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ガフ提督の「ためになる」今日の1枚

今日の1枚:ドルイドの誓い

浅原 晃

 本日は伝説の試合からカードを1枚、紹介していくぞい。

 1999年12月5日に行われた、プロツアー・シカゴ1999の決勝戦は伝説と語り継がれる試合となったのじゃ。《ドルイドの誓い》を軸とした「メイヤー・オース」のボブ・マーハー/Bob Maher(当時は「メイヤー」と表記されておった)、そして、《ネクロポーテンス》を中心に据えた「フリースペル・ネクロ」のブライアン・デイヴィス/Brian Davis、その決勝戦は大どんでん返しもあり、白熱した試合となったのじゃ。

 2つのデッキのキーカードとなった2つのエンチャントは、マジックの歴史上を見ても、屈指の強さを持つエンチャントじゃ。《ネクロポーテンス》は問答無用のドローソースとしてテヴェシュが紹介したそうじゃが、《ドルイドの誓い》はまだじゃったかのう。

 《ドルイドの誓い》はクリーチャーを少なくコントロールしている方が、アップキープにライブラリーの一番上からクリーチャーが出るまでカードを公開し、タダで戦場に出せるという、今考えてもおかしな効果を持っておったカードじゃ。コストを無視してライブラリーから直接出せるのに、《ドルイドの誓い》は2マナという軽さもあって、クリーチャーデッキに対して尋常でない強さを持っておったのじゃ。

 この大会はエクステンデッドじゃったが、スタンダードでも《極楽鳥》を出してみたら、《夜のスピリット》がライブラリーから、いっけなーい遅刻遅刻と追突してきたなんて事案も多く発生しとったぞい。

 また、《ガイアの祝福》によるライブラリー修復機能も噛み合いまくっておってな、クリーチャーを自爆できるものに絞って、デッキをグルグルと回す構成もよく使われておったのじゃ。この時の「メイヤー・オース」も、大きなクリーチャーというよりは、対応しながら、じっくりと勝利を近づける《スパイクの飼育係》や《トリスケリオン》などが採用されておったのじゃ。

 試合はどうなったのかって? 結果として、ブライアン・デイヴィスの痛恨のミスによって、ボブ・マーハーが劣勢をひっくり返して勝利したのじゃな。ふぉっふぉっふぉ、伝説の名試合と呼ばれるものは、長いマジックの歴史でもそう多くはないからのう。ぜひ、ちょっと調べてみてほしい、そんな試合なのじゃぞい。

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