READING

戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

今旬のデッキ、アゾリウス・モモが舞う!(スタンダード)

岩SHOW


 プロツアー『ストリクスヘイヴンの秘密』が終了し……すぐさま次なる舞台へ向けての戦いが各地で始まっている!というわけで先日は東京で日韓予選となるチャンピオンズカップファイナルが開催され、また同時並行でロンドンにて「マジック・スポットライト:シークレッツ」というイベントも行われていた。そして5月末に千葉でもこのスポットライトが開催される。いずれの大会も上位入賞者にはプロツアー参加権利が授与され、またフォーマットはスタンダードであるという共通点がある。プロツアーを経て、さらにデッキは洗練されていくこの環境で……千葉のスポットライトでどんなデッキを使うべきか?そのヒントは間違いなくチャンピオンズカップファイナル、そしてロンドンの結果から学べるはずだ。

 というわけでそれぞれのトーナメントの上位デッキをチェックすると……東京でトップ8に入賞したアーキタイプが、ロンドンでは優勝していた。これは見逃せない存在となること間違いなし!今回は「アゾリウス(白青)モモ」をご紹介!チャンピオンズカップファイナルで使用されたリストをピックアップ!

(スイスラウンド第5位)田瀬 裕也 - 「アゾリウス・モモ」
チャンピオンズカップファイナル シーズン4ラウンド3 / スタンダード(2026年5月9・10日)[MO] [ARENA]
8 《平地
4 《フラッドファームの境界
4 《神聖なる泉
3 《始まりの町
1 《放棄された気の寺
-土地(20)-

4 《空飛ぶ友だち、モモ
4 《星原の番人
4 《大空の賢人
4 《量子の謎かけ屋
3 《光に導かれし者、ハリーヤ
3 《養育するピクシー
1 《素早き救済者、アン
1 《マネドリ
-クリーチャー(24)-
4 《白昼夢
2 《練習を積んだ攻撃
2 《失せろ
4 《バネ葉の太鼓
4 《縫い目破り
-呪文(16)-
4 《安らかなる眠り
3 《鳴り渡る龍哮の征服者
3 《軽蔑的な一撃
2 《割に合わない一撃
1 《クチルの側衛
1 《農場の奇妙な動物たち
1 《嵐の討伐者、エルズペス
-サイドボード(15)-
 

 モモと名乗るだけあってこのデッキの主役は《空飛ぶ友だち、モモ》!1マナ1/1飛行、各ターンに唱える最初の飛行を持ったクリーチャーのコストを{1}軽減するという能力を持っており、《量子の謎かけ屋》などのカードを軽いコストで運用できるマナ加速能力を持っている。このモモと《バネ葉の太鼓》を組み合わせれば、序盤からそれなりのコストの飛行クリーチャーを展開することが可能だ。それらにより対戦相手のクリーチャーを見下ろしながら空から攻めるのがこのデッキの狙い。

 特にモモや太鼓と相性が良いのは《大空の賢人》!3マナ2/3飛行+絆魂、このバランスの良いスペックの持ち主が、そのターンに既に呪文を唱えていた場合はコピーされ2体になる!3マナでそれだけの戦力が得られるのは破格だ。モモと太鼓の組み合わせれば、なんと2ターン目にこの賢人を唱えつつコピーを展開できる!またモモは飛行クリーチャーが戦場に出るとサイズアップし、自身も戦闘面で活躍する。1枚のカードで2回誘発を引き起こせる賢人は攻撃面でもモモと相性◎というわけだ。

 

 モモと相性が良いカードにもう1つ、《星原の番人》も忘れちゃいけないこのデッキの主役だ。この天使はワープコストで唱えれば軽く、戦場に出ると《平地》か1マナ以下のクリーチャーを探して手札に加えられる。これによりモモを探してきても良いし、ワープをモモで軽減して1マナで運用するのもお得。ワープ後に追放された番人を唱えなおす際にもモモのコスト軽減があるとないとでは大違いだ。この番人を使いまわすムーブとして《養育するピクシー》をサーチし、このピクシーで番人を手札に戻すという戦術がある。手札を減らさずに継続して飛行クリーチャーを得られるため、派手さはないが堅実な盤面構築手段として、字面以上に強いムーブとなっている。

 この番人とさらに好相性の1枚が『ストリクスヘイヴンの秘密』で登場!《白昼夢》!このソーサリーは自身のクリーチャーを追放してから戦場に戻すという、所謂ブリンクと呼ばれるアクションを行うもの。そうやって出し入れしたクリーチャーに+1/+1カウンターを乗せてサイズアップさせつつ、戦場に出た時の能力を誘発させて使いまわすのを狙ったチョイスだ。番人をワープで唱えた後、これを対象に《白昼夢》で追放してから戻すと、戦場に出た時のサーチをおかわりして手札を補充しつつ……ターン終了時に追放されるという、ワープの効果はこの番人には適用されない。4/3というナイスなスペックで戦場に残り、対戦相手にプレッシャーもかけてくれる。

 この《白昼夢》は《量子の謎かけ屋》や《光に導かれし者、ハリーヤ》らワープ持ちを対象とすることで、最序盤から強い盤面を作ってくれる。モモや太鼓と併用することで、デッキリストを眺めて得た印象以上に攻撃的なアグロデッキとしての顔を見せてくれるぞ。《白昼夢》はフラッシュバックで使いまわせるので、長期戦でマナが余った時にも嬉しい一手になってくれる。

 

 モモや《大空の賢人》など、横にクリーチャーを並べることを得意としたデッキにマッチした新カード《練習を積んだ攻撃》も、フラッシュバックを備えた白いソーサリーだ。これは自身の全クリーチャーに+1/+1カウンターを乗せてサイズを底上げ、横並びデッキのダメージを大きく上昇させる。そして同時にクリーチャー1体に絆魂か二段攻撃を持たせる…どっちのキーワードも非常に強力で、戦闘を有利にしてくれること間違いなし。

 これはクリーチャーが1体だけの状況で唱えてもそれなりにダメージを発生させるが、やはり複数体を強化してこそ真価を発揮する。クリーチャーを複数体並べるという行為は《紅蓮地獄》《審判の日》などの一対複数交換を行うカードにしてやられるリスクが上昇する。時に全力展開はブレーキをかけるべき時もある。しかし慎重になりすぎて勝機を逃すのも勿体ない。というわけでこのソーサリーを使いこなせるようになるには、文字通りの練習を積む必要がある。練習を重ねて肌感覚をモノにし、押しと引きのタイミングを見極めるべし!

 飛行で攻める白いクリーチャーデッキ、モモ系の中でも今スタンダードでは「アゾリウス・モモ」が熱い!白単や白黒などバリエーションも豊富なアーキタイプなので、基盤となる白いカードを集めれば色々と楽しめるのも嬉しいところ。というわけで、スタンダードでオススメなデッキの1つだ。この初夏は旬なデッキで遊びまくろう!

  • この記事をシェアする

RANKING

NEWEST

CATEGORY

BACK NUMBER

サイト内検索