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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

マルドゥ・ディスカード:ホークアイらと共に手札を捨てろ!(スタンダード)

岩SHOW


 『マジック:ザ・ギャザリング|マーベル スーパー・ヒーローズ』の公式発売日を迎えようとしている……この日をもってスタンダードの新環境も本格始動というところ。プレリで手に入れたカードでデッキを組み始めているプレイヤーも少なくないだろうが、これからという人も焦らなくてOK!

 毎日デッキを紹介する当コラムでも、皆の新環境を楽しむための参考になるように、新環境のデッキを考察している。何かのヒントになれば幸いだ。というわけで今回は早速……まずは『ストリクヘイヴンの秘密』環境の最終盤のデッキをピックアップするところからはじめよう!

komattaman - 「マルドゥ・ディスカード」
Magic Online Standard Challenge 32 トップ8 / スタンダード (2026年6月15日)[MO] [ARENA]
4 《始まりの町
4 《血の墓所
4 《神無き祭殿
3 《聖なる鋳造所
2 《秘密の中庭
3 《感動的な眺望所
2 《ブレイズマイアの境界
1 《
-土地(23)-

4 《略奪するアオザメ
4 《月影
1 《暗黒騎士、セシル
4 《鉄盾のエルフ
4 《頑なな学徒
1 《太陽の執事長、インティ
4 《恐血鬼
2 《光砕く者、テルサ
1 《真紅の混沌、カーネイジ
-クリーチャー(25)-
1 《浸食作用
3 《報いの呪詛
4 《練習を積んだ攻撃
4 《華麗だが無礼者
-呪文(12)-
1 《報いの呪詛
1 《死の印
1 《溶鉄の崩壊
2 《紅蓮地獄
1 《縫い目破り
3 《幽霊による庇護
3 《戦略的裏切り
2 《勝利の楽士
1 《客員講師、ラル・ザレック
-サイドボード(15)-
Magic Online より引用)

 

 

 「マルドゥ(赤白黒)ディスカード」!ディスカードとは手札を捨てること。対戦相手にそれをさせてリソースを根こそぎ奪うコントロールもあるが、このアーキタイプはその逆で。自分の手札を捨てるものである。手札を捨てる……本来避けたいアクションをあえて能動的に行い、それをプラスに変換するカードの恩恵を受けながら戦う、そんなアグロデッキである。

 《略奪するアオザメ》《月影》と1マナ域からクリーチャーがしっかり用意されている。これらはいずれも手札を捨てることで、+1/+1カウンターを乗せて強化してやることができる。その捨てるカードも《鉄盾のエルフ》《頑なな学徒》《太陽の執事長、インティ》《光砕く者、テルサ》などなどクリーチャーが担っており、これらで攻めながら手札を捨て、1マナ域の連中を強化が可能。特に学徒は飛行と速攻を持ち、絆魂を持たせることで、各種土地で失ったライフを補填できる、重要な1枚だ。

 

 1マナクリーチャー以外にも手札を捨てることをメリットにするカードが採用されていることにも注目。特に《華麗だが無礼者》は、これ自身が手札を捨ててカード引く手段であり、そしてレベル2にすることで手札を捨てるたびに2点ダメージを発生させる!ということでクリーチャーの攻撃が本体に通らないような状況下でも、ゴリゴリとライフを削り取っていける。また、捨てても損しないカードというものもあり、《恐血鬼》は墓地にある時に土地を出せば戦場に戻ってくる。相手のライフが10点以下なら速攻ももつので、遠慮なくこの吸血鬼を捨てて他のカードの恩恵を得つつ、最後の数点のライフを速攻で掻っ攫おう。

 また《練習を積んだ攻撃》は、フラッシュバックを持つためこれも捨ててしまっても墓地から唱えなおせる。しかもこれはブラッシュバックの方がコストが軽いため、むしろ捨ててしまった方がお得という場面も。自身のクリーチャーを全体強化しつつ、1体には絆魂か二段攻撃を与える……これ1枚でゲームエンド級の破壊力を持ったソーサリーだ。これらのディスカード・シナジーを駆使して、軽量クリーチャーでのビートダウンを完遂すべし!

 

 という楽しくて強い「マルドゥ・ディスカード」。『マジック:ザ・ギャザリング | マーベル スーパー・ヒーローズ』のカードはこのデッキに何か変化をもたらすだろうか?カードギャラリーにて「捨てる」で検索し、カードを眺める……まず目に入ってきたカードの中でも「おっ」と思うのは、アベンジャーズでお馴染みの《百発百中の射手、ホークアイ》!

 彼は2マナ2/2に先制攻撃&到達という良スペックの持ち主で、攻撃時には能力が誘発。マナを払った数だけモードを選択するのだが、その中の「ブーメラン」は手札を捨ててカードを引くというもの。《恐血鬼》などを捨てて、代わりのカードを引き込みつつ、他のクリーチャーを強化したりダメージを発生させたり……他のモードもブロック参加を不可能にしたり、本体にダメージを飛ばしたりと、アグロデッキにとって嬉しいものだ。ホークアイ、ディスカードデッキに採用してみると面白いんじゃないか?

 

 英雄だけでなく、悪人もこのセットの魅力!《壊し屋、レッキング・クルー》はこれまたモードを選択するクリーチャーで、Xマナ支払ってX個選ぶというタイプの、状況に合わせて臨機応変に用いることができるデザインになっている。またX個の+1/+1カウンターも乗るので、マナが増えれば増えるほど強いカードとなる。このレッキング・クルーには、ホークアイと同じくディスカードしてドローするモードがある。そしてその他3つのモードも攻撃的……特に各プレイヤーがクリーチャーを生け贄に捧げるモードは、護法や呪禁などを持つ処理しにくいクリーチャーを除去できる可能性があり頼もしい。こちらは《恐血鬼》を生け贄にするとしよう。

 《屈強なる喧嘩師、タイタニア》は3マナ5/5の低コストなマッチョボディが魅力的!タイタニアを唱える追加コストとしてディスカードが要求され、またマナを払っても良いのでグダグダな長期戦になっても安心だ。タイタニア自身も護法で相手にディスカードorマナを要求するという、絶妙な鬱陶しさを誇る。彼女に《練習を積んだ攻撃》で二段攻撃や絆魂を持たせて思いっきりぶん殴りたい!

岩SHOW - 「マルドゥ・ディスカード」
スタンダード (2026年6月18日)[MO] [ARENA]
4 《始まりの町
4 《血の墓所
4 《神無き祭殿
3 《聖なる鋳造所
2 《秘密の中庭
3 《感動的な眺望所
2 《ブレイズマイアの境界
1 《
-土地(23)-

4 《略奪するアオザメ
4 《月影
4 《鉄盾のエルフ
4 《頑なな学徒
2 《百発百中の射手、ホークアイ
4 《恐血鬼
1 《屈強なる喧嘩師、タイタニア
1 《真紅の混沌、カーネイジ
1 《モードック
1 《壊し屋、レッキング・クルー
-クリーチャー(26)-
3 《報いの呪詛
4 《練習を積んだ攻撃
4 《華麗だが無礼者
-呪文(11)-

 

 

 先ほどの「マルドゥ・ディスカード」のリストに新カードを投入してざっくりとした構築をしてみた。まだ実際にプレイできる前に現行を作成しているのでプレイ感は想像になるが……ホークアイ達でマーベルの世界を感じながら、手札を捨てて効率よく攻めていけるデッキを組めるような期待感があるなと。個人的にこれを使って暴れ回りたいというのが《モードック》!見た目のインパクトも抜群のヴィランは、マジックでは飛行と絆魂を持ち、対戦相手のクリーチャーを弱体化する錠剤型能力を持つアーティファクト・クリーチャーとしてデザインされた。

 そして注目すべきは「精神有機体」という能力。自身のターンに鹿起動できないが、マナが不要で謀議が行える。謀議とはカードを引いてから手札を1枚捨てるというアクションで、この時に土地以外を捨てるとそのクリーチャーのサイズアップも行える。《モードック》はこの謀議をし放題というパワフルな1枚!……ライフがある限りだが。3点のライフの支払いは重いもので、ピンチの時にやすやすと起動できるものではないが……サイズが上がれば絆魂で取り戻せるという作りになっているわけだな。そしてこれは何度もディスカードを行い、各カードの能力を誘発させることができる。《華麗だが無礼者》徳間言わせれば、ライフが支払える限り2点ダメージを飛ばし続けられる!協力であり同時にマーベルとタートルズがマジックの盤面でコンボを引き起こすという、見た目にも最高にイカした組み合わせだ。これは決めてみたい!

 そんなわけで「マルドゥ・ディスカード」のおさらいと新カード投入案を紹介させていただいた。この夏を熱くすること間違いなしのセットで、様々なスタンダードのデッキを作り遊びまくろうぜ!

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