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2019ミシックチャンピオンシップⅤ(MTGアリーナ)

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2019ミシックチャンピオンシップⅤ(MTGアリーナ)トップ8プロフィール

Wizards of the Coast

2019年10月19日


 
スタニスラフ・ツィフカ/Stanislav Cifka

 プロツアー『ラヴニカへの回帰』王者は、この週末、見事な凱旋を見せてくれました。今年の夏、ツィフカはルームメイトのオンドレイ・ストラスキー/Ondřej Stráskýとともにスタンダードに風穴を開け、MTGアリーナ上の予選で今大会への参加権利を獲得しました。今大会では「バント・ランプ」を用いてトップ8に入賞し、その結果、12月の「2019ミシックチャンピオンシップⅦ(MTGアリーナ)」への参加権利を得るに至りました。もう「ツィフカが帰ってきた」と言って差し支えないでしょう。ですがこの週末には、もう1つ重要な仕事が残っています――彼の経歴にまた1つタイトルを加えるという仕事が。

アンドレア・メングッチ/Andrea Mengucci

 イタリアのMPL選手アンドレア・メングッチは、その見事なプレイとマジックとの固い絆とミシックインビテーショナル王者としての貫禄と、そしてもちろん彼が食べるものを探すときに使う#mengucciquisineのハッシュタグが印象的なプレイヤーです。これでミシックチャンピオンシップのトップ8入賞は4回目。今シーズンはすでに目覚ましい活躍を見せており、2019ミシックチャンピオンシップⅠ(クリーブランド)では11位、2019ミシックチャンピオンシップⅡ(ロンドン)では40位、2019ミシックチャンピオンシップⅢ(MTGアリーナ)では28位と、安定した戦績を残しています。

行弘 賢

 日本のプロ・プレイヤー行弘 賢が、自身5度目のトップ8入賞という比類なき実績を記録しました。彼は2015年以降、毎シーズントップ8に入賞しており、2017年にはチーム「武蔵」の一員としてプロツアー・チームシリーズ優勝を成し遂げています。刺激的なデッキ構築と独特なデッキ選択で広く知られる行弘は、今大会でもその期待を裏切らず、強力な剣を装備したゾンビの恐竜を主力に据えた「マルドゥ・騎士」を操り、トップ8入賞を決めたのです。

ウィリアム・ジェンセン/William Jensen

 トップ8にウィリアム「ヒューイ」ジェンセンがいれば、盛り上がること間違いなしです。この殿堂顕彰者にして2017年の世界王者は、今大会、《死者の原野》デッキの使用を避けて対抗する側に立ちました――《意地悪な狼》や《王冠泥棒、オーコ》を駆使して、トップ8に入賞したのです。これでトップ8は7回目。華々しい戦績にさらなるミシックチャンピオンシップ優勝のタイトルを加えるべく、彼は次の戦いに臨みます。

リー・シー・ティエン/Lee Shi Tian

 2018年に殿堂顕彰を受けているリー・シー・ティエンが、見事自身6度目のトップ8入賞を果たしました。2019年のMPLコア・スプリットではサファイア・ディビジョンで優勝し、今大会2日目へのシード権を獲得。2019ミシックチャンピオンシップⅢ(MTGアリーナ)では「勝てばトップ8」の試合で負けた経験があるだけに、この週末、遅いデッキに満ちた環境に対し《災厄の行進》を中心にした超アグレッシブなデッキを持ち込み、トップ8入賞を成し遂げた彼の喜びもひとしおでしょう。

ガブリエル・ナシフ/Gabriel Nassif

 今回のトップ8における3人目の殿堂顕彰者、「Yellowhat」ことガブリエル・ナシフは、「挑戦者」の1人として今大会に参加しています。2019ミシックチャンピオンシップⅢ(MTGアリーナ)において、挑戦者の中で上位4名の成績を収め、今大会への参加権利を得たのです。その華々しい実績と配信者やライターとしての精力的な活動を見れば、ナシフのこの週末の活躍ぶりに疑問はないでしょう。トップ8へ至る道の中で、彼は「シミック・食物」とともに最高のショーを見せてくれました――そしてすでに9回ものトップ8入賞を記録している彼は、さらにもう1つ実績を加えたのです。今、彼は再びミシックチャンピオンシップ優勝トロフィーを手にするべく、日曜日の舞台に立ちます。

ジャン=エマニュエル・ドゥプラ/Jean-Emmanuel Depraz

 フランスのMPL選手ジャン=エマニュエル・ドゥプラにとって、これが2度目のトップ8入賞です。彼はグランプリ・ワルシャワ2017で優勝すると、プロツアー『イクサランの相克』では7位に入賞し、ワールド・マジック・カップ2018ではフランス代表を優勝に導きました――これらすべてがほぼ1年内の出来事であり、これをきっかけに彼は一躍プロ・シーンの注目選手になったのです。前スタンダード環境では「イゼット・ドレイク」を好んだ彼ですが、今大会ではミッドレンジ好きの彼に合う「バント・ゴロス」を手に取っています。

ハビエル・ドミンゲス/Javier Dominguez

 世界選手権2017でウィリアム・ジェンセンに決勝で敗れたハビエル・ドミンゲスが、そのわずか1年後に優勝を果たした世界選手権2018は、マジックの歴史上最も記憶に残るイベントの1つでした。このスペインのMPL選手は、対戦相手のゲームプランの弱点を見つけてそこを攻めるのを好む、アグロ志向のプレイヤーであると自身を評しています。彼はあと一歩でトップ8に入れないという経験を乗り越え、2018年のプロツアー『イクサランの相克』にて自身初のトップ8入賞を果たすと、そこから輝かしいキャリアを歩んできています。

(Tr. Tetsuya Yabuki)

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2019ミシックチャンピオンシップⅤ(MTGアリーナ) 日本語解説・実況生放送 日程・放送時間・放送ページ
日程放送日・放送時間放送ページ
1日目10月19日(土) 1:00~(10月18日(金)深夜)ニコニコ生放送Twitch
2日目10月20日(日) 1:00~(10月19日(土)深夜)ニコニコ生放送
最終日10月21日(月) 1:00~(10月20日(日)深夜)ニコニコ生放送
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