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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

青と黒の悪人たち、ドゥームの計画の元に集合!(スタンダード)

岩SHOW
 

 『マジック:ザ・ギャザリング|マーベル スーパー・ヒーローズ』で一番欲しいカードは?色々あるけども1枚だけ選ばなければならないのなら……やはり《ドクター・ドゥーム》!緑のフードに鉄仮面という印象的ないでたち、ドゥームボットという自身に似せたロボットを従え、様々な悪事を行ってきた存在感のあるキャラクターが、遂にマジックのカードに!こんな形で一つの夢がかなうなんてね。

 《ドクター・ドゥーム》は6マナで3/3が3体並ぶという、マナ効率に優れた黒単色のクリーチャー。アーティファクト・クリーチャーか、後述のプランという新要素をコントロールしていることで、これは破壊不能を得る。手下のドゥームボットがいれば本人は破壊不能、不死身の存在として戦闘面で活躍してくれるわけだ。そしてターン終了時にカードを1枚引いてライフを1点失う、黒らしいドローもついている。カード1枚がパーマネント3枚分と手札1枚以上のアドバンテージを生み出す、6マナに相応しい非常に強力な存在としてカード化されている。

 

 さて、プランとは何か。それは今セットより導入されたエンチャントの新たなサブタイプであり、このタイプ自体に何か特別な能力や処理があるわけではない。プランを持つカードは条件をクリアすると、プラン・カウンターが乗る。一定の個数貯まると何らかの能力が誘発するという作りになっている。《ドゥームの絶対統治》《コズミック・キューブの構築》など、ヴィランたちの悪の企みをカード化したものと捉えてもらうとわかりやすい。

 特に《ドゥームの絶対統治》は悪人タイプを参照し、これが戦場に出ると能力が対戦相手のライフを1点ドレインしつつプラン・カウンターを得る。5つ乗せればこれを生け贄に捧げて、対戦相手のカードを2枚奪って唱えられるという、悪の限りを尽くす大きなボーナスが得られる……このプランに《ドクター・ドゥーム》は3つ分のカウンターを乗せられるので、相性抜群!というわけでこれらと他の悪人を組み合わせたデッキを組むのは実に面白そうだ。今回はそんなデッキの構築を目指してみよう!

 

 悪人とは元々『マジック:ザ・ギャザリング | マーベル スパイダーマン』で初登場したタイプである。同セットでも徒党を組んで悪さをする悪人らしく、このタイプを参照するカードが多く見られた。《立身出世の犯罪者、トゥームストーン》は悪人のコストを軽減し展開力をサポートしつつ、墓地の悪人も回収出来るなかなかのやり手。悪人も増えたことでこのカードの存在感もアップしたように思う。

 《幻術の名手、ミステリオ》もドゥーム同様にこれ1枚で複数の悪人を展開できる1枚で、それらの悪人でありイリュージョンでもあるトークンはミステリオが戦場を離れることで消え去ってしまうが……そんな弱点を持ちつつも4マナで複数体の3/3を用意出来て《ドゥームの絶対統治》を一気にプラン実行にまで移せる爆発力は魅力的だ。

 

 悪人でドクターとくれば、ドクター・オクトパスをお忘れなく。《空飛ぶオクトボット》は悪人が戦場に出ることで強化される飛行クリーチャーで、これを毎ターン育てる動きには夢がある。そして悪人をまとめて強化する《マスタープランナー、ドクター・オクトパス》!彼は手札が8枚になるように上限を引き延ばしたうえでそれを満たすドローをもたらす。コストは悪人の中でも最大クラスだが、悪人デッキの大技として1枚デッキに仕込んでおきたい。

 

 では既存の悪人を振り返ったところで、次はドゥームと共に収録された新たな悪人をチェック!まずは《ヒドラの支配者、バロン・ストラッカー》。今セットの悪人がらみのテーマの1つでもある謀議能力。クリーチャーが謀議するとカードを引き、捨てるというアクションを行い、土地以外を捨てればそれに+1/+1カウンターを置くという処理を行う。手札の質が高まった上に、盤面も強くなる……可能性がある、とりあえずカードを引くことが好きなプレイヤーには嬉しい能力だ。ストラッカーは悪人が戦場に出るとこの謀議を行える。悪人のコストも軽減できるので、展開力を高めつつより良い手札を引き込めるチャンスを生み出してくれる。悪人デッキは自然と有名な悪人キャラ、素餡和知伝説のクリーチャーを多数採用することになる。2枚以上引いた同名の伝説悪人を、謀議で捨てることで別のカードと入れ替えられるのが有難い。

 そしてこれや《スーパージーニアス、リーダー》などの謀議でカードを引き込むことで《少年時代のロキ》が輝く!各ターンに2枚目のカードを引くたびにサイズアップするこのロキ、1マナという軽さを活かして最序盤に繰り出したら、その後謀議を張り巡らせてガンガンサイズアップさせよう。カウンターが乗ったターンの間は呪禁を持つという能力で、除去を未然に避けながら畳みかけていくことが可能だ。1マナという軽さが兎に角素晴らしい!

岩SHOW - 「ディミーア(青黒)ヴィラン」
スタンダード (2026年6月18日)[MO] [ARENA]
4 《湿った墓
4 《グルームレイクの境界
2 《隠されし拠点
1 《悪党の潜伏地
1 《魂の洞窟
5 《
6 《
-土地(23)-

4 《少年時代のロキ
2 《飛行型ドゥームボット
4 《空飛ぶオクトボット
3 《無慈悲な略奪者、イエロージャケット
2 《立身出世の犯罪者、トゥームストーン
3 《ヒドラの支配者、バロン・ストラッカー
2 《幻術の名手、ミステリオ
2 《スーパージーニアス、リーダー
1 《モードック
3 《ドクター・ドゥーム
1 《マスタープランナー、ドクター・オクトパス
-クリーチャー(27)-
2 《報いの呪詛
2 《保安官を撃て
4 《ドゥームの絶対統治
2 《コズミック・キューブの構築
-呪文(10)-

 

 

 というわけで上述のカード達を1つにまとめてディミーア(青黒)カラーの悪人デッキを構築してみた。序盤から終盤まで、悪人クリーチャーを展開しつ《ドゥームの絶対統治》でライフを攻め、プランを推し進める。そこからのアドバンテージを活かしつつ《ドクター・ドゥーム》《マスタープランナー、ドクター・オクトパス》でフィニッシュを狙う。悪人を展開することで《空飛ぶオクトボット》や《無慈悲な略奪者、イエロージャケット》がサイズアップして飛行を活かして攻め立て、そして《ヒドラの支配者、バロン・ストラッカー》《スーパージーニアス、リーダー》で手札を入れ替え《少年時代のロキ》や《コズミック・キューブの構築》がフル回転……という、シナジー重視のデッキである。

 1枚1枚のクリーチャーに印刷されたサイズは小さめだが、他のカードとの組み合わせでより強力になる……悪人同士が手を組んで戦うデッキ、マジックらしい、ディミーアらしいテクニカルなものを構築し、マジックの背景世界やマーベルのヒーロー達を圧倒してやろう!皆の悪人デッキ構築が楽しい時間になることを願っている!

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