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ガフ提督の「ためになる」今日の1枚

今日の1枚:ドラコ

浅原 晃

 ふぉっふぉっふぉ、2001年2月7日は『インベイジョン』ブロックの2つ目のセット、『プレーンシフト』が発売した日じゃな。新入りのプレインズウォーカーにとっては古事記のような太古の話かもしれんが、我々には思い入れ深いセットなんじゃ。

 『プレーンシフト』で真っ先に思い浮かぶのは《火炎舌のカヴー》じゃが、もう紹介したからのう。ただ、他にも紹介しがいのあるカードが揃っておるのが『プレーンシフト』を含む『インベイジョン』ブロックというセットなんじゃな。例えば『プレーンシフト』だけでも、インビテーショナルカードである《翻弄する魔道士》、単体無条件除去の《終止》、後に「セプターチャント」というロックデッキを生み出す《オアリムの詠唱》、ストーリーで言えば、修復されて今も活躍しておる《飛翔艦ウェザーライト》などが挙げられるのう。

 さーて、どれを紹介しようとするかのう、悩むのう、ふぉっふぉっふぉ、決めたぞい、この中の……どれでもない、《ドラコ》じゃ。

 《ドラコ》はもっとも重いマナ・コストの記録を持っているクリーチャーじゃ。『プレーンシフト』発売から、今までさまざまなカードが登場したものの、驚くことにこの記録は破られてはおらんのじゃな(銀枠のジョークセットは除くぞい)。次点では《引き裂かれし永劫、エムラクール》や《土着のワーム》などが15マナで追随しておるが、惜しくも《ドラコ》には及ばなかったのじゃ。

 そして、マジックでは一芸に秀でているものには使い道はあることを示すいい例でも知られておる。『インベイジョン』ブロック構築などではクリーチャーとしてたまに使われはしたものの、戦闘能力としてはやはりイマイチなのじゃった。だが、点数で見たマナ・コストが16という点に目を向ければ話は変わるのじゃな。デッキとして有名なのはかつてのエクステンデッド・フォーマットで《うつろう爆発》と組み合わせた「ドラコ爆発」かもしれんのう。《うつろう爆発》はデッキの上からカードをめくり、最初に公開された土地以外のカードの点数で見たマナ・コスト分のダメージを与えるカードじゃ。つまり、《ドラコ》がめくれると16点超絶大爆発となったわけじゃな。こうして、爆発芸を身につけた《ドラコ》は当時、一躍有名になったのじゃな。

 それ以来、一発芸人感はあるものの、今でもマナ・コスト参照のカードはちょくちょく作られておる。最近では《虎の影、百合子》と「タイガー&ドラゴン」というコンビを組んで、再ブレイクを狙ったとか。ふぉっふぉっふぉ、まあ、流行はせんかったがのう、どこかでまた、見たいもんじゃのう。

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