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2026年8月10日 禁止制限告知

Wizards of the Coast
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2026年8月10日

 

スタンダード
パイオニア
  • 変更なし
モダン
  • 変更なし
レガシー
ヴィンテージ
パウパー
  • 変更なし
アルケミー
  • 変更なし
ヒストリック
  • 変更なし
タイムレス
  • 変更なし
ブロール
  • 変更なし

 発効日は2026年8月10日です。制限カード、禁止カードのフォーマット別一覧はこちら。

 次回の禁止制限告知:2026年10月12日


 ゲーマーの皆さん、こんにちは!

 私はカルメン・クロンペアレンズ/Carmen Klomparens。マジックのプレイ・デザイン・チームに所属する上席ゲーム・デザイナーです。アムステルダムでのモダンのプロツアーを終えて、次は地域チャンピオンシップ予選のシーズンを迎えるにあたり、私たちはスタンダードに照準を合わせています。とはいえ、もちろん注目しているのはスタンダードだけではありません。今回もさまざまなフォーマットについてお話をしましょう。

 なお今回の変更については、太平洋時間8月11日10時(日本時間26時)よりtwitch.tv/magicでの公式配信(英語)でも詳しくお伝えします。次回の禁止制限告知は、2026年10月12日予定です。今回も語るべきことはたくさんありますので、早速始めましょう!

目次


スタンダード

 (この項はジェイディーン・クロンペアレンズ/Jadine Klomparensよりお送りします。)

 ここ数か月にわたり、スタンダードでは他より抜きん出た2つの戦略が中心にあり続けてきました。《アナグマモグラの仔》を基盤とする緑の戦略と、青や赤の非クリーチャー呪文を活用するさまざまな形のデッキです。その2つの戦略と他の戦略との差は明らかであったものの、決して乗り越えられないほどのものではなく、毎週のように多くのデッキが成功を掴んできました。

 スタンダードのメタゲームは多様で、時間をかけて変化してきました。《ウロボロイド》から《自然の律動》、そして「上陸」へと進化を遂げた緑のデッキ。「イゼット果敢」と「イゼット講義」、「イゼット・スペレメンタル」へと細分化された青赤のデッキ。「マルドゥ・ディスカード」や「4色コントロール」のような新たなデッキの出現。その期間にスタンダードにまったく問題がなかったわけではありませんが、全体的に見れば健全であり、私たちは禁止制限告知においてカードを禁止する措置は取りませんでした。

 しかしここ最近、上位デッキと他の戦略との差がさらに広がっています。特に大きな契機となったのが、「セレズニア・オフェンス」と呼ばれる新たな《アナグマモグラの仔》系デッキが緑デッキの最上位として台頭したことです。かつての《自然の律動》型と同様に、このデッキは『ストリクスヘイヴンの秘密』の《練習を積んだ攻撃》を駆使してゲームを早い段階で終わらせることを狙います。その上で、能力を持つ土地や呪禁を持つ《沼地のハンター、レザーヘッド》などの除去に強いクリーチャーを採用し、より粘り強く、攻略しにくい形に仕上がっています。

justFeather - 「selesnya-offense」
Standard Challenge / スタンダード(2026年7月27日)[MO] [ARENA]
3 《放棄された気の寺》
1 《バーシンセー》
6 《森》
4 《ハッシュウッドの境界》
2 《マルチバースへの通り道》
2 《平地》
4 《寺院の庭》
-土地(22)-

4 《アナグマモグラの仔》
4 《輝晶の機械巨人》
2 《ジェニファー・ウォルターズ》
4 《沼地のハンター、レザーヘッド》
4 《ラノワールのエルフ》
2 《ウロボロイド》
4 《脚当ての補充兵》
3 《蜘蛛の顕現》
3 《神出鬼没の狩人、スーラク》
-クリーチャー(30)-
1 《薮打ち》
1 《溶かし歩きの消散》
4 《練習を積んだ攻撃》
2 《縫い目破り》
-呪文(8)-
3 《薄暮の休戦》
2 《嵐の討伐者、エルズペス》
2 《浸食作用》
1 《溶かし歩きの消散》
3 《安らかなる眠り》
3 《幽霊による庇護》
1 《魂標ランタン》
-サイドボード(15)-

 この2か月はモダンの地域チャンピオンシップ予選シーズンやプロツアー『マジック:ザ・ギャザリング | マーベル スーパー・ヒーローズ』などが競技マジックの最前線となり、モダンに注目が移っていました。そのため「セレズニア・オフェンス」についてはハイレベルなトーナメントにおける実績はなく、また私たちが見るスタンダードのメタゲームの全体像も、競技的なプレッシャーに晒されている状態と比べれば不鮮明です。

 しかしながらテーブルトップの大型トーナメントがなくとも、MTGアリーナで収集したデータが示すものは明白でした。「セレズニア・オフェンス」は2番目に高い使用率を記録しながら、57%を超える勝率で他を大きく離しているのです。通常、使用率が上がれば勝率は下がるものです。高い使用率を記録しながらも高い勝率を維持するデッキは、フォーマットのバランスにおいて大きな脅威となります。実際に私たちが持つデータによれば、「セレズニア・オフェンス」の全体的な傾向は《迷える黒魔道士、ビビ》を禁止した当時の「イゼット大釜」のデータに酷似しています。

 ほとんどの場合、新たなデッキが高い勝率を記録して勢いよく登場しても、それだけで警報音が鳴ることはありません。プレイヤーの皆さんがその新たな戦略に対する立ち回りを見出し、サイドボードを調整するためには少し時間が必要になります。しかし今回の場合、「セレズニア・オフェンス」がまったく新しいデッキというわけではありません。このフォーマットの柱のひとつが進化した姿であり、新たにほとんど隙のない耐久力と速度のバランスを実現したデッキなのです。《アナグマモグラの仔》の支配的な経歴を見た上で、データ上で高い勝率と使用率を維持している状況を私たちは懸念しています。

 そこで、このままスタンダードの地域チャンピオンシップ予選シーズンを迎え、「セレズニア・オフェンス」に問題があることがテーブルトップのスタンダードで証明されるのを待つよりも、今行動を起こすことを私たちは選択しました。私たちは、スタンダードにおけるカードの禁止を極めて重く受け止めています。スタンダードに関する変更に対しては、慎重過ぎるくらいの姿勢を基本としています。しかしながら、スタンダードが長期的に健全であるためには、安定した環境が欠かせません。現在のスタンダード環境が抱える危険性は私たちが行動を起こすほど大きく、バランスを崩し楽しくないものになってしまうリスクがあるのです。今回の変更は、これから再び競技的なプレッシャーがかかるスタンダードを、楽しく多様性に富んだフォーマットにするための道を開くことを目標にしたものです。

 「セレズニア・オフェンス」から禁止カードを出すなら、《アナグマモグラの仔》であることは明白でしょう。《アナグマモグラの仔》は極めて強力であり、登場以来スタンダード・フォーマットを定義する1枚であり続けてきました。このカードについては、過去の禁止制限告知の際もたびたび腰を据えて議論を重ねていました。低コストの脅威であり、コントローラーに圧倒的なマナ・アドバンテージももたらす《アナグマモグラの仔》の存在により、環境のデッキは2マナのクリーチャーへの対処を迫られます。その結果マナ効率を重視せざるを得なくなり、環境の速度が不健全に圧縮されています。《アナグマモグラの仔》を取り除くことでスタンダードのゲームに一息つく余裕が生まれ、より楽しいものになるでしょう。

 私たちが持つデータによると、スタンダードにおけるメタゲーム上のシェアの覇権は3つのデッキが争っています。そのうちの1つは、先ほど(勝率の高さで)取り上げた「セレズニア・オフェンス」です。他の2つは「ジェスカイ講義」と「イゼット果敢」で、現在のスタンダード環境を二分するもう1つの勢力「青赤」側のデッキとなっています。《アナグマモグラの仔》禁止後の環境において、これらの青赤系デッキがそのままベスト・デッキの座を容易に占めることのないよう、私たちは「イゼット果敢」と「ジェスカイ講義」からもカードを禁止することにしました。

Brett Girvan - 「izzet-prowess」
Sydney Standard Spectacular 100k / スタンダード(2026年7月10日)[MO] [ARENA]
7 《島》
2 《マルチバースへの通り道》
4 《リバーパイアーの境界》
4 《尖塔断の運河》
4 《蒸気孔》
-土地(21)-

4 《彩嵐の雄馬》
4 《渦泥の蟹》
-クリーチャー(8)-
4 《ブーメランの基礎》
4 《噴出の稲妻》
4 《没頭》
2 《今のうちに出よう》
1 《すべきでない悪ふざけ》
4 《選択》
2 《咆哮する焼炉 // 蒸気サウナ》
4 《手練》
2 《呪文貫き》
4 《嵐追いの才能》
-呪文(31)-
1 《軽蔑的な一撃》
1 《瞬間凍結》
1 《除霊用掃除機》
1 《すべきでない悪ふざけ》
1 《アイローの表演》
1 《否認》
1 《紅蓮地獄》
2 《轟く機知、ラル》
1 《魂標ランタン》
1 《呪文貫き》
1 《呪文嵌め》
3 《刻み群れ》
-サイドボード(15)-

 「イゼット果敢」は、さまざまな青赤系デッキの中でも長らく最強の座にあります。素早くゲームを勝ち取ることができる速く攻撃的なデッキでありながら、高レベルの干渉手段も持ちあわせています。現在のスタンダード環境における「イゼット果敢」から、3年スタンダードにおいては果敢やその他低コスト呪文の恩恵を受けるカードの扱いに、より慎重を期す必要があることを私たちは学びました。カードプールが大きくなれば、利用できる低コスト呪文の幅も広がるのです。

 「イゼット果敢」を支える重要なカードといえば《嵐追いの才能》であり、私たちはこのカードを禁止する決断を下しました。《嵐追いの才能》は「イゼット果敢」の素早い動き出しに寄与する1マナのカードであり、《ブーメランの基礎》との組み合わせでゲーム後半の強さももたらします。ゲーム前半の強みと後半の強みをあわせ持つのは、1マナのカードとして適切でないと私たちは考えます。低コストのカードはここまで多芸であるべきではなく、ゲームが長引いた際に高コストのカードと渡り合うべきではないのです。《嵐追いの才能》を取り除くことで、青赤系デッキは速度を少し落とし、ゲーム後半には打ち負かされやすくなるでしょう。

Jose Gabriel Hilario - 「jeskai-lessons」
Sydney Standard Spectacular 100k / スタンダード(2026年7月10日)[MO] [ARENA]
4 《大図書棟の大ホール》
3 《神聖なる泉》
3 《島》
1 《湧霧の村》
3 《リバーパイアーの境界》
3 《尖塔断の運河》
4 《蒸気孔》
2 《日没の道》
-土地(23)-

4 《ばあば》
-クリーチャー(4)-
4 《愛着を捨てる》
4 《積み重ねられた叡智》
4 《爆裂の技》
4 《火の技の修行》
1 《フラッシュバック》
2 《アイローの表演》
4 《ジェスカイの啓示》
3 《食糧補充》
4 《発見の石板》
1 《三歩先》
2 《飲めば潤う!》
-呪文(33)-
 
1 《アベンジャーズ解散》
2 《審判の日》
1 《軽蔑的な一撃》
2 《観念の名誉教授》
1 《瞬間凍結》
1 《除霊用掃除機》
4 《自由の代価》
1 《轟く機知、ラル》
2 《呪文貫き》
-サイドボード(15)-

 「講義」デッキは、スタンダードで安定した強さを見せ続けている青赤系のデッキです。その新たな進化形が「ジェスカイ講義」であり、《発見の石板》や《ジェスカイの啓示》を組み込んでゲーム後半の強力な動きを手に入れています。これは青赤系でありながら基本的に《嵐追いの才能》を使わないデッキであり、MTGアリーナのスタンダードにおいて特に高い使用率を記録しています。次のスタンダード環境における最上位の枠を「講義」デッキが容易に占めることがないよう、私たちは《ばあば》の禁止を決断しました。

 《ばあば》は、「講義」デッキが擁する強力なマナ・エンジンです。雪だるま式にアドバンテージ差を広げるその性質上、このカードには《アナグマモグラの仔》と同様に素早い対処が求められます。そして《嵐追いの才能》と同様に、1マナのカードにしてゲーム後半にも大きなアドバンテージを生む脅威です。《ばあば》はクリーチャーの採用が少ない「ジェスカイ講義」において唯一無二の存在感を放ち、このデッキへの反撃を難しくしています。このカードへの回答を迫られるものの、クリーチャー除去は「ジェスカイ講義」に対して効果的でないのです。

 本日行われた3つの禁止措置はすべて、スタンダードの多様性を高め、環境の速度を落とすための取り組みです。現在のスタンダード環境におけるゲームプレイ上の最大の問題は、その速度にあります。環境最高のカードや戦略がゲーム序盤での対処を迫り、メタゲームで競い合うためにはマナ・カーブの効率化を徹底するよう強大な圧力をかけています。《アナグマモグラの仔》系デッキは早ければ3ターン目に勝負を決めることができ、4ターン目や5ターン目には安定して勝利を掴んできました。「イゼット果敢」も同様に、早い段階でゲームを終わらせることができます。現環境の速度は、私たちがスタンダードに求める速度よりも速いのです。

 この特異なスタンダード環境から、マジックのデザイン・チームは多くのことを学びました。ゲームが序盤から雪だるま式に転がることのないよう、回答を迫る1、2マナ域のカードについては精査レベルが大きく向上しています。また、スタンダードの速度についてはどの程度が望ましいのかを改めて考え、それを実現するためのデザイン手法に熱心に取り組んでいます。これらの取り組みは以前から進められており、教訓が活かされたセットが近いうちにやって来るでしょう。

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パイオニア

 (この項はアリヤ・カラムチャンダニ/Arya Karamchandaniよりお送りします。)

  • 変更なし

 パイオニアは凪の時期にあり、使用率のやや高いデッキは見受けられるものの、現時点では健全な環境であると私たちは確信しています。現環境を代表するのは、「イゼット・スペル」系のデッキと《アナグマモグラの仔》を基盤とする緑系のデッキです。《コーリ鋼の短刀》の禁止を受けて「イゼット・スペル」は分岐し、中でも遅めの「講義」デッキと低コストでまとめた「果敢」デッキに人気が集まっています。これらはプレイ・スタイルが異なるデッキであり、パイオニアの画一化は懸念していません。とはいえ私たちは引き続きさまざまなアーキタイプに目を向けており、使用率が異常値を示す場合は監視を強めます。イゼット系デッキの全体的な勝率や使用率も観察していますが、今のところは許容範囲内に収まっています。

PedraStone - 「izzet-prowess」
Pioneer Challenge / パイオニア(2026年7月17日)[MO] [ARENA]
1 《島》
2 《山》
2 《河川滑りの小道》
4 《リバーパイアーの境界》
3 《シヴの浅瀬》
4 《尖塔断の運河》
4 《蒸気孔》
-土地(20)-

3 《熾火心の挑戦者》
4 《僧院の速槍》
2 《叫ぶ宿敵》
4 《損魂魔道士》
-クリーチャー(13)-
4 《学術論争》
3 《ブーメランの基礎》
3 《噴出の稲妻》
1 《実験統合機》
4 《没頭》
1 《巨怪の怒り》
3 《無謀な怒り》
4 《手練》
4 《嵐追いの才能》
-呪文(27)-
1 《積み重ねられた叡智》
1 《ブーメランの基礎》
1 《火の技の修行》
1 《除霊用掃除機》
1 《アイローの表演》
1 《It'll Quench Ya!》
1 《タコの型》
2 《量子の謎かけ屋》
2 《レッドキャップの乱闘》
2 《焦熱の射撃》
2 《呪文貫き》
-サイドボード(15)-
Xwhale - 「izzet-lessons」
Pioneer Challenge / パイオニア(2026年7月26日)[MO] [ARENA]
4 《島》
1 《天上都市、大田原》
4 《河川滑りの小道》
2 《リバーパイアーの境界》
2 《シヴの浅瀬》
4 《尖塔断の運河》
4 《蒸気孔》
-土地(21)-

4 《ばあば》
2 《迷える黒魔道士、ビビ》
-クリーチャー(6)-
2 《愛着を捨てる》
2 《積み重ねられた叡智》
3 《ブーメランの基礎》
3 《爆裂の技》
4 《考慮》
4 《ゼロ除算》
3 《火の技の修行》
2 《炎血の発想》
2 《轟く機知、ラル》
1 《呪文貫き》
4 《嵐追いの才能》
1 《塔の点火》
2 《飲めば潤う!》
-呪文(33)-
 
2 《削剥》
2 《積み重ねられた叡智》
1 《ブーメランの基礎》
1 《爆裂の技》
1 《火の技の修行》
1 《瞬間凍結》
1 《即興の集大成》
1 《アイローの表演》
2 《量子の謎かけ屋》
1 《轟く機知、ラル》
2 《魂標ランタン》
-サイドボード(15)-

 もう1つ成功を収めて大きな勢力を築いているのが、緑の《アナグマモグラの仔》系デッキです。さまざまな形がある中で特に人気を集めているのは「ゴルガリ・ミッドレンジ」ですが、使用率はかなり高いものの勝率は控えめで、明確に相性の悪いマッチアップもあるため、現状の人気であれば健全だと私たちは考えています。他の《アナグマモグラの仔》採用デッキについては、「セレズニア・カウンター」のようなアグレッシブなものから「ゴルガリ・フード」や「スケープシフト」のようなコンボ重視のものまで、実にさまざまです。いずれのデッキも問題となるような勝率や使用率は示しておらず、現時点では行動を起こすつもりはありません。今後これらのデッキの勝率や使用率が私たちが健全だと考える範囲を越えて上がっていくようであれば、《アナグマモグラの仔》を注視していくつもりです。

_Atraxa_ - 「golgari-midrange」
Pioneer Challenge / パイオニア(2026年7月27日)[MO] [ARENA]
4 《花盛りの湿地》
1 《耐え抜くもの、母聖樹》
1 《森》
4 《ラノワールの荒原》
4 《変わり谷》
4 《草むした墓》
1 《眠らずの小屋》
3 《沼》
1 《見捨てられたぬかるみ、竹沼》
1 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》
1 《ウェイストウッドの境界》
-土地(25)-

4 《アナグマモグラの仔》
3 《墓地の侵入者》
2 《名もなき都市の歩哨》
3 《黙示録、シェオルドレッド》
-クリーチャー(12)-
4 《突然の衰微》
2 《選別の儀式》
4 《致命的な一押し》
1 《喉首狙い》
3 《デリアン・フェル教授》
1 《羅利骨灰》
4 《思考囲い》
4 《不浄な別室 // 祭儀室》
-呪文(23)-
1 《選別の儀式》
3 《強迫》
3 《真っ白》
2 《絶望招来》
2 《屍呆症》
2 《レイ・オヴ・エンフィーブルメント》
2 《未認可霊柩車》
-サイドボード(15)-
MasterNeo7 - 「simic-scapeshift」
Pioneer Challenge / パイオニア(2026年7月27日)[MO] [ARENA]
1 《冒険者の宿》
1 《乾燥地帯のアーチ道》
2 《耐え抜くもの、母聖樹》
4 《植物の聖域》
1 《ギャレンブリグ城》
1 《残響する深淵》
2 《森》
4 《迷路庭園》
1 《イプヌの細流》
4 《睡蓮の原野》
1 《精霊龍の大渦》
1 《天上都市、大田原》
4 《カーフェルの港》
3 《始まりの町》
1 《沈んだ城塞》
1 《見捨てられたぬかるみ、竹沼》
-土地(32)-

2 《事件現場の分析者》
4 《樹上の草食獣》
4 《アナグマモグラの仔》
4 《森の轟き、ルムラ》
2 《マラング川の執政》
1 《召喚:バハムート》
1 《タッサの神託者》
2 《異邦の詩人》
-クリーチャー(20)-
4 《風景の変容》
4 《洞窟探検》
-呪文(8)-
3 《長老ガーガロス》
4 《エファラの分散》
4 《受け継ぎし地の開墾》
1 《沼地のハンター、レザーヘッド》
3 《魂標ランタン》
-サイドボード(15)-

 全体的に見て、パイオニアは非常に健全な状態にあります。活躍できるデッキは多く、「赤単アグロ」や「脂牙」、「アゾリウス・コントロール」のような定番デッキも引き続き結果を残しており、それぞれがイゼット系や《アナグマモグラの仔》系デッキとも渡り合っています。メタゲームには毎週のように健全な動きが見受けられ、Magic OnlineとMTGアリーナでは大きく異なる環境になっています。この数か月で大きな変化を遂げたパイオニアを私たちは引き続き観察し、将来的に競技のプレッシャーを受けてさらに大きな変化が訪れるか注目していきます。

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モダン

 (この項はカルメン・クロンペアレンズよりお送りします。)

  • 変更なし

 モダンでは今、変革の波が起きつつあります。

 数週間前に世界最高のプレイヤーたちがアムステルダムへ集結し、モダンとブースタードラフトで競い合いました。その結果は? 使用率の面では「ボロス・エネルギー」と「親和」がメタゲームの上位に立ったものの、それらは優れた勝率を出すのに苦戦しました。プロツアーで大きな成功を収めたデッキの多くは、このフォーマットの可能性を追求したものや既存の型に新たなツールを取り入れたものだったのです。中でも際立ったのは、新しい風を感じさせる一作でした。

Ken Yukuhiro - 「eldrazi-trudge」
Pro Tour Magic: The Gathering | Marvel Super Heroes / モダン(2026年7月17日)[MO] [ARENA]
1 《宝石の洞窟》
4 《ウギンの迷宮》
1 《ドライアドの東屋》
5 《森》
4 《エルドラージの寺院》
1 《魂の洞窟》
1 《苔汁の橋》
1 《耐え抜くもの、母聖樹》
-土地(18)-

4 《まどろみのトラッジ》
2 《絶え間ない飢餓、ウラモグ》
4 《フレイアリーズの信奉者》
4 《まき散らす菌糸生物》
4 《約束された終末、エムラクール》
2 《真実を溺れさせるもの》
4 《ロナスの狂信者》
-クリーチャー(24)-
2 《嵐の目、ウギン》
4 《緑の太陽の頂点》
4 《コジレックの命令》
4 《邪悪鳴らし》
4 《八百長試合》
-呪文(18)-
2 《忍耐》
2 《難題の予見者》
1 《宝石の洞窟》
3 《虚空の杯》
2 《三なる宝球》
3 《活性の力》
1 《四肢切断》
1 《長老ガーガロス》
-サイドボード(15)-

 「エルドラージ・ランプ」の新作「エルドラージ・トラッジ」は、強力な土地とエルドラージ・クリーチャーによる必勝パターンはそのままに、《まどろみのトラッジ》と《八百長試合》を採用することでゲーム序盤にも脅威を繰り出す手段を備えたデッキです。今回のプロツアーでは特にチーム「森山ジャパン」のメンバーたちがこのデッキで挑み、勝率65%という大成功を収めました。一定の使用者数を集めながら勝率60%を超えたアーキタイプは、他に「シミック新生化」しかありません。

 もしこれらのアーキタイプの勝率がこのまま維持されるようであれば、私たちとしても心配せざるを得ないでしょう。しかしながら、モダンは長年にわたり相性の極端なマッチアップによって環境が定義されてきたフォーマットです。実際に、プロツアーの週末に大成功を収めながら、その直後に勢いを落とすデッキの姿も私たちは数多く見てきました。昨年の「プロツアー『久遠の終端』」がまさにその例でしょう。この大会で唯一複数名の使用者をトップ8へ送り込んだ「青単ベルチャー」は、その後メタゲーム上の存在感を失っています。今回のプロツアー後のMagic Onlineでの動向を見るに、「エルドラージ・トラッジ」は健全で有機的な変化をメタゲームにもたらしていることが見受けられます。

 しかしながら、先ほど触れた「シミック新生化」については、私たちが注視するデッキの1つになっています。

Yuuki Ichikawa - 「neoform」
Pro Tour Magic: The Gathering | Marvel Super Heroes / モダン(2026年7月17日)[MO] [ARENA]
1 《溢れかえる岸辺》
1 《吹きさらしの荒野》
2 《森》
4 《霧深い雨林》
3 《迷路庭園》
1 《沸騰する小湖》
1 《繁殖池》
1 《島》
1 《耐え抜くもの、母聖樹》
-土地(15)-

2 《気前のよいエント》
1 《グリセルブランド》
4 《アロサウルス乗り》
1 《わめき騒ぐマンドリル》
1 《歓楽の神、ゼナゴス》
2 《フレイアリーズの信奉者》
2 《暴走暴君、ガルタ》
1 《終わらぬ歌、ウレニ》
1 《忍耐》
1 《偉大なる統一者、アトラクサ》
-クリーチャー(16)-
4 《新生化》
4 《次元の創世》
4 《異界の進化》
1 《定業》
4 《記憶への放逐》
2 《夏の帳》
2 《自然の要求》
4 《召喚士の契約》
3 《否定の契約》
1 《橋仕掛けの戦い》
-呪文(29)-
1 《大修道士、エリシュ・ノーン》
2 《自然の要求》
1 《忌まわしき眼魔》
4 《神秘の論争》
1 《わめき騒ぐマンドリル》
1 《洪水の大口へ》
2 《稲妻罠の教練者》
2 《夏の帳》
1 《否定の契約》
-サイドボード(15)-

 「新生化」デッキはモダンで浮き沈みを繰り返しており、私たちとしても好ましく見守っていました。しかしながら時間の経過とともに「浮き」の週末が増えてきていることは懸念材料となっています。高マナ域のクリーチャーとして《アロサウルス乗り》を戦場に出し、それを《新生化》や《異界の進化》で生け贄に捧げて別の大型クリーチャーを呼び出すこのデッキは、そこからまたマナのシステムを逆手に取って勝利を引き寄せます。

 この手のマジックのルール・エンジンを巧みに利用する戦略は基本的にはクールなものであると私たちは考えており、革新的なデッキビルダーがこのようなデッキを競技シーンへ押し上げようと挑戦する姿を好ましく思っています。「ドレッジ」や「ランタン・コントロール」も同種のデッキであり、想像しうる限り最も型破りなカードの使い方がそれらを印象的なものにしています。「新生化」デッキの斬新さは魅力的ですが、問題も抱えています。ゲームが圧縮されてしまう点です。このデッキは「オール・オア・ナッシング」の性質や2ターン目にゲームを決着させられる力を持つため、あらゆるモダンの大会でメタゲームの10%以上を占めるような定番デッキになればモダンの体験が損なわれる可能性があると私たちは懸念しているのです。

 とはいえ、現時点ではそのような状況にはほど遠いと私たちは考えています。

 全体的に見て、モダンはあらゆるデッキにチャンスがあり、また打ち負かされる可能性がある場所となっています。ローテーションなしのフォーマットでこのように自己修正が機能している状況に、私たちは満足しています。ここ数年はスタンダード向けのカードがモダンに居場所を見つける姿を見かけることもあり、嬉しく思っています。『マジック:ザ・ギャザリング | ホビット』でやって来るカードの活躍にも期待しています。

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レガシー

 本カードはレガシーで禁止となります。この変更は、2026年8月10日より有効です。

 この変更およびその他の内容について、太平洋時間8月11日10時(日本時間26時)より「WeeklyMTG」にて解説します。

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ヴィンテージ

 本カードはヴィンテージにて制限となります。この変更は、2026年8月10日より有効です。

 この変更およびその他の内容について、太平洋時間8月11日10時(日本時間26時)より「WeeklyMTG」にて解説します。

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パウパー

 (この項はガヴィン・ヴァーヘイ/Gavin Verheyよりお送りします。)

  • 変更なし

 先月、パウパー・フォーマット委員会は改めてパウパー環境全体を精査し、とりわけテーブルトップの大規模イベントにおける《こそこそサクサク》のパフォーマンスに注目した。その結果、現在の環境は多様性にあふれており、「こそこそサクサク」デッキがメタゲーム上のシェアを独占しているとは到底言えない状況であることがわかった。そのため、今回は変更なしだ。

 また《眷者の装飾品》の試験的禁止解除もうまくいっており、いくつかのデッキに姿が見受けられるものの、使用に耐えるカードの1枚としてほぼ標準的なレベルに収まっている。現時点では、《眷者の装飾品》は引き続きパウパーに残ると言って差し支えないだろう。

 もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事も読んでみてくれ。

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アルケミー

 (この項はデイヴ・フィンセス/Dave Finsethよりお送りします。)

  • 変更なし

 『アルケミー:ストリクスヘイヴン』で登場した新規カードは、すぐに環境での居場所を見つけました。中でも《スカラー奨学生》は、《華麗なる模造》や《拡張性再適用》のような強力なX呪文を唱える緑青のデッキにうまく収まっているようです。また、《鼓舞するイーゼル》や《発見の石板》でマナを素早く加速して《極上祭の閉会式》へつなぐ、高コストのインスタントやソーサリーを活用する青赤のデッキが人気を高めています。両デッキとも、アルケミーに新たなプレイ・パターンを生んでいます。

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ヒストリック

 (この項はデイヴ・フィンセスよりお送りします。)

  • 変更なし

 ヒストリックはアリーナ・チャンピオンシップでスポットが当たって以来数か月にわたり、安定した環境が続いています。驚くべき多様性は健在でありながら、競技志向のデッキ同士の相互監視も機能しています。メタゲームでは「ルビー・ストーム」や「イゼット・ウィザード」のようなスペル重視の戦略が一大勢力を築いており、その結果「真昼の決闘コントロール」が人気を高めています。「ルビー・ストーム」については最近《ヘックス・マジック》という新たなカード・アドバンテージ源を獲得したため、私たちも目を向けています。

Sample Deck - 「historic-reanimator」
ヒストリック[MO] [ARENA]
4 《始まりの町》
2 《湿った墓》
2 《血の墓所》
2 《蒸気孔》
1 《マルチバースへの通り道》
4 《マナの合流点》
2 《黒割れの崖》
2 《尖塔断の運河》
2 《闇滑りの岸》
-土地(21)-

4 《偉大なる統一者、アトラクサ》
4 《簒奪者、アーデン》
2 《骨の皇帝》
4 《穢すもの、ウラモグ》
3 《聖エレンダ》
-クリーチャー(17)-
4 《生 // 死》
4 《ネクロマンシー》
4 《信仰無き物あさり》
4 《イゼットの魔除け》
4 《異世界の凝視》
2 《稲妻の斧》
-呪文(22)-
 

 またリアニメイト戦略も人気を集めつつあり、現在のメタゲームに新たな選択肢をもたらしています。《ネクロマンシー》や《生 // 死》で《偉大なる統一者、アトラクサ》や《聖エレンダ》のような強力な脅威を墓地から戻すこのデッキにも注目です。

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タイムレス

 (この項はデイヴ・フィンセスよりお送りします。)

  • 変更なし

 MTGアリーナで最もハイパワーなこのフォーマットには、前回の告知以降小さな変化が見受けられます。競技志向の高いデッキのバランスは引き続き保たれているものの、使用率に波があるのです。現時点では《納墓》と《再活性》のリアニメイト戦略が一番人気となっていますが、これはコントロール・デッキを苦手としています。私たちは引き続きタイムレスの全体的な傾向を観察し、他より抜きん出るアーキタイプが現れないか監視していくつもりです。今のところはそのような傾向は見受けられません。

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ブロール

 (この項はデイヴ・フィンセスよりお送りします。)

  • 変更なし

 6月に、私たちはブロールにおいて6枚のカードを禁止する大きな変更を行いました。私たちは効率的なマナ加速や低コストの打ち消し呪文、追加ターンを得て容易にループを発生させるカードに対して厳しい姿勢を取るようになったのです。この変更に対するプレイヤーの皆さんの反応は圧倒的に好評で、データもブロールがより健全になる未来を示しています。

 皆さんが変更後の環境を探検する時間をもう少し取った方が良いと考え、今回追加の変更は行いません。他のカードについても社内での精査と議論を続けていますが、今のところは勝率や使用率の観点で異常値を示しているものはありません。

 マッチメイキングについては、前回の変更でマッチング時間が平均4秒ほど長くなったものの、同様のパワーレベルの統率者同士が対戦する割合は増加しています。このトレードオフは適正であると私たちは考えていますが、引き続き複数の指標でマッチメイキングを観察し、皆さんがマジックを楽しめるようさらなる改善方法を探していきます。

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競技ブロール

 (この項はデイヴ・フィンセスよりお送りします。)

  • 変更なし

 導入から数か月を経た現在の競技ブロールのバランスの良さを、私たちは心から嬉しく思っています。メタゲーム上のシェアが1%を超える統率者はなく、特に競技志向の高いデッキの勝率も拮抗しています。加えて、この新たなコマンダーの遊び方を試してみるプレイヤーが数多く見受けられます。競技ブロールには、まだまだ探検と発展の余地がたくさんあります! 私たちはメタゲームが収束するまでの動向を楽しく見守っていますが、必要に応じてしっかり行動を起こしていきます。

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