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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

新環境スタートダッシュ! フェニックスと機械の兵士(新スタンダード)

岩SHOW

 今ごろはみんな、「帰ったら『エルドレインの王権』の新しいカード試そう」とかそういうことばかり考えているタイミングかな? あるいは10月4日の正式発売日をワクワクと待っているころか……いずれにせよ、脳内はエルドレイン一色だと信じているよ。

 このコラムを書くタイミングではまだリリースもプレリも行われていないので、新カード、新スタンダードに触れることはできないが、世界中の配信者たちが「アーリーアクセス」なるイベントに参加して一足先に『エルドレインの王権』入りのスタンダードを楽しんでいる。すべての配信を観ることは到底かなわないが、彼らが使ったデッキをSNSにアップしてくれるので情報は十分にある!

 今日はその中で気になったデッキを紹介しよう!

David Adamus - 「イゼット・フェニックス」
スタンダード (『ラヴニカのギルド』~『エルドレインの王権』)[MO] [ARENA]
3 《
3 《
4 《蒸気孔
4 《天啓の神殿
1 《血の墓所
1 《ヴァントレス城
4 《寓話の小道

-土地(20)-

4 《プテラマンダー
4 《ゴブリンの電術師
4 《弧光のフェニックス
4 《弾けるドレイク

-クリーチャー(16)-
4 《選択
4 《ショック
4 《急進思想
4 《胸躍る可能性
1 《標の稲妻
4 《発見+発散
3 《王家の跡継ぎ

-呪文(24)-
David Adamus氏のTwitter より引用)

 

 まずは前環境でも人気の高かった、《弧光のフェニックス》を墓地から戦場に出すことを狙った「イゼット・フェニックス」デッキ!

 このデッキは《航路の作成》と《苦しめる声》がローテーションで落ちることでパワーダウンは免れないなと思っていたのだが、まさか《苦しめる声》がインスタントとなった《胸躍る可能性》が出てくるとはね。

 フェニックスを捨てて戻すのであれば自分のターンに唱えることになるのでソーサリーだったころとそれほど変わりはないが、ゲームの展開次第ではインスタントなのを良いことに、相手のターンだったり戦闘中に唱えて特定のカードにたどり着く、という動きも狙っていくことになるだろう。

 《ゴブリンの電術師》でインスタント&ソーサリーのコストを下げ、《胸躍る可能性》や《急進思想》を連打し、早いターンにフェニックスを複数体戦場に出して殴るのが主な狙い。

 フェニックスを捨てる役目を担うカードとして、さらに《王家の跡継ぎ》も加わった。

 ただ捨てるだけでなく、フェニックスや《弾けるドレイク》のパワーを上げつつ先制攻撃&トランプルを付与してより殴りやすくしてくれる。ゴブリンですら打点としてカウントできるようになる点は、一度足が止まるとグダりやすかったこのデッキにとっては嬉しい。

 4枚ドロー&ダメージの奥義もにらみ合いを突破するのに十分な強さで、かつこの能力を3マナという軽いコストで得られるのは破格だ。ドローできるカードなので、《パルン、ニヴ=ミゼット》とも一緒に使ってみたいね。

Mason “Esports” Clark - 「スティール・ストンピィ」
スタンダード (『ラヴニカのギルド』~『エルドレインの王権』)[MO] [ARENA]
10 《平地
1 《神聖なる泉
1 《神無き祭殿
1 《聖なる鋳造所
1 《寺院の庭
4 《アーデンベイル城

-土地(18)-

4 《ジンジャーブルート
4 《鋼の監視者
4 《馬上槍の練習台
4 《機械仕掛けの召使い
4 《よろめく鎧
2 《ヘンジを歩く者
2 《秘儀術師のフクロウ
4 《石とぐろの海蛇
3 《庁舎の歩哨

-クリーチャー(31)-
4 《きらきらするすべて
1 《ガラスの棺
4 《牢獄領域
2 《神秘の炉

-呪文(11)-

 

 こちらは白単!……というか無色単?アーティファクト・クリーチャーばかりで固めた「スティール・ストンピィ」だ。《鋼の監視者》の能力で、『エルドレインの王権』から新たに加わった《ジンジャーブルート》などの面々を強化して殴る、シンプルなビートダウンデッキだ。

 ただ展開しているだけで《よろめく鎧》のサイズも上がっていくぞ。

 『エルドレインの王権』の白はエンチャントとアーティファクトに関するカードが多く、手札を補充してくれる《秘儀術師のフクロウ》だったり、打点をグイッと向上してくれる《きらきらするすべて》だったりを備えているので、このアーティファクト軍団の色として選ばれた。

 白単色にすることで《機械仕掛けの召使い》《ヘンジを歩く者》の一徹能力を活かすことができ、さらに《アーデンベイル城》も運用可能となっている。

 とにかく機械の兵団を並べて、強化して殴り切ろう! ゲームが長引きそうなら《神秘の炉》でアドバンテージを得て、マナを注いだ《石とぐろの海蛇》で攻めよう。

 《庁舎の歩哨》でダメージを飛ばしつつ《鋼の監視者》で弾丸をチャージするのも楽しい。この歩哨のために《神聖なる泉》などの多色土地が1枚ずつ採用されているのがオシャレポイント。

 BO3形式(2本先取)で用いるのであれば、サイド後にアーティファクト破壊や小型クリーチャーをまとめて対処する類のカードが増えることが予想されるので、それらへの対策手段を用意したい。土地をもう少し多めにして、より中速デッキとして戦えるようにし、《黒き剣のギデオン》などプレインズウォーカーで戦うデッキにスイッチするのもひとつの手だ。

 今回は以上、2つのデッキを紹介した。既存デッキの発展型と全く新しいデッキ、どちらも可能性が感じられ、実際に使ってみたくなる魅力があるね。新カードや《鋼の監視者》などあまり使われてないかったカードがこれからのスタンダードを引っ張っていくことになる。何が正しいかは、実際に自分で試して考えてみよう。

 なんでもかんでもデッキを作っては崩し、ベストな型にたどり着くまで朝から晩まで悩む……これが新スタンダード開幕時の醍醐味だ!

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