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お知らせ

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MTGアリーナ:ゲーム更新情報(2020年6月)

Wizards of the Coast
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2020年6月23日

 

(編訳注:記事中に記載の時刻は、特記がない限り日本時間です。また、ゲーム画面は英語版の開発中のものです。)

『基本セット2021』

 強力な新カード。歴史に名を残した再録カード。そして犬。

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 6月26日にMTGアリーナに実装される『基本セット2021』には、新旧さまざまなカードが詰まっています。プレビュー・シーズンを追えなかった方は、製品ページで詳細をご確認ください。カードイメージギャラリーには収録カードがすべて掲載されていますので、ぜひショーケース版カードもご覧ください(MTGアリーナではカード・スタイルとして実装予定です)。

ついに登場――macOS版MTGアリーナ

 皆さんお気づきの通り、リリース時期がちょっと予定と違いますね。『基本セット2021』で注目されるテフェリーが関与しているのでしょうか。それはさておき、大変お待たせしました――『基本セット2021』より、Epic Gamesストアとの提携のもとでmacOSでもMTGアリーナをプレイできるようになります。ゲームの面白さとコレクションをそのままに、新たなプラットフォームでお楽しみください。

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 先日のお知らせをご覧になっていない方は、リリースまでもう少し時間がありますので、ぜひ記事をご確認ください。既存のプレイヤーがmacOS版に切り替えたい場合についてもお伝えしています。

再録カードとパックの照合手順

 『基本セット2021』には、お馴染みの顔ぶれに加えて、戻ってくるカードもたくさんあります。そして特に土地カードの再録が、コミュニティの中で大きな話題になっていることを私たちは把握しています。前置きはこれくらいにして、私たちの計画をお伝えしましょう。

  • 「完全再録」となるカードを4枚所持している場合、それらのカードのパックからの出現率を調整する予定です。「完全再録」とは、カード名とアートについて同一のものがすでにMTGアリーナに存在する場合を指します。
  • 完全再録カードは、ブースターパックに収録されている他のレアや神話レアをすべて4枚ずつ所持している場合のみブースターパックから出現します(つまりスタンダードにおける禁止カードと同様の扱いです)。
  • 完全再録されたカードを4枚所持している場合は、その収録セットの他のレアや神話レアをすべて4枚ずつ所持している場合のみ当該カードがブースターパックから出現します(つまりスタンダードにおける禁止カードと同様の扱いです)。
  • 完全再録カードの所持枚数は、コレクション全体を参照します。例えば『エルドレインの王権』版の《寓話の小道》を3枚所持しており、『基本セット2021』でも《寓話の小道》を引き当てた場合、それで「4枚所持している」と判断され、『エルドレインの王権』と『基本セット2021』のブースターパックからの出現率が変わります。
  • なおこれらの変更は、シールドやドラフトで開封するリミテッド用のブースターパックには影響しません。(各カードは元の開封率通りに出現します。)
  • また、これらの変更は「完全再録となるレアまたは神話レア」にのみ適用されます。コモンやアンコモンについては、完全再録でも出現率の調整は行われません。
  • 『Jumpstart』にも収録される『基本セット2021』のカードも『基本セット2021』のカードとして扱われ、出現率の調整や被り回避機能が適用されます。

 これらの変更は、セット内のすべてのカードを集めたいプレイヤーを助けることを目的としています。また私たちとしても、新規カードを優先してレアや神話レアの被り回避機能を効果的に適用させられます。完全再録となるレアや神話レアについては他と異なる扱いをするべきだという意見には、私たちも全面的に同意します。これまでそのことをお伝えしなかったのは、解決策を見出すのが先だと考えたからです。今回のゲーム更新で上記の変更を適用できる運びになり、この場で皆さんにお伝えできることを心から嬉しく思います。

 ただし新規アートの再録カードについては、以前のバージョンを4枚所持していても出現率の調整は適用されませんのでご注意ください。また、完全再録となるレアや神話レアにもその他の被り回避機能は適用されるため、出現率調整後に4枚揃えた場合は5枚目以降ジェムを受け取れます。

『Jumpstart』発進

 7月17日のゲーム更新にて、『Jumpstart』がMTGアリーナに実装されます。この新たなマジック体験をどのようにMTGアリーナへ実装するのかについては後日改めてお知らせしますが、皆さんの混乱を抑え、ご心配を和らげ、噴出する疑問に少しでもお答えするために、この場をお借りして概要をお伝えしたいと思います。

  • MTGアリーナにおける『Jumpstart』体験は、リミテッド・イベントとしてご提供する予定です(500枚以上のカードが織りなすさまざまなテーマのパックを用いたドラフトやシールドをお楽しみください)。
  • 『Jumpstart』のカードは、テーマ・パック(イベントのみ)からの入手に加えて、ワイルドカードで個別に作成できます。
  • 新規カード37種の入手方法も同様です。
  • 『Jumpstart』の収録カードはすべて、ヒストリックで使用可能になります。つまり、ヒストリックに300枚を超える新カードが追加されます。
  • ただしMTGアリーナ版『Jumpstart』では、カードパワーやゲームプレイにおける懸念、あるいは技術的な理由から、収録カードが20枚差し替えられます
  • そしてもちろん、テーマに沿った基本土地も収録されます。テーブルトップ版と同様に、各テーマ・パックに対応する基本土地が封入されています。他の基本土地と同様に、それぞれ一度入手すれば、どのデッキにも好きなだけ採用できます。

 差し替えられるカードは以下の通りです。

 繰り返しになりますが、詳細については後日改めてお知らせします。以上の内容で大部分はお伝えできましたし、7月もすぐにやって来ますので、お待ちください。

「ブロール好きのギルド本拠地」についての更新

 昨年の10月に導入されたブロールは、定期的にイベント期間は更新されるものの、スタンダードとリミテッド以外で初めて常設イベントが用意されたフォーマットです。それまでMTGアリーナはほぼスタンダードのみサポートしていましたが、普通の60枚デッキやリミテッドのイベントから、初めて定期イベントのフォーマット拡張に踏み切ったのです。

 ブロールは大いに人気を集めたため、私たちはMTGアリーナの当初の設計思想である「スタンダード中心の体験」を損なうことなくブロールをさらにサポートできる方法を探し始めました。それにはプレイヤーの皆さんのプレイ履歴から得たデータをもとに仮説を立てて取り組む必要があり、「ブロール日和」イベントやその後の「ブロール好きのギルド本拠地」イベントに参加費が設けられたのはそのためです。

 しかし新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が日常を変え、私たちは自宅で安全・快適にマジックを楽しめる方法を増やすことに優先して取り組みました。その一環として、3月の「ブロール好きのギルド本拠地」の参加費を撤廃しました。4月も再び参加費を無料にし、5月も無料でお楽しみいただきました。

 ……そして数か月にわたって「ブロール好きのギルド本拠地」を参加費無料でご提供した結果、あることがわかりました――ブロールを常設することに対する私たちの懸念の多くは、まったくの杞憂だったのです。ブロールは多くのプレイヤーがドラフトや他の構築フォーマットの合間に「ときどき楽しむ」人気のフォーマットであり続けました。

 そこで7月1日より、「ブロール好きのギルド本拠地」を終了し、「ウェンズデー・ブロール」を……常設のブロールに変更します。毎日、参加費無料で楽しめて、デイリー報酬の獲得やクエストの進行もでき、開放期間も定められません。7月から少なくとも当分の間は「プレイ」モードやランク戦と並んで常設される予定です。

 それから、ご質問をいただくまえに「ヒストリック・ブロール」についてもお伝えしておきましょう。

 ヒストリック・ブロールについては、今後も定期開催のイベントの1つとして行なっていく予定です。ヒストリック・ブロールがスタンダード・ブロールとはまた違った人気フォーマットになっていることは承知していますが、それでも変更を加えないのは、もう少し経過を観察したいからです。『ゼンディカーの夜明け』に伴うローテーションまでは常設したブロールのサポートに専念し、スタンダードのローテーションがブロールに与える影響をしっかり見極めたいと思っています。

 それらが一段落ついたら、改めてヒストリック・ブロールのサポートについて検討するつもりです。ヒストリック・ブロールについての話題が盛り上がるのは大いに歓迎しますが、今すぐの変更や更新が期待できないことは頭の片隅に留めておいてください。それでは、ローテーションやブロールについてのさらなる情報を以下の「ローテーションへの道」の項でお伝えします。

ローテーションへの道

 再びローテーションの時期が近づいてきました。数か月後には『ゼンディカーの夜明け』が登場し、それに伴いスタンダードのローテーションが起こります。昨年と同様に、私たちは皆さんがローテーションに備えられるよう力を尽くすつもりであり、今回のゲーム更新でも早速取り組んでいきます。ローテーションはマジック:ザ・ギャザリング・プレイヤーの皆さんが心躍る瞬間でしょう。そんな皆さんに、私たちの今後の計画をぜひ知っていただきたいと思います!

6月26日のゲーム更新
  • イベント――秋にローテーションするセットのクイック・ドラフトやシールドのイベントを終了します。クイック・ドラフトとシールドのイベントには、『エルドレインの王権』以降のセットが使用されます。
  • 個別カード報酬――秋にローテーションするセットのカードは、デイリー報酬やスタンダード・イベントの報酬から出現しなくなります。該当するカードはヒストリックの個別カード報酬から出現するようになります。
2020年8月のゲーム更新
  • 新規プレイヤーが受け取るデッキ――チュートリアルや新規プレイヤー向け体験の中で受け取るデッキの内容が8月に更新されます。既存プレイヤーの皆さんへ:これらの更新後のデッキは、既存プレイヤーの皆さんのためにも改めて作成するつもりなので、全員がスタンダードで使用できるデッキを手に入れられます。デッキに所持していないカードが含まれる場合、そのカードを入手できます。
  • ブースターパックとワイルドカードでの作成――ローテーションするセットのブースターパックを購入する際や収録カードをワイルドカードで作成する際に、追加の確認メッセージが表示されます。
  • 『アモンケット・リマスター』――興味を引かれました? そうでしょう! 厳密に言えばローテーションとまったく関係ありませんが、今後の計画についてお話ししているので、これも明かしていいでしょう。『アモンケット・リマスター』は8月にリリースされ、300枚以上のカードがヒストリックに追加されます……
『ゼンディカーの夜明け』
  • スタンダードのローテーション――ローテーションがやって来て、『基本セット2020』と『ラヴニカのギルド』、『ラヴニカの献身』、『灯争大戦』がスタンダードを去ります。「スタンダード2021」では、『エルドレインの王権』と『テーロス還魂記』、『イコリア:巨獣の棲処』、『基本セット2021』、『ゼンディカーの夜明け』が使用でき、さらに2021年シーズンを通して3セットが追加される予定です。
  • ヒストリック――ローテーションしたカードは引き続きヒストリックで使用可能です。ただしヒストリックにも独自の一時停止/禁止カードリストが設定されていますので、ご注意ください。
  • ブロール――「ブロール好きのギルド本拠地」で追加された統率者は、スタンダード・ブロールで使用できなくなります。
  • リニューアル――昨年と同様に、皆さんが新たなスタンダード環境に備えてコレクションを「リニューアル」する助けになるよう、皆さんへの日頃の感謝を込めて特別なイベントや報酬をご用意する予定です。今回のリニューアルについての詳細は、8月にお伝えできると思います!

デッキ構築の改善

 最後になりましたが、MTGアリーナでのデッキ構築についても快適さを向上する更新が行われます。ゲーム内の検索機能が高度な検索ワードに対応していることをご存知でしたか? 知らなかった方はぜひお試しください! ご存知の方も、ゲーム内でより簡単に高度な検索を実行できるようになります!

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 ご覧の通り、通常の「高度な検索」以上の詳細な設定で検索ができます。検索ワードと高度な検索は併用できますので、特定のカードを検索する際はぜひご利用ください。

 さらに、ドラフトやシールドのデッキ構築における素敵な新機能も追加します! 今回の更新以降、横並べのレイアウト表示時のスペースが広がり、また各色のカードを素早くデッキに追加できるようになります。

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クリンナップ・ステップ

 いよいよ犬も喜ぶ夏がやってきます! 『基本セット2021』は間もなくリリースされますので、ステータス・ページ(リンク先は英語)でメンテナンスについての最新情報をご確認ください。更新が待ち切れない方は、25日午前0時から始まる「アーリーアクセス」イベントをお楽しみください!

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 数週間後には『Jumpstart』の詳細と、MTGアリーナの今後のロードマップをお伝えします。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。それではまた、ゲーム内でお会いしましょう!

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