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カラデシュ特務大使 現地取材レポート
カラデシュ特務大使 現地取材レポート:新カード続々お披露目! 発明博覧会がついに開幕!
by Asako Seo
現在開催中の大型ゲームイベント「PAX West」内にて、9月末発売の大型セット『カラデシュ』のプレビューイベントが行なわれました。3つのセクションに分かれたそのイベント内容と、そこで発表された新カードについて、まとめてお届けします。
PAXは今日から始まり、街中はゲーマーだらけ。PAX会場の裏手に世界選手権の会場があるため、巨大な案内が出ています。
会場となるパラマウント・シアターはシアトルで一番古い劇場で、普段はミュージカル公演などが行なわれています。
中に入ると、カラデシュをイメージした衣装をまとった皆さんが出迎えてくれます。
会場内の風景。もともとの豪華な装飾にカラデシュのアートが見事にマッチしています。
カラデシュはラヴニカに似た複雑な造りの大都市ですが、インドっぽさやスチームパンクっぽさが混ざり合い、きらびやかで魅惑的な雰囲気です。上空に流れる「霊気」を人々に分配することで、プレインズウォーカーのような特別な力を持たない一般の人々も機械仕掛けを使って文化的な暮らしを送っています。
では、カラデシュでの発明博覧会を楽しみましょう!
現地時間11時、「オープニング・セレモニー」が始まりました。マジックのイベントでよく見かける俳優のジミー・ウォンさんが司会をつとめます。なお彼は統率者戦のすぐれたプレイヤーだそうです。
はじめに『カラデシュ』のトレイラー映像が流れました。きらびやかな発明博覧会の様子はとても楽しそうで、今までマジックに登場した中でも、一番行ってみたい次元です!
まずはクリエイティブ・ディレクターのジェレミー・ジャーヴィスさんが登壇。カラデシュの世界について大まかに説明をしてくれ、ドワーフがいることが発表されると観客から歓声があがりました。マジックでは久しぶりの登場ですが、みんなドワーフが好きなんですね。
そしていよいよお待ちかね、新プレインズウォーカー《サヒーリ・ライ》の発表です。
大きな拍手と歓声で迎えられたまさしくカラデシュの目玉! ストーリーでも言及されていた通り、どんなものでもアーティファクトとして複製できます。何をコピーしましょうか? 奥義も夢が広がりますね。
次は世界観担当のお2人が登場し、《発明博覧会》と《猛然たる報復》を披露しました。
まさにいまやっているイベントですね。アーティファクトを3つ並べて陳列し、最高の一品をお取り寄せ! 以前の金属術をほうふつとさせます。
プレインズウォーカーにもダメージを振り分けられて便利そうな火力です。
続いて開発の主席デザイナー、マーク・ローズウォーターさんが出て来て「ずっと前からずっとしゃべりたくて仕方なかったんだよ!」と大はしゃぎ。まったく新しいリソースとして、「エネルギー」があることを発表しました。また、新メカニズムの「製造」と、とてもワクワクする「機体」についても紹介されました。
新たなリソース「エネルギー・カウンター」が登場。この次元がマナ以外の力によって成り立っていることを強くうかがわせます。エネルギーを貯めていって、一気に6枚めくってドカーン!
カラデシュの新メカニズムがこの「製造」です。1/1アーティファクトが必要か、それとも+1/+1カウンターが欲しいか、状況によって選べます。出てくる霊気装置・トークンを、下の機体に乗せたりしてもいいですね。
カード枠も新たに「機体」が新登場です! 誰かを搭乗させないと攻撃できませんが、「召喚酔い」による酔っ払い運転も可能なようです。あまりの猛スピードゆえに、接触事故を起こすと一瞬で壊れる恐れがあるとはいえ、《ボール・ライトニング》や《炎呼び、チャンドラ》のトークンのように生け贄に捧げる必要はありません。
ジェレミー・ジャーヴィスさん(左)とジミー・ウォンさん(右)。
新カード発表に拍手する観客の皆さん。
テンション高く新カードを紹介するマークさん。
セレモニーの最後にサヒーリが現れて手を一振りすると、会場内に発明博覧会への招待状が派手にばらまかれました。
空から降ってきた招待状はこちら。
カードの中から現れたようなサヒーリとチャンドラ。
続いて12時からは、「ワールド・ビルディング」というパネルディスカッションが行なわれ、世界設定に関する美しいアートがたくさん披露されたほか、カラデシュを象徴するキャラクターカード3枚が紹介されました。
相手の力を奪って使うずるい人。何のカードが追放されているかは相手にはわからないのがイヤらしい。
さすがは伝説の飛空挺。3点ミサイルを発射しながらガンガン攻められます。
大きな拍手で迎えられたカード。カラデシュではドワーフが優秀な操縦士になるようですね。ぜひドワーフと機体を集めて乗り物デッキを作りたい!
昨日のオフィス見学時に、「この変てこな絵はなんなんですか?」と言われていたのが、このグレムリンです。
グレムリンはカラデシュのマスコット的存在のようで、ショップでかわいいぬいぐるみポーチが売られています。
最後は「メカニズム・オブ・カラデシュ」のパネルディスカッションです。エネルギーカウンターについてのデベロップ中の模様、エネルギーがどういうコストパフォーマンスのリソースとして位置付けられているかや、エネルギー・マークのできるまでなど、いろいろな内容が語られました。それに伴って公開されたのが、こちらのエネルギー関連のクリーチャーです。
どうやらエネルギーカウンターを貯めるには、いろいろな方法があるようですね。たまったエネルギーの使い道に悩むことになりそうです。
続いて、機体の可能性が広がるカード3枚と製造にまつわるカード2枚が公開されました。
先ほど出た猛スピードの《楕円競走車》などのほかにも、多種多様な機体があるようですね。
機体を無理やり走らせるこのソーサリーを見たとき、観客席から笑い声が起きました。
ブレーキというものの存在を知らない、赤らしい操縦士です。
ドワーフということでお客さんが喜んでいました。
アーティファクトを増産することが簡単にできます。
アーティファクトが重要となるうえ、エネルギーという要素も増えるので『カラデシュ』以降の環境は今までと大きく変わる予感。とても楽しみですね! そして、明日もさらなる新カード発表が続きます! Twitterなどでの情報をどうぞお見逃しなく。
それでは、次回のカラデシュ特務大使レポートもお楽しみに。
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