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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

とことん!スタンダー道!プロモ手に入れ黒単デーモンにチャレンジ(スタンダード)

岩SHOW

スポットライトの熱気、伝わってキタァ!

 千葉は幕張メッセにて開催されたマジック・スポットライト:シークレッツ!久しぶりにこの手のイベントで会場にいない形になったが、皆が楽しんでいる熱気が、SNSを通じて伝わってきた!スポットライト本戦はスタンダードで行われ、とことんスタンダードを推し進める当コーナーとして見逃せないトーナメントとなった。どんなデッキが勝つかというのも気になったが、友人らがどれだけ活躍するかも気になってちょくちょくと確認していたわけだが……喜ばしいことに勝つプレイヤーもいれば、残念ながら敗退してしまうプレイヤーもいる。

 決勝ラウンド、賞金などの副賞の圏外、二日目進出ラインに至らないスコアになってトーナメントからドロップ……しかし、そうなってしまったプレイヤー達にも救済があるのがこの手の大型複合イベントの良いところ!大小さまざまなサイドイベントが開催されていたが……スタンダードという道を歩む者にとっては「ジャパンスタンダードカップ:《止められぬ斬鬼》チャレンジ」が目玉となったことだろう。金曜日に1回、日曜日の午前午後の合計2回、このチャレンジが開催された。

 

 このイベントはスタンダードにて計5回戦、その成績によって賞品が授与された。参加賞でも《幽霊による庇護》の特別なプロモがもらえて、そして5勝を達成すると《止められぬ斬鬼》のプロモや特別なプレイマットが手に入る!やはりこの手のプロモがもらえるイベントというものは滾る、熱い!というわけで僕の友人らも本戦からドロップして斬鬼チャレンジに挑む者達の姿が見られた……これを読んでいる皆も、同じように参加したり……あるいはそもそも本戦は参加せずこちらを選択したプレイヤーもいたりするんじゃないかな?皆が斬鬼を手に入れるために本気で取り組む、本戦と熱気が変わらないイベントになったことだろう。

 さて、斬鬼を手に入れたなら……そりゃ使いたくなるというもんだ。折角の特別仕様のカード、ゲーム上で活躍させてやりたいもの。ちょうどスポットライトと同じタイミングで、チェコ・プラハでも大型のオープンイベントが開催されていた。そこで上位に食い込んだのが斬鬼を用いたこちらのリスト!

distefano, giordano - 「黒単デーモン」
Ultimate Guard Open: Standard 27位 / スタンダード (2026年5月31日)[MO] [ARENA]
1 《コーの領域
4 《魂石の聖域
20 《
-土地(25)-

4 《大洞窟のコウモリ
3 《黄昏の妨害工作員
4 《止められぬ斬鬼
3 《カルシの帰還者
3 《アクロゾズの放血者
1 《蜘蛛を貪る者、モーラン
3 《悲劇をむさぼる者
-クリーチャー(21)-
4 《報いの呪詛
2 《苦々しい勝利
2 《保安官を撃て
2 《戦略的裏切り
4 《不浄な別室 // 祭儀室
-呪文(14)-
1 《保安官を撃て
1 《戦略的裏切り
1 《一巻の終わり
2 《黒い太陽の日
2 《死人に口無し
2 《脅迫戦術
4 《強迫
2 《倦怠の宝珠
-サイドボード(15)-
Melee より引用)

 

 

 黒単色の……デーモンデッキ!トーナメントでの姿を見るのは少し久しぶりだな。《止められぬ斬鬼》は接死を持ち、死亡しても麻痺カウンターが乗った状態で戦場に戻る。つまりクリーチャーでブロックはしたくない……しかし、これからの戦闘ダメージを受けると、そのプレイヤーはライフを半分失ってしまう……ライフが20点あっても、2点テイクして18になり、それが半分になって……一瞬で残ライフ9!かなりのパンチ力を持っている。

 そしてこのライフ半減能力が、半分にするどころかすべて失わせるコンボがある。《アクロゾズの放血者》!対戦相手がライフを失う際に、その値を倍にするという能力を持ったデーモンだ。ライフはダメージによって失われるため、シンプルにクリーチャーの攻撃が倍のダメージをもたらすという、それだけでもパワフルなクリーチャー。このデーモンと斬鬼を並べて、斬鬼の攻撃を対戦相手に通すことができれば……ライフを半分失わせる→それを倍にする、という処理が行われ……たとえ何かの間違いでライフが1,000や一億あろうとも、一撃で0まで失わせることが可能!まあ3マナで回避能力を持たないクリーチャーの攻撃を、4マナのクリーチャーを出しながら通す……そう簡単に決まるコンボではないが、しかしながら気を許すと終わるというプレッシャーはこのデッキの独自の武器である。

 そして放血者がデーモンのタイプを持つことを利用し、それを参照する《不浄な別室》を採用するのがこのアーキタイプの定番だ。2点のライフと引き換えにドローをもたらすエンチャント、デーモンをコントロールしていればむしろライフが増えて対戦相手が失うという理不尽にして最高なカードだ。これのライフ2点喪失も、放血者が居れば倍の4点に。ズシンと響くボディブローだ。これで攻撃できない睨み合いになっても一方的にライフ差をつけることが可能……そんな黒単デーモンは《大洞窟のコウモリ》《カルシの帰還者》《蜘蛛を貪る者、モーラン》など、単純なサイズだけではない、様々な能力を持ったやり手クリーチャー達と、《報いの呪詛》《戦略的裏切り》など秀逸なクリーチャー除去を用いて戦う、所謂ミッドレンジ、中速のデッキだ。

 

 このデーモンデッキの新顔ポジションが《悲劇をむさぼる者》!名前が超絶カッコいい、イラストもイカす!そして能力も実にデーモンデーモンしている。4マナ7/6トランプルと平均的な値から逸脱したスペック、そしてこれの持つ護法は手札を1枚捨てろというもの……《浸食作用》などを撃ち込まれても、カード1枚では対処させないえげつなさ。ただそんな高性能な悪魔をタダで従えられるわけもなく、ライフを得ていないのであればターン終了時にパーマネントの生け贄を要求してくる……うっかりすると自分の盤面がスカスカになりかねない。この《悲劇をむさぼる者》を安全に維持するためにも《不浄な別室》は役に立つ。これらを両方コントロールしながらターン終了を迎えると、それぞれに能力が誘発。解決する順番を別室→むさぼる者とすることで、デーモンコントロールにより2点のライフを得て、続くむさぼる者の誘発はスルーされる、と。また先に挙げた3種類のクリーチャーは絆魂を持つし、《報いの呪詛》もライフ回復が可能。これらを駆使することで、悲劇は自分には降りかからず、対戦相手だけを直撃するのである!

 折角手に入れた記念のプロモ、ゲームでもしっかりと活躍させてあげたいのがプレイヤー心理というもの。ジャパンスタンダードカップは今後も国内のイベントにて開催されることだろう、10月に開催される横浜でのプレイヤーズコンベンションとかね……その場でもおそらく今回のように《止められぬ斬鬼》プロモを手に入れるチャンスが……あるいは別のプロモになるかは現時点では不明だが、1つ言えることは……プロモなどが手に入るスタンダードのイベント、バンバン開催してほしいってこと!スタンダードをこよなく愛する皆のために、どうぞよろしくお願いします!!

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