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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

今週のCool Deck:ほぼスタンダードのリスト、熊の咆哮が響く!(パイオニア)

岩SHOW


 マジックはクールに満ちたゲーム、まだまだ残暑の続く日本の夏に必要なのはマジックのもたらすクールさだ!というわけで今週もCool Deckのお時間だ。今回は『マジック:ザ・ギャザリング | ホビット』環境よりクールなデッキをチョイスしてご紹介するわけだが……『マジック:ザ・ギャザリング | ホビット』の西洋ファンタジー、冒険ものの王道という空気感は、マジックと親和性が抜群だね。

 カードリストを眺めているだけで、穏やかな里の生活と、そして人々を脅かす悪しき者たちの姿が想像できて……ワクワクしてくるクールさに溢れているな。ドワーフ、エルフ、ゴブリンといったマジックでもおなじみの種族に、大きな鳥や蜘蛛、狼にドラゴンといった自然の脅威……大昔、筆者が初めてマジックの基本セット『第五版』のカードを目にした時の、あの古典ファンタジーに触れた時の感覚が蘇ってきて……最高にクールに思えたよ。

 そんな『マジック:ザ・ギャザリング | ホビット』の新カードを採用したデッキ……最新のリストを眺めていると、たまらなくクールな物を発見した。フォーマットはパイオニア。スタンダードより一歩深みに踏み入るフォーマットで、どんなカードが躍動したか、それではご覧いただこう!

Chiba Shingo - 「緑単ミッドレンジ」
店舗大会 トップ4 / パイオニア (2026年8月16日)[MO] [ARENA]
3 《バーシンセー
21 《
-土地(24)-

4 《ラノワールのエルフ
2 《遺伝子送粉機
4 《アナグマモグラの仔
4 《木苺の使い魔
2 《大界の回収者
2 《神出鬼没の狩人、スーラク
4 《ウロボロイド
3 《獰猛なるビヨルン
1 《ヴォリンクレックス
1 《孔蹄のビヒモス
2 《巨怪の大熊
-クリーチャー(29)-
4 《自然の律動
4 《密輸人の驚き
-呪文(8)-
3 《脚当ての補充兵
3 《永劫の活力
3 《鋭い目の管理者
1 《宝石で飾った魔狼
3 《沼地のハンター、レザーヘッド
2 《ミケランジェロの奥義
-サイドボード(15)-
晴れる屋 より引用)

 

 

 結論から言おう、今回のデッキリスト……ほとんどのカード……5枚を除けば、スタンダードでそのまま使用できるものとなっている!パイオニアは、スタンダードと共通するデッキが活躍できるフォーマットだ。この環境独自のデッキもあるが、スタンダードのアーキタイプをパイオニアのカードプールの広さを活かしてブラッシュアップしたようなリストも多数存在する。スタンダードのデッキを組めば自ずとパイオニアの扉が開けるというクールさを、このリストは体現していると言っても良いな。

 さて、ご覧の通り緑単色でクリーチャーが主体の……アグロデッキなわけだが。スタンダードで使えない5枚とは《ヴォリンクレックス》、そして4枚の《アナグマモグラの仔》……残念ながら先日、禁止カードに指定されたものだ。緑のデッキはアナグマモグラからスタートする、そんな現状を変えるために……より多くのカードが活躍するクールな環境のためにメスが入ったわけだが、カードが使えなくなるのは悲しいことには違いない。しかしスタンダードの延長線上のパイオニアでは……アナグマモグラ、バリバリ現役!クリーチャーから加えるマナを増やすこの2マナ域のクリーチャー、これと《ラノワールのエルフ》や《遺伝子送粉機》、《木苺の使い魔》を絡めて……爆発的にマナを増やして、盤面に怒涛の展開!並んだクリーチャーを《ウロボロイド》でまとめて強化!スタンダードで炸裂していた戦術……次なるフィールド、パイオニアでこれから大暴れしてやろう!

 

 さて、注目すべき『マジック:ザ・ギャザリング | ホビット』からの新カード、このリストに採用されたのは……《獰猛なるビヨルン》!デカい熊!マジックと言えば熊だわな、やっぱり《灰色熊》で育った世代としては……今回のセットは緑に熊が沢山いて、何とも嬉しい限り。そんな熊の親玉に当たるビヨルンは、5マナ6/6トランプルと自身のスペックも大型であると同時に、他の熊をまとめて+2/+2と大幅強化!サイズアップの値がデカい!そして熊を……わざわざ多数そろえなくとも大丈夫だ。戦闘の開始時に、クリーチャー1体にトランプルを与えると同時に熊にする!サイズアップとトランプルを確約しつつ……さらにトータルで熊を3体コントロールしていると、2枚ドローまでもたらしてくれる。2!?この大盤振る舞いぶり、リミテッドでかまされてひっくり返ったプレイヤーも少なくないだろう。ここまで強けりゃ、構築でも強い!クリーチャーを並べるデッキにとってのジレンマ、展開すればするほど手札が無くなり、息切れするという問題点を、ビヨルンはパワフルに解決してくれるのだ。

 この2枚ドローをスムーズに狙うためにも、ナチュラルで熊である《大界の回収者》が採用されている点が実にクールだ。回収者と他に1体いる状況でビヨルン降臨、その1体を熊にすればそれで2枚ドローなのだから……たまらない。回収者が準備済状態で唱えられる呪文《生命への束縛》はこのビヨルンを線上に降臨させる手段も兼ねているのが、最高にクールだね。《ウロボロイド》《孔蹄のビヒモス》などともに勝負を決定づけるクリーチャーを繰り出して、熊パンチを叩きこめ!

 

 熊と言えば忘れちゃいけない『マジック:ザ・ギャザリング | ホビット』のインパクト抜群のレア……《巨怪の大熊》!デカすぎだろうが!10/7て!ドラゴンやデーモンや天使といったマジック界の巨大生物担当の面々を、余裕で踏み越えていく文字通りの化け物!そして打ち消されない……熊関係のカードは確かに、青に強いイメージが昔からあるが…ここまでストレートに青い妨害に敵意をむき出しにした熊が現れるとは。そして呪禁!黒や白が得意とする対象を取るクリーチャー除去は受け付けない!トドメに速攻!即殴って仕事を果たす!というわけで、呼ばれて飛び出て一瞬でゲームを終わらせる大熊は、今後コントロールキラーとしてクールなインパクトを残し続けることだろう……トランプルを持っていない?あんまり贅沢を言っちゃいけないぜ……なんだったらビヨルンで与えれば良いじゃないか!

 《獰猛なるビヨルン》に《巨怪の大熊》……マジックらしく『マジック:ザ・ギャザリング | ホビット』の要素をカード化した熊たちを採用したこのデッキ。一部をいじればスタンダードでも使用可能で、またパイオニアの広大なカードプールを漁ればさらにデッキにフィットした1枚も見つけられるだろう。こういうクールなリストを参考にして、自分にとって最高に楽しいリストを組み上げていきたいところだね。それじゃ今週はここまで。Stay cool! Rampage like a bear!!

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