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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

グルール昂揚!迅速に救助し、迅速に攻める!(スタンダード)

岩SHOW


 『マジック:ザ・ギャザリング|マーベル スーパー・ヒーローズ』がリリースされ、新デッキの開発の機運が高まる……このセットは元ネタになるキャラクターを好きでデッキを組むのも良いし、カードプールをじっくり眺めて既存のアーキタイプを強化するカードをピックアップしていっても良い。どう楽しむかは君の自由!さあ、デッキを作りまくろう!

 ということでこのコラムも皆のデッキ構築欲を高め、何かのインスパイアを与えられることを目指して……日々デッキをピックアップ!今回はプレリ期間中にプレイされたスタンダードのデッキから、このリストをご紹介!

Morioka Eidai - 「グルール昂揚」
店舗イベント 優勝 / スタンダード (2026年6月21日)[MO] [ARENA]
4 《マルチバースへの通り道
4 《踏み鳴らされる地
4 《ソーンスパイアの境界
1 《不穏な尾根
1 《商業地区
2 《
6 《
-土地(22)-

4 《終端探査機
4 《継ぎ接ぎのけだもの
4 《野火の木人
4 《鋭い目の管理者
4 《逸失への恐怖
2 《光砕く者、テルサ
-クリーチャー(22)-
2 《噴出の稲妻
4 《脱走
3 《過剰防衛
3 《暴力的衝動
4 《迅速な救助
-呪文(16)-
2 《焼きつけ
2 《紅蓮地獄
2 《毒を選べ
2 《魂標ランタン
1 《王のもてなし
2 《陽背骨のオオヤマネコ
2 《沼地のハンター、レザーヘッド
1 《ロクの伝説
1 《異星人の侵略
-サイドボード(15)-
晴れる屋 より引用)

 

 

 「グルール(赤緑)昂揚」!アーキタイプ名通りキーとなるのは昂揚を持ったカード。昂揚とは墓地のカードを見て、そのタイプを参照する。自身の墓地に4つ以上のカードタイプが揃った場合、何らかのボーナスを受け取れるというカード群である。その内容はカードにより様々……たとえば昂揚デッキのスタート役である《継ぎ接ぎのけだもの》。1マナ3/3と文句なしの超スペックの持ち主だが……そのままでは戦闘に参加できない。昂揚を達成してようやくのそのそと動き出すのだ。けだもの自身が毎ターン切削を行うので、墓地を豊かにする要素も兼ねているのが偉い。またけだものはアーティファクトでありクリーチャーと2つのタイプを持っており、墓地に落ちた際には昂揚達成に大きく貢献する。

 このけだものを筆頭に、2つ以上のタイプを持ったカードや昂揚能力持ちであるカードをまとめて、序盤から展開して攻めるデッキにまとめあげたのが「グルール昂揚」である。《逸失への恐怖》で複数回の攻撃を狙ったり、《暴力的衝動》で二段攻撃を持たせて大ダメージを狙ったり……そして最もこのデッキらしい《野火の木人》!2マナで4/3速攻+トランプルというアグロが求めている水準に軽々と応えて見せるこのカカシ!うまく昂揚を達成して強く運用したいものだ。

 

 さて、そんな墓地利用デッキにとって、これを耕し肥やしてくれる要素は非常に重要。そのスロットを『マジック:ザ・ギャザリング|マーベル スーパー・ヒーローズ』の新カードが満たしてくれるかも?ということで採用されているのが《迅速な救助》!ヒーローらの人助けのシーンが描かれたこのカードは、切削を行ってライブラリーから墓地に2枚のカードを落とす。そしてその中にパーマネント・カードがあった場合、手札に加えることが可能だ。この「手札に加えてもよい」という部分が重要で……たとえば攻め手が欲しい場合、けだものや木人が落ちたらこれで拾って繰り出せばいい。土地が欲しい時にも同じ話だ。

 そして……場合によっては拾わないという選択肢も。《迅速な救助》はインスタントであり、これを唱えて解決して墓地に置かれればタイプ1つ分になる。切削したカード2枚が、土地と《終端探査機》だったりすると……これ1枚で計4つのタイプが落ちて、一気に昂揚達成となる!これでけだものを攻撃させたり、木人がサイズアップしたり、《暴力的衝動》で二段攻撃を得た方が有利な場合、切削したカードをスルーするという選択肢も浮上するね。爆発的に墓地が増えるわけではないが十分に昂揚をサポートし、1マナという軽さで非常に使いやすく、しかもライフ2点回復のオマケ付き……というわけで昂揚デッキを使っていたプレイヤーには注目されていた1枚だ。スタンダードのデッキはちょっとしたカードで化けるもの、この《迅速な救助》がこのデッキの使用率を引き上げる助けになるかも?この手のカードは色々あったが、1マナなのはやっぱり革命的だ。

 

 サイドボードにも新カードの姿が見られる。《異星人の侵略》!毎ターン、エイリアン・トークンを生成するエンチャントだ。それは速攻を持ち、第一陣は1/1と小さくとも、能力が誘発する度に侵略カウンターが増え、エイリアンのサイズも上昇していく。継続して戦闘を行う能力を高めてくれる、この手のトークン生成置き物は、対コントロールデッキにおいて真価を発揮する。速攻を持っている点が大きいね、これで対戦相手がいくらクリーチャー除去を行おうが、逃げ切らせずに仕留められる!

 また、このリストには不採用だが、他にも昂揚デッキと相性の良さそうな新カードとして《仕置きの拳》を紹介しておきたい。クリーチャーが墓地に2枚以上あればコストは大きく軽減され、クリーチャーのパワーの2倍分のダメージを対戦相手のそれに与えられる。けだものなど素のパワーが高いものと絡めて、相手のプランを狂わせたいものだ。このカードはインスタントであるため、相手の様子を見てから拳をぶち込めるのが嬉しい。サイズ大きめのクリーチャーを繰り出すデッキ相手へのサイドボートとしてどうだろうか?

 最近スタンダードで見かける機会の減っていた類のデッキが、こうして浮上してくるのは新セットのもたらす恩恵の中でも、かなり嬉しくてワクワクするものだ。キャラから入るも良し、《迅速な救助》のように良いカードをピックアップして既存デッキを強化するも良し。デッキ構築ほど楽しいものはない、兎に角作って遊びまくろう!

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