絡めて大きな戦かを狙いに行く…さらにオフェンスは墓地から唱えておかわりも可能!マナを増やせばオイシイことしかないわけだ。

 こうしたオフェンスと相性の良い《沼地のハンター、レザーヘッド》や《ウロボロイド》、青いデッキや各種コントロールに強い《神出鬼没の狩人、スーラク》と、まさに万能スタッフぞろいなのがこのオフェンスデッキの強みである。

 

 そしてギアハルクこと《輝晶の機械巨人》が使えるというのもセレズニア・カラーの強み!この機械巨人は4マナ4/4トランプルに先制攻撃と、攻めでも守りでも優秀。そして戦場に出れば1マナのカードを2枚、ライブラリーから探してきて手札に加えられる。クリーチャー・アーティファクト・エンチャントには限られるが、ただでさえ戦闘面でイケているクリーチャーが、手札の枚数を最終的に増やしてくれるのだから最高だ。たった1マナのカードを貰っても……と侮るなかれ。クリーチャーであれば、さらに盤面に2体並べられるポテンシャルの《脚当ての補充兵》、ギアハルクを回収して出し直し、さらに手札を増やせる《養育するピクシー》と、小粒でもピリリとスパイシー。エンチャントも除去からクリーチャーを守れる《破片魔道士の救出》、低コストパーマネントの天敵《縫い目破り》と良い感じのラインナップだ。

 中でもクリーチャー除去用のオーラ《溶かし歩きの消散》に注目!これは貼り付けたクリーチャーと対戦相手のそれを格闘……互いにパワー分のダメージを与えあう処理を行う。これがついたクリーチャーのタフネスは上昇するので、ガツンと一方的に討ち取る展開に持っていけるだろう。そして忘れられがちだが、これを付けたクリーチャーは、複数体のクリーチャーでブロックされなくなる。トランプルを持つクリーチャーが対戦相手にダメージを通しやすくなり、特にダメージが通れば恩恵を得られる大型クリーチャー、《沼地のハンター、レザーヘッド》との相性は◎!ただ攻めるだけでなく、ギアハルクを絡めた柔軟かつ的確なムーブもオフェンスデッキならではの魅力である。

 

 さて、そんなパワフルなデッキに、マーベル・コミックからスーパーヒーローが参戦!《ウィンドライダー、ストーム》!セレズニア・カラーのクリーチャーとしてデザインされた彼女は、コミックや映画で見せてきた天候を操作し空中戦を制するその強さをマジックでも発揮してくれる。対戦相手の飛行を持つクリーチャーは、こちらに向かって攻撃が出来ず、こちらのクリーチャーをブロックすることも不可能になる……まさに荒れ狂う竜巻だ。現スタンダードには飛行クリーチャーに特化した《空飛ぶ友だち、モモ》デッキが存在するので、それらのアーキタイプは空の女王にひれ伏すことになるだろう。

 そして、クリーチャーを対象とする呪文を唱えると、クリーチャー1体に飛行を持たせることもストームの能力に含まれている。《練習を積んだ攻撃》や《溶かし歩きの消散》によってこれを誘発させ……対戦相手のクリーチャーを無理やり飛行持ちにして、突撃をかましたり……こちらの1体を飛ばせて地上を見下ろしながら悠々と攻撃を通したりと、臨機応変にゲームを支配……恐るべきミュータントのパワーを体感できるぞ。

 

 サイドボードには《金色の守護者、セントリー》も採用されている。飛行・警戒・破壊不能と三拍子そろっているが、対戦相手の戦場にも飛行と破壊不能を持ったヴォイドを生成してしまう……というデメリットを持っている。ヴォイドはセントリー自身でブロックして無力化できるため、何もなければこちらが一方的に攻撃を通せるので安心だ。これはクリーチャーへの対処手段が破壊だったりダメージ与えるタイプの除去に限られる相手に効果的であり、またもしものことが起こってもヴォイドを《縫い目破り》で追放できるので、美味しいところだけを享受できる可能性が高い。実際に用いるとなかなかスリリングなカードではあるが、ハマればめちゃ強く、ドラマチックで楽しいカードだ。このリミテッドでのプレイ感を、スタンダードでも試してみるのは良いアプローチだね。

 気温も段々と上がってきて、梅雨が明ければ……夏が来る。この夏、マジックには、スタンダードには、とことん向き合いたいカード達がいる。さあ、君も新環境のデッキを用意して、戦いの舞台に飛び出そう!

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