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岩SHOWの「デイリー・デッキ」

とことん!スタンダー道!黒いデッキの巻き返し、期待のリスト2選(スタンダード)
スポットライトが……近づいてキタァ!
昨年の盛り上がりも記憶に新しい、マジックの祭典の1つマジック・スポットライト・シリーズ。2026年5月の最終週は、29から31日までの3日間、週末がマジックで彩られる。千葉にて開催される「マジック・スポットライト:シークレッツ」は、プロツアーからチャンピオンズカップファイナルと続いていた招待制のトーナメントと異なり、誰でも参加できるオープンなイベントだ。会場では様々なマジックの催しが行われるので、ガチガチのやる気勢も、リラックスしてゆったり遊びたい層も、誰もが楽しめる空間となるだろう。
メインイベントはスタンダード構築によって競い合う賞金制トーナメント!という分けでとことんスタンダードを遊び、この道を突き進んでいる読者の皆は……都合がついたら是非とも参加してみて頂戴!皆のデッキをここで取り上げるのを楽しみにしているよ。
さてそんなスポットライトに向けて、プロツアーやチャンピオンズカップファイナルという事前に行われたトーナメントの結果は、注視すべきものだ。その中で一部のユーザーはこう感じたのではないかな。「黒がいない!」と。確かにプロツアーもチャンピオンズカップファイナルも、決勝ラウンド進出ラインであるトップ8には黒を主体としたデッキは勝ち残れなかった。
しかし視点を拡大してみよう。トップ8まであと一歩という16位までだったり、あるいはプロツアーのスタンダードラウンドの結果のみを見た場合……黒いデッキは存在している。黒党のプレイヤーには安心して、それらのデッキを参考にしてほしいものだ。というわけで今回はスポットライトで活躍するかもしれない黒いデッキをピックアップ!
| 2 《マルチバースへの通り道》 4 《草むした墓》 4 《花盛りの湿地》 4 《ウェイストウッドの境界》 1 《眠らずの小屋》 1 《バーシンセー》 2 《魂石の聖域》 3 《沼》 3 《森》 -土地(24)- 4 《ラノワールのエルフ》 4 《アナグマモグラの仔》 3 《鋭い目の管理者》 2 《豊穣の名誉教授》 -クリーチャー(13)- |
3 《強迫》 3 《報いの呪詛》 2 《苦々しい勝利》 1 《保安官を撃て》 2 《大渦の脈動》 2 《ウィザーブルームの魔除け》 2 《石人の核》 4 《不浄な別室 // 祭儀室》 4 《デリアン・フェル教授》 -呪文(23)- |
2 《戦略的裏切り》 2 《黒い太陽の日》 1 《逃げ場なし》 1 《強迫》 2 《除霊用掃除機》 2 《受け継ぎし地の開墾》 2 《カルシの帰還者》 1 《屑鉄撃ち》 1 《神出鬼没の狩人、スーラク》 1 《沼地のハンター、レザーヘッド》 -サイドボード(15)- |
まず1つ目はチャンピオンズカップファイナルにて16位となった「ゴルガリ(黒緑)ミッドレンジ」!黒のクリーチャー除去や手札破壊、アドバンテージ獲得手段と、緑のクリーチャーを組み合わせた中速デッキだ。クリーチャーで攻めるのを基本としつつ、自分よりもアグレッシブに攻めてくる相手には受けに回れるのがミッドレンジの強みだ。
ゴルガリというカラーリングは『ストリクスヘイヴンの秘密』で新カードを多く得ており、中でも《デリアン・フェル教授》はこれぞミッドレンジの象徴と言えるような堅実なスペックのプレインズウォーカー。クリーチャーを破壊し、ライフを得られるので防御面で優秀。ライフは減るがドローを行えて、また忠誠度も高めの設定なので[-7]を狙うことも現実的。紋章を得ればデッキ内のありとあらゆるライフゲインが相手を蝕む飛び道具となるため、フィニッシャーとしても機能する……よっぽど押し込まれている状況でない限りは、彼を戦場に繰り出せば一息つけるだろう。
そんなデリアンや《ウィザーブルームの魔除け》といった新カードで柔軟性を高め、デーモンである《石人の核》と《不浄な別室》とのシナジーで有利な状況に引きずり込んでいく従来のゴルガリの戦い方を押し進める。対戦相手の攻めを捌きながらやり返すスタイル、どっしりしたデッキが好きなプレイヤーにオススメだ。
| 2 《魂の洞窟》 4 《グルームレイクの境界》 1 《マルチバースへの通り道》 4 《不穏な浅瀬》 9 《沼》 1 《地底街の下水道》 4 《湿った墓》 -土地(25)- 4 《欺瞞》 2 《終末の加虐者》 3 《観念の名誉教授》 2 《苦難の収穫者》 2 《油浸の機械巨人》 3 《ベイルマークの大主》 4 《スーペリア・スパイダーマン》 -クリーチャー(20)- |
3 《苦々しい勝利》 1 《黒い太陽の日》 1 《死人に口無し》 1 《逃げ場なし》 4 《報いの呪詛》 1 《保安官を撃て》 4 《冬夜の物語》 -呪文(15)- |
1 《アガサの魂の大釜》 1 《不屈の屑鉄ボット》 1 《死人に口無し》 1 《端正な論文》 4 《強迫》 2 《瞬間凍結》 1 《否認》 2 《カルシの帰還者》 1 《量子の謎かけ屋》 1 《戦略的裏切り》 -サイドボード(15)- |
今回はもう1つ「ディミーア(青黒)加虐者」デッキもご紹介!キーカードである《終末の加虐者》は黒マナ6つを要求する非常に黒要素の濃いクリーチャー。これを黒に寄せきったマナ基盤から素出ししてもよし、墓地に堕として《スーペリア・スパイダーマン》でコピーしても良し。唱えて戦場に出すことでお互いのライブラリーを6枚になるように追放、ゲームを一気にクライマックスへと誘う驚異の能力を持っている。これでライブラリーを削り取ったうえで《不穏な浅瀬》で攻撃し、対戦相手のライブラリーを切削することで先にライブラリーからカードを引けない、敗北条件に陥れて勝利するコンボがこのデッキのメインウェポンだ。
この残り数枚のライブラリーを吹き飛ばす要素に、新たに《観念の名誉教授》が加わったことが加虐者デッキをさらに引き上げた。《祖先の回想》……1マナ3枚ドローのインスタントを準備済にして唱えられるようにするこのクリーチャー。回想は対戦相手を対象に取れるので、3枚引かせれば一気にライブラリーが空になるという寸法だ。加虐者後のフィニッシュにもなる上に、飛行と護法を持った5/5が3枚ドローをもたらすというだけでもシンプルにめちゃ強。コンボを狙わずに順当に勝つルーとも強化した名誉教授は、加虐者デッキのサブウェポンとして存在感を発揮している。
これらの黒いデッキは「マジック・スポットライト:シークレッツ」でも上位に食い込む可能性はある。新環境のスタート、確かに結果を見れば他の色に後れを取った黒だが……まだまだここから!とことんプレイしてリストを練り上げたプレイヤーが、大きな結果を残してくれることだろう。さあ、千葉で文字通りのスポットライトを浴びるため……スタンダード、とことん練習あるのみ!
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