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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

今週のCool Deck:The Epic Storm、よりファンタスティックに!(レガシー)

岩SHOW


 クールなヒーローたちがマジックの世界に降臨!『マジック:ザ・ギャザリング|マーベル スーパー・ヒーローズ』がリリースされたことで、マジックというコンテンツはそのクールさに磨きを増す……クールなカードやデッキを追い求めるこのコラムとしても、格好のネタが提供されそうで、クールでありつつホットな熱も感じている。

 このセットはスタンダードなどで使用可能なメインセットのカードと同時に、統率者デッキやジャンプスタート・ブースターのカードが該当するコマンダー区分のカードもリリースされている。これらはコマンダーでプレイ可能なのはもちろんのこと、レガシーやヴィンテージなどのエターナル環境でも、これに属するカードをプレイ可能だ。コマンダープレイヤーだけでなくエターナル愛好家も注目すべきこのカード群、特にクールなデザインが光るのはこの4人組!

 

 《ファンタスティック・フォー》!歴史あるスーパーヒーロー・チームとして名高い、最高の4人組がカード化。4色の4マナで4/4!そして4にまつわる呪文により能力が誘発、4つのモードを選択!4尽くしのこのカード、まさしくファンタスティック・フォー!クールなチームを軸にコマンダーデッキを組むことで、ファンタスティックなゲーム体験を味わえるはずだ。今回このコラムで取り上げるのはこの《ファンタスティック・フォー》……ではなく、チームにまつわるあるアイテムを用いたデッキだ。コマンダー向けの新カードを取り入れた意欲作、フォーマットはレガシーだ!

Kelly, Ryan - 「The Epic Storm」
Charlotte Legacy League Season 2 Week 12 2-1 / レガシー (2026年6月22日)[MO] [ARENA]
3 《沸騰する小湖
2 《血染めのぬかるみ
2 《湿地の干潟
1 《Underground Sea
1 《Badlands
1 《Plateau
1 《地底街の下水道
1 《優雅な談話室
-土地(12)-

3 《呪詛の壊し屋
1 《ルーン角のヘルカイト
-クリーチャー(4)-
3 《沈黙
4 《水蓮の花びら
4 《オパールのモックス
4 《金属モックス
4 《ライオンの瞳のダイアモンド
4 《暗黒の儀式
1 《陰謀団の儀式
4 《ギャンブル
4 《燃え立つ願い
3 《鏡に願いを
3 《永劫のこだま
1 《ガイアの意志
1 《苦悶の触手
1 《創造の歌
3 《ファンタスティッカー
-呪文(44)-
4 《虚空の力線
1 《呪詛の壊し屋
4 《ブーメランの基礎
1 《思考囲い
1 《鏡に願いを
1 《永劫のこだま
1 《深淵への覗き込み
1 《苦悶の触手
1 《巣穴からの総出
-サイドボード(15)-
Melee より引用)

 

 

 こちらのリストはレガシーのコンボデッキ、「The Epic Storm」!壮大なストーム、ということで「同一ターンに唱えられた呪文の数だけコピーされる」ストーム能力を持った呪文で勝つことを狙っている。《苦悶の触手》でライフを吸い尽くしたり《巣穴からの総出》で大量のゴブリンを並べたり……そこに至るには、とにかく呪文の連打が必要。《金属モックス》《オパールのモックス》といったアーティファクトや《暗黒の儀式》《陰謀団の儀式》などを用いて、マナを増やしながら次のアクションに繋いでいくのが基本の動きだ。

 《ライオンの瞳のダイアモンド》で手札を捨てて青マナを加えつつ、捨てた《永劫のこだま》をフラッシュバックしたり《ルーン角のヘルカイト》の能力を起動して大量ドロー!《燃え立つ願い》でサイドボードからソーサリーを手札に加えるなどして、アクションを繋いでいく。特に重要なパーツは《鏡に願いを》。4マナでカードを探して手札に加えるソーサリー……しかしこれを各種モックスなどを生け贄に捧げて協約状態で唱えた場合、そのカードが4マナ以下の呪文であれば、マナを払わずに唱えられる。つまりは1枚の手札でストーム2つ分のカウントが稼げるわけだ。呪文の連打から協約→触手と動いてライフを吸い尽くす、クールでスタイリッシュなコンボマニア御用達の逸品だ。

 

 《鏡に願いを》から持ってくるカードの候補は数多あるが、中でもインパクトがあるのは……普通にプレイしていると唱えることが困難すぎるカード達。《創造の歌》を自力でとなると、緑や青のマナを確保するのが大変だ。協約した鏡から持ってきてコストを踏み倒すなら黒マナ3つで済むのでかなり現実的に。このエンチャントは呪文を唱えるたびに2枚ドローをもたらすので、大量の{0}呪文によりライブラリーを引き切れるレベルでカードを引き込める。ターンが終われば手札はすべて捨てなければならないが……そのターンの内にクールに勝ちに行くのだから、恐れる必要はない。

 また、《ガイアの意志》も真面目にプレイするハードルは高い。マナ・コストを持たないため、手札からこれを普通に唱えることは不可能……待機させてから4ターン後に解決されることになり、かなりのタイムラグが生じる。しかし《鏡に願いを》経由であれば、4マナ以下の呪文であるため問題なく唱えることが可能。そのターンの間、墓地からカードをプレイできるというとんでもない恩恵をもたらす1枚で、これでマナ加速やアドバンテージ源を再利用し、圧倒的な物量で押し切るという算段だ。《燃え立つ願い》や《鏡に願いを》を使いまわして、職種というクールなゴールに辿り着こう。

 

 さて、このレガシーのコンボを代表するアーキタイプに……冒頭で触れたファンタスティックな1枚が投入されている。《ファンタスティッカー》!この機体は4/4飛行、非クリーチャー呪文を唱えることでクリーチャー化する。そして同一ターンに4回目の非クリーチャー呪文を唱えた際には、これを生け贄に捧げて4/4構築物を4体生成可能……これらのトークンは飛行と速攻を持っている!つまり16点分のダメージとして計算できるわけで、《苦悶の触手》のみで20点を削り切るハードルを、一気に引き下げてくれる。

 ストームの天敵とも言える《狼狽の嵐》でも妨害されにくく、ファンタスティックなトークンで殴って勝つという、新しいアプローチをデッキにもたらす。なんだったら4回呪文を唱えられないような消耗戦でも、毎ターンクリーチャー化させてコツコツ殴るというプランも取れたり……ストームで勝つデッキに、殴るというシンプルでありながら新しい勝ち筋を加えたクールすぎる機体……まさにクール、そしてファンタスティック!

 コマンダー関係のカードはかなりの枚数が存在するので、本セットのカードをチェックし終えたら、次はそれらのカードに目を通してみてはいかがかな。クールな発見、ファンタスティックな出会いが待っているかもしれない……それじゃ今週はここまで。Stay cool! Be more fantastic!!

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