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ディレクターズ・チェアより:2012年版

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ディレクターズ・チェアより:2012年版

Aaron Forsythe / Tr.Takuya Masuyama / TSV YONEMURA "Pao" Kaoru

2013年1月2日


 この素晴らしい年にあったこと......私がまだそう言っていることを聞き飽きていませんか? なぜなら私がそれを言うことに飽きることなどありえないからです。皆さんはあらゆる種類のイベントの記録の数字を塗り替え、そして私達が2012年に発売したセットは今までで最も人気を博しました。

 非凡なゲーマーであるあなたへの同意の印として、私が発見した2012年の最も重要な、もしくは最も印象的な事柄をこの記事では焦点には当てません。しかしその代わりに、あなたが入力するまでそれを開けておきます。そう、ツイッターで私のフォロワー達に尋ねた2012年のマジックの良いことと悪いことです(ご心配なく、「良いこと」リストの方が「悪いこと」よりも長いです)。

 ツイッターの仲間たちは基本的に沢山の努力を注いでくれた気合の入った集団なので、下記のリストを読むに当たってそれを心に留めておいてください。リプライの沢山のページを集計した、2012年マジックの良かった点トップ12です。

第12位:キューブ

 4月に私達はマジック・オンラインに人気の、そして待望のキューブ・フォーマットをもたらし(ウォース・ウォルパート/Worth Wollpertの2012年のマジックオンラインの出来事をまとめた記事もご覧ください)(リンク先は英語)、それから、最近には神話的なパワーナインのオンラインでの実装もありました。


Moat》 アート:Noah Bradley

 さらに、私たちは高レベルのイベントで初めてキューブを使用することができ、マジック・プレイヤー選手権の最初の3ラウンドがこれで行われました。(詳細は後ほど)

 このフォーマットはとても楽しく、今までの中で最も壊れたカードの一部を楽しむことを可能にするコントロールされた環境で、古のカードの最新の使用例を披露する手段を私達に与え、そして新しいセットが出たときの紙とオンラインの間のずれにも新鮮さを保ちます。

 私たちは常にオンライン・キューブの体験を微調整する方法を判断していますが(カードリストと賞品の構造の両方で)、来年も《チャネル》で《無限に廻るもの、ウラモグ》や《荒廃鋼の巨像》を《修繕》して沢山出せることは保障いたします。

第11位:闇の隆盛

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 ええ、このセットがあなたにもたらした《墓所這い》、《ゲラルフの伝書使》、《ファルケンラスの貴種》、《高原の狩りの達人》、《未練ある魂》、そして《スレイベンの守護者、サリア》は人気があるのは確かです。これは以前の全ての小型セットの売り上げ記録を破りました。

 闇の隆盛はスタンダードをパワーアップさせただけではなく、既に素晴らしいものだったイニストラードのリミテッド・フォーマットにいくつかのユニークなねじれを与え、そしてプロツアー・ホノルルのトップ8はこれまでの最もエキサイティングなものの一つになりました。

第10位:現在のスタンダード

 2012年のスタンダードは《秘密を掘り下げる者》と《瞬唱の魔道士》の支配で始まりましたが、《思案》、《マナ漏出》、そして極めて効果的なファイレクシア・マナの呪文のスタンダード落ちがラヴニカへの回帰の発売と共に起きて、フォーマットはかなりの広がりを見せ、そして多くの賞賛を得ています。

 確かに、いくつかの極端なカードや、支配的なアーキタイプがありますが、それらは一般的に5色全ての、スタンダードにあるセットそれぞれからのカードの広い多様性をもったデッキが勝っており、そしてプレイスタイルの幅はビートダウンからコントロールと、少しのリアニメイトが放り込まれています。イニストラード・ブロックのテーマを基にして現れたゾンビと人間デッキもありますし、《雷口のヘルカイト》のようなマジック2013出身のフィニッシャーもあります。そしてラヴニカへの回帰のほぼ全てのギルドのメカニズムの目立ったカードもあります。

 私は少数のツイートから現在のスタンダード環境は今年の「悪い」リストに入るという申し立てを受けましたが、それは「良い」リストの投票に比べてほんのわずかでした。私達は皆をハッピーにすることはできませんが、あなたのツイートや最近のイベントの動員数は、私達の行いがあなたたちのほとんどにとって正しいことだということを示しています。

第9位:ワールド・マジック・カップ

 ワールド・マジック・カップはかつての世界選手権を二つに分けたうちの一つです。私達はそれぞれ新しく再配置されたどちらか片方が以前よりも良い仕事をするだろうと言う期待を込めて古いイベントを二つに分割しました。

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 ワールド・マジック・カップの目標はマジックをプレイしている全ての国にお互いに対戦できる場を与えることと、人々が家に帰りそれを見て本当に楽しめるような環境を作ることでした。チーム戦部分は旧世界選手権ではいつもちょっとしたオマケで、それは本当に残念なことでした。私自身は一年アメリカ代表チームでプレイしたことがあり、それは私のマジックのプレイ経歴を最も定義づけた経験でした。ワールド・マジック・カップはこの手の競技にふさわしい舞台を与えました。

 私達は大国の敗北を、(アメリカがゲームを決めた《忌むべき者のかがり火》をトップデッキされたのはこのイベントで最も思い出深いことの一つです)、強国がスタートに失敗を(日本がイベントの前夜にワシントンDCからインディアナポリスまで900キロの道のりをタクシーで来ました)、小国が巨大な成功を収めるのを見ました。私達はフィリピン、コスタリカ、クロアチア、プエルトリコ、そして最終的にチャンピオンとなった台湾のような地域のコミュニティの素晴らしい話をそれらの国のプレイヤーから聞きました。

 簡単に言えば、それは私が今まで見てきた何よりも、「マジックのオリンピック」のように感じられ、そしてそれをより良くし続けるつもりです。私達はチーム・プレイで初日から進む方法を考え出し、そしてイベントの賞金を著しく上げました。

 もちろん、このイベントに関連した全ての事柄が滞りなく行われたわけではなく、予選のシステムは後ほど「悪い」リストに登場します。

第8位:グランプリの増加

 2011年後半にプロツアーのプライベート化(併催イベントを行わない)して論争となる行動をした時、プレミア・プレイの範囲を広げるために再配分の努力をしました。イベントホールに物理的に来ることができる2、3千人に焦点を当てる代わりに、全てのレベルで行っていたビデオ・カバレージの量を大きく増加させ(詳細は後ほど)、グランプリの数を2倍に増やし、大型イベントをより多くの人々にもたらしました。

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 私達は一年に開催するグランプリの数を、2011年の20から2012年は43へと2倍以上にしました。私達はイベントの数が増えることで参加者が拡散されることを望みました。2000人近いプレイヤーが参加するイベントでプレイしたことがある皆さんは、それがどれだけ長く、狂った週末であるかをご存じの通りです。しかし、マジックのプレイヤーは激しく増え続けているので、私達は今より巨大なイベントを行うことになりました(それは嬉しい問題です)! そして、あなたがプレイするために出かけられなかったとしても、拡張されたカバレージ・チームはライブ・ストリーミングでイベントの多くの出来事をあなたにお届けします(ええ、これもまた後ほど...)。

 2012年のグランプリは場所だけでなくフォーマットでもイニストラード・ブロック構築、モダン、レガシー、そして復活したチーム・リミテッド(これも後述)の全てにわたって行われました。

 さらに2013年のグランプリでは、イベントの数をさらに増やすとともに、1200人以上の参加者のイベントではプロツアーの招待枠が4人から8人へと増加します。

第7位:マジック・プレイヤー選手権

 ワールド・マジック・カップが各国の代表にふさわしい競技の舞台を与えたように、マジック・プレイヤー選手権は世界最高のプレイヤー16人にふさわしいスポットライトを与えました。その年のプロツアー優勝者全て、各地域の最高のプレイヤー、そしてマジック・オンライン・チャンピオンシップの優勝者が含まれます。現金の束とプロポイントと年間最優秀選手の座を懸けて、選ばれた選手が激しいトーナメントで雌雄を決します。

 トーナメントは日本の八十岡 翔太が《霊気の薬瓶》入りのモダンのデッキで構築ラウンドをぶっち切って勝利を収めるように見えましたが、しかし彼は同郷の渡辺 雄也にモダンにおけるジャンドの支配の始まりとなる世紀の決勝戦で敗れました。殿堂入りプレイヤーであるジョン・フィンケル/Jon Finkelとパウロ・ヴィター・ダモ・ダ・ロサ/Paulo Vitor Damo da Rosaによる見ごたえのあるパフォーマンスは、トップ4を締めくくり、週末全てを忘れられない出来事にしました。


マジック・プレイヤー選手権の優勝者、渡辺雄也

 今年も私達は賞金をいくらか増加させ、これを繰り返します。優勝者はそれにふさわしく「世界王者」と呼ばれ(これに伴いイベントの名前が世界選手権に変更されます)、年間最優秀選手は1年間のプロ・シーズンを通して最も多くプロ・ポイントを獲得したプレイヤーに与えられる称号になります。

第6位:チーム・リミテッドのグランプリ

 私はマジックのチーム・フォーマットの恥じることなきファンであり、人々がある種のチーム・グランプリを長年の空白の後に戻すよう私に催促してきた時、事を始めました。

 多くのことがうまく行きました。ほとんど誰もプロツアー予選やグランプリのフォーマット以外でプレイしていないので、チーム・ロチェスター・ドラフトを使うことは望まれず、その一方で3対3のチーム・ブースタードラフトはカジュアル・フォーマットとして幅広く楽しまれていました。残念ながら3対3のブースタードラフトに必要な3時間以上の時間はグランプリには非常に不向きなので、私達は創造性を求められました。

 サンホセで開催されたイベントはプロツアー・ラヴニカへの回帰の前の週末で、これの意味したところは多くのプロプレイヤーが現れるだろうと言うことと、そしてそれは彼らが最もこのフォーマットを求めていたので重要なことでした。そしてフォーマットが人気を得る見込みとして、私たちは良い数字を求めていました。2004年に北米シカゴで行われた、前回のチーム・リミテッドのグランプリはわずか158チームだったのです。


グランプリ・サンホセの優勝者デビッド・ウィリアムス/David Williams、 マット・スパーリング/Matt Sperling、ポール・リーツェル/Paul Rietzl

 しかし人々は現れました。一部はラヴニカへの回帰の人気です。一部は、累積された需要があったことです。しかし一部はプレイヤーが社交的にゲームを楽しみ、友達と共に過ごしたいということでした。同様に多くのカジュアル・プレイヤーがいて、そしてそれは彼らがチーム戦のプロツアーが提供するチームPTQのシーズンを過ごさないことに原因があると考えました。これはただ単に単発の楽しいイベントであり、遠征を止めるものではないからです。

 私の考えではチーム・リミテッドはチームプレイを最も良く表現しています。あなたは手ぶらで二人の仲間をベッドから引きずり出して現れても、素晴らしい時間を過ごすことができ、そして際限なくその場で意思決定されたチーム・シールド構築は私がマジックに費やしてきた時間の中でも最も魅力的なものの一部です。

 これを受けて私達は来年、さらに3つのチーム・リミテッドグランプリを行います。3月のオランダのユトレヒト、6月のロードアイランド州のプロヴィデンス、11月の日本の京都、イベントが人気であり続けるならば、私達はそれを行い続けるでしょう!

第5位:モダンの推進

 モダンは2011年のコミュニティ・カッププロツアー・フィラデルフィアでデビューしたかもしれませんが、それが一人立ちしたのは2012年で、全体のPTQシーズン、2番目のプロツアー、そしてワールド・マジック・カップとマジック・プレイヤー選手権でプレイされました。このフォーマットのイベントは定期的にマジック・オンラインで行われており、またショップでプレイされている数も増加していて、今や我々がフライデー・ナイト・マジックとして認可するほどです。

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 また一方で、このフォーマットに関する最大のニュースは、フォーマットの主要なカードの入手をより簡単にするために作られた、全カードが再録のセット、Modern Mastersの発表でした。この製品は6月に発売され、それに伴いグランプリ・ラスベガスはModern Mastersリミテッドで行われます。紛れもない《タルモゴイフ》パーティです!

 私達は高度にサポートされた第2のフォーマット、いうなればスタンダードのバックアップを模索しています。それは全てのタイプのプレイヤーにとって魅力的で、避けられないほんの一握りの口うるさい批評家の叫びにも関わらず、モダンはまさしくその地盤を固めているところに思えます。このフォーマットに対する全ての方向からの肯定的な反響は少なくとも促進の元になっています。

 私達はフォーマットの速度を調整するために禁止リストを調整し続け、追加と同じように機会を与えるために解禁も行います。プレイヤーは概ねこれらの問題における我々の哲学を受け入れてくれたように見え、そしてそれはモダンを競技マジックの風景の永続的な定番となるために重要な部分でした。

第4位:ラヴニカへの回帰プレリリース

 私は一人の古いプロプレイヤーに空港で呼び止められ、彼はこう言いました。「人々はプレリリースを好きじゃなかったね? つまらなかった! いろいろぐちゃぐちゃだったしね!」

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 いえ、人々はこれが好きです。彼らはこれを愛しています! ラヴニカへの回帰プレリリース(それらはアヴァシンの帰還の《獄庫》やミラディン包囲戦の陣営ブースターから多くを学びました)の「ギルドパック」のような試みはプレリリースの特別性を推しだし、「勝ち負けの問題」から遠ざかり、そしてより多くの全体的に没入できる経験をします。これは特別に素晴らしく上手く行きました。

 それはセットのフレーバーを捕らえていて、デッキ構築を簡単かつ早くし、そしてプレイヤーがこのイベントを思い出すときにはっきりと、そして何かクールなものを与えてくれます。この成功は私達をイベントの「経験のデザイン」というアイデアに夢中にさせ、開発部に作った「経験のデザイナー」という特別なポジションにデイブ・ガスキン/Dave Guskinをつけました。あなたはラヴニカへの回帰ブロック、そして来るべき年にデイブの仕事を見ることになるでしょう。

 予想通りに、ギルド門侵犯のプレリリースは全く同じことが行われるでしょう(製品の数を調整してショップに発送し、イベントの進行をよりスムーズにします)。そしてギルド門侵犯と言えば、これからお見せするのは素晴らしいプレビュー・カードです!(結局のところ、今はプレビューシーズンですから!)

 こいつをプレリリースのパックからゲットするところを想像してみてください。

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 見ての通り、ギデオンVer.2も「クリーチャーになる」能力をわずかにひねられて維持し、彼の得意技は進歩しているように見受けられます。新たなギデオンは以前のバージョンのように6/6で固定されておらず、そのサイズは彼の忠誠値に応じて大きくなります! そして彼の忠誠値はうなぎ上りにプラスされ(+1能力を見てください!)、あなたが彼をクリーチャー化させた時にも破壊されません!(彼はいつでもすぐには奥義を使わないでしょう) さらに、《ギデオン・ジュラ》と違ってこのギデオンは本当に素晴らしい奥義を持っています。それは彼を長く守る理由として十分で、そして彼はとても派手な、生きる《世界薙ぎの剣》です。今、あの男は実に多才です!

 私はあなた達のうち何人かがギデオンが赤白であることをボロスのギルドリーダー、オレリアの隣に描かれたのを見た後に期待したと確信しています。さて、私達は彼が他の色に移る前にまだ語るべき物語を持っていると信じています。その上、彼は白単色であっても簡単にボロスデッキに適応します!

 話を元に戻しましょうか...

第3位:マジック2013

 最も最近の基本セットには多くの好きなものがあります。6番目のプレインズウォーカーとして《プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス》を加えたこと、エントリーセットで伝説のクリーチャーを前面に押し出したこと、《怨恨》、賛美のメカニズム、同じテーマを持つ《火打ち蹄の猪》サイクル、タイタンのサイクルが基本セットから外れたことなど。

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 ダグ・ベイヤー/Doug Beyerはとびきりの仕事を彼の最初のデザインしたセットでやり遂げました。

 しかしながら、セットに関する賞賛の大部分は、それに関して最良のものとしてリミテッド・フォーマットを挙げます。基本セットのドラフトはしばしば単純であるか退屈だとして馬鹿にされましたが、しかしザック・ヒル/Zac Hillと彼のデベロップ・チームはダグの強力なデザインを次のレベルに取り入れ、マジック2013は恐らくこれまでで最も強いリミテッドの経験を作りました。

 ザックは他の夢を追い求めて会社を離れましたが、しかし彼は基本セットに何が有能であるかの偉大なモデルを私達に残していきました。

第2位:イベント・カバレージ

 最初の方で言及した通り、プロツアーをプライベートにする最終目標の一つは、イベントを最大の観客にもたらすためのビデオ・カバレージの増加に努力を費やすことでした。それは機能し、皆さんがそれを愛してくれることは明らかです。重要な点はこちら。

 プロツアーのビデオカバレージはトップ8だけから3日間全てのラウンドのストリーミングになりました。

 北米のグランプリでのストリーミング・ビデオ・カバレージは正式化されました。かつてはラシャド・ミラー/Rashad Millerと彼の仲間の純粋な好意の仕事であったggslive.comは、今や公式の一部となりました。

 ヨーロッパでのストリーミング・ビデオ・カバレージも開始され、サイモン・ゴールツェン/Simon Gortzen、フランク・カーステン/Frank Karsten、マテジ・ザツルカジ/Matej Zatlkajらの注釈の質に関する絶賛を受けています。

 twitch.tvにおいて、世界で最も見られているeスポーツサイトの一つであることは、そうでなければ受け取らなかったであろう多くの露出を私達に与えてくれました。

 他のウェブサイトもそれらのカバレージを同様に育て続け、そしてマジック・オンラインの個人のストリーミングはプレイヤー達が最良を学ぼうと努力するのにより人気を得続けています。

 ライブ・ウェブキャストは複雑な仕事です。しかし、私達はそれらについてもより良くなっており、2013年も向上し続けるでしょう。私の週末をとても多くのマジック的なアクションで満たしてくれるグレッグ・コリンズ/Greg Collins、ブライアン・デビッド・マーシャル/Brian David-Marshall、ラシャド・ミラー、そして残りのクルーに敬意を表します(しかしながら、私の妻は私を無理やり画面から引き剥がさないといけないので感謝していませんが)。

第1位:ラヴニカへの回帰

 当然の結果ですね!ラヴニカへの回帰はマジックの歴史上恐らく最も宣伝され、最も期待されたセットで、そしてそれは確かに届けられました!

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 私は最初、このセットを組み立てることは簡単だと考えていました。前のラヴニカ・ブロックで成功するための青写真を持っていたのでゆっくりできる一年だ、と。しかし、それは真実から程遠いものでした。私達の基準はブロックの構造、フォーマットの環境、アートの全てにおいてラヴニカ:ギルドの都が組み立てられて以来の数年で相当上昇しました。私達は親しい仲間と共に新しいバランスを取るために長く、激しく働き、コピーではない派生的な方法を考え出そうとし、あなた方のうちほとんどが実現しなかった最初のセットの問題の解決方法はここにありました。そして2回目のラヴニカは最初よりも全てが少しだけクールに作られました。

 ラヴニカの威名を聞いたことがあるかもしれないものの、それを体験していないその年以後の多くの新しいプレイヤーにとって、これは確かに助けになります(ショックランドの再録は問題になりませんでした)。

 ケン・ネーグル/Ken Nagle、エリック・ラウアー/Erik Lauer、ダグ・ベイヤー、ジェレミー・ジャーヴィス/Jeremy Jarvis、そしてその他多くのこのセットを作った人たちに賛辞を送ります。ギルド門侵犯とドラゴンの迷路はこの大ヒットの素晴らしい続編となるでしょう!

私のリストの3つの事柄

 上記で言ったように、ツイッターの人達は経験ある、そして確立された人たちで、今までで最も広く対象となる人々にゲームをもたらしたマジックが去年行ったいくつかのことを完全に評価していないかもしれません。これは私個人の「2012年ベスト」のリストに載る3つの重要な項目です。

iPad用デュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカー

 デュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーのフランチャイズ展開は今まで私達が持たなかった恐らく最良の製品を獲得しました。あなたの家でとても辛抱強いAIに対して実際に快適に学ぶ方法として何が良いか? iPadのタッチスクリーンの流動性と、どこでも安心な使いやすさと、そしてあなたは全く新たな世代のマジックを教えるための素晴らしいレシピを持っています。そしてゲームから離れて時間の経ったプレイヤーを再び参加させる方法でもあります。

アヴァシンの帰還
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 この天使と奇跡のセットは本格志向の集団から少しのいわれのない非難を受けましたが、しかしそれはカジュアルのサークルの中の驚くべき役者でした。(また一般的には、これはラヴニカへの回帰とイニストラードに次いで今までのセットの中で第3位の売り上げがありました。)テーマの芳醇さ、英雄譚を作り出すゲームプレイ、忘れられない瞬間、そしてそれはブロックの終わりを素晴らしく前向きな雰囲気にしました。私達はいつだって世界を壊すことはできないのです!

Walking the Planes

 ネイサン・ホルト/Nathan Holtとショーン・コーンハウザー/Shawn Kornhauserは楽しいショートフィルムを2011年の終わりのプロツアー・フィラデルフィアで作り、そして私達はそれを大変気に入って彼らを雇い入れました! 彼らのWalking the Planes(リンク先は英語)シリーズはマジックのプレミア・プレイの提供するものを身近で、愛嬌ある、そして時々笑いを誘うやり方で見せていて、そしてそれらは私の知る中で最良友達や家族にマジックのトーナメントについて紹介する方法です。

このように上手く行かなかったもの

 全容の解明に対する興味で、実際に私達が紹介するものに注意して、私はまた2012年のカテゴリーで票を集めた悪い事柄のワースト6に迅速に対処します。再び、私のツイッターのフォロワーからです。

第1位:アヴァシンの帰還のリミテッド・プレイ

 その前の大型第3セットのエルドラージ覚醒のように、アヴァシンの帰還はリミテッド環境の策定に少し大胆な実験をしました。エルドラージ覚醒のようではない部分は、これは私達が期待したように作用しなかったことです。このセットは意図的に除去が不足していて、これはいくらかのゲームが早くなる望みが無いことを意味しています。黒は意欲的な「単騎」テーマを奇跡と結魂の代わりに持っています。そのテーマを行うのは非常に難しく、最終的に色の不均衡を起こしました。

 私達は全ての苦情を聞き、そしてベストを尽くして将来似たような落とし穴を回避することを保障するのでご安心ください。

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第2位:Commander's Arsenalの流通

 From the Vaultのように、Commander's Arsenalはコレクターズ・アイテムとして意図的に生産量を少なくしました。不幸にも、その生産量は少なすぎたようです。これがあなたの顧客を興奮させることはクールでしたが、彼らをイライラさせることはクールではありませんでした。

 Modern Mastersの印刷量の最終決定の際、私達はこの反応を考慮しました。

第3位:ワールド・マジック・カップ予選/国別選手権がなかったこと

 これについては少し同情します。国別選手権はクールなトーナメントの集まりでしたが、しかしそれらは現在全く採算が合わず、従って私達は今はワールド・マジック・カップ予選を続けます。これらは我々の少しの監督と補助金で世界中のあらゆる場所で店舗によって行うことができます。私達はこれでプレイすることをより魅力的にするためにもう少しテコ入れを行いましたが、それらは仕事をします。またその間に私達は皆が愛せるシステムを作る方法を探し続けます。それはおそらく微調整されたワールド・マジック・カップ予選か、将来のバージョンの国別選手権か、あるいは全く新しい何かです。

 ですが今は、今年のワールド・マジック・カップ予選に出るのに十分稼げているかどうかあなたのプレインズウォーカー・ポイントを確認してください。

第4位:誘発型能力と違反処置指針

 あなたとあなたの対戦相手の両方に最善を意図して、私達はトーナメントでの有益な誘発忘れの違反を調整しようとしました。累積で【ゲームの敗北】になる【警告】は、頻繁にあなたをゲームに敗北させる可能性がある、間違った一連の行動に対する罰則であるように見え、また、彼らが誘発を忘れた時に対戦相手に思い出させるプレッシャーがトーナメントの中で最もイライラさせる部分の内の1つであると繰り返し聞きました。

 時として治療は病気よりも悪く、最も最近のバージョンのルールについての判断はまだ下っていませんが、この見出しに関する苦情の増加に気付きました。私達は注意してプレイし、もし必要ならば物事を正しくするために、別の一連の変更を加えるでしょう。

第5位:マジック・オンラインの課題

 マジック・オンラインについての苦情は多々ありますが、それらのうちほとんどに私達は気付いており、それらのうち多くを追い抜くために出来る限りの最善を尽くしています。ウォース・ウォルパートはプログラムの直面した問題の多くについて最近の「エグゼクティブ・サマリー(リンク先は英語)」で話しましたが、その部分から私が取り上げるのは、プログラムが不完全にもかかわらずどのようにして成功しているかです。そしてそれは明らかに大きな顧客からの見地ではなく、技術的な達成の見地からであることを意味します。このゲームが紙のゲームと同調して次々にカードのセットが供給されていると言う事実、そしてそれら全てが無数の現行のカード全てと作用することは驚くべき偉業であり、私はそれを当然だと思いません。

第6位:あなたの嫌いなカード

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 これが《スラーグ牙》、《群れネズミ》、《スフィンクスの啓示》、《魂の洞窟》、《忌むべき者のかがり火》、もしくは他の何かであろうとなかろうと、環境のあるカードはいつも誰かが好きではないでしょう。時々これらの強力なカードは私達の故意によるもので、またあるときは見落としによるものですが、それらが最良の、また人を怒らせるものになることは避けられません。私達は可能な限りゲームを多彩で面白く作ろうとし続けており、他のカードの合計があなたの嫌いなカードを圧倒するのに十分な経験を提供してくれることを期待しています。

 これで終わりです! 2012年がマジックにとって素晴らしい年であったのは明らかなはずです。4年連続の「今までで最高の年」です! 過去数年に行ってきたように、私達はその成功を基にし、そして2013年、そしてそれ以降もマジックをもっと信じられないような素晴らしいものにします!待っていてください、それはきっとすごいはずです!

  ツイッターの@mtgaaron宛てにあなたの考えを教えてください。あなたとお喋りすることになるかもしれませんし、私の次の記事の種になるかもしれません...

 明けましておめでとうございます、そしてみなさんありがとうございました!

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