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岩SHOWの「デイリー・デッキ」

アゾリウス・モモ:ブリンクを巻き起こすヒーロー!(スタンダード)
前々回、前回と『マジック:ザ・ギャザリング | マーベル スーパー・ヒーローズ』への期待感を高めつつスタンダードのデッキをおさらいするシリーズを続けている。今回もその流れではあるが、少しアプローチを変えて……同セットの中でも個人的にグッときた1枚をピックアップする形からスタートしよう。

稲光と共にマイティ・ソーの登場だ!《マイティ・ソー、ジェーン・フォスター》は白青2色の3マナ3/3飛行、タイプ的には人間・神・英雄と他のカードとのシナジーも見込める性能。そして、彼女は攻撃するたびにクリーチャーかアーティファクトを追放する能力を持っている。それにより追放されたカードはタップ状態ですぐさま戦場に戻ってくるものであり、トークンは対象に取れないのでそれらを追放する使い方は狙えないが、対戦相手のクリーチャーをどかしながら攻撃を通すという使い方ができる。+1/+1カウンターが乗ったり、オーラをつけられるなどして強化されたクリーチャーをリセットしてやったり、コントロールを奪われているカードを取り戻すのもなかなか強力だ。
そして注目すべきは、この追放は対戦相手のものだけでなく自身のパーマネントに対しても行えるという点!このような一時的に追放して戻すという処理はブリンクと呼ばれるもので、その使い道は大きく2つ。一つは自身のパーマネントを戦場から離れさせることで、除去だったり戦闘で死亡や追放されようとしているものを護るという手段。そしてもう一つが自身のパーマネントが戦場に出た時の能力を使い回すというアドバンテージの獲得手段として。ジェーンは攻撃時に誘発しブリンクするので、前者の意図では使用できないが、後者の能力使い回しにはもってこいの能力の持ち主!また、装備品を戦場に出すことでカードを1枚引く能力も持っており、ハンマーを投げるが如く装備品をブリンクしてドローを狙いに行くことが可能となっている。
かなり面白そうなデザインである《マイティ・ソー、ジェーン・フォスター》。現行スタンダードのデッキに取り入れるなら……まず思い浮かぶのがこのアーキタイプ。
| 2 《始まりの町》 4 《マルチバースへの通り道》 4 《神聖なる泉》 4 《フラッドファームの境界》 1 《放棄された気の寺》 6 《平地》 -土地(21)- 4 《空飛ぶ友だち、モモ》 2 《養育するピクシー》 1 《ばあば》 4 《大空の賢人》 2 《素早き救済者、アン》 2 《コスモグランドの頂点》 1 《光に導かれし者、ハリーヤ》 4 《星原の番人》 4 《量子の謎かけ屋》 1 《観念の名誉教授》 -クリーチャー(25)- |
2 《浸食作用》 2 《縫い目破り》 4 《白昼夢》 2 《練習を積んだ攻撃》 4 《バネ葉の太鼓》 -呪文(14)- |
1 《アバターの怒り》 2 《鳴り渡る龍哮の征服者》 2 《喝破》 1 《呪文貫き》 1 《軽蔑的な一撃》 1 《エレンドラ谷の守護者》 1 《天井に隠れろ》 1 《縫い目破り》 2 《割に合わない一撃》 2 《安らかなる眠り》 1 《冷静なスフィンクス》 -サイドボード(15)- |
「アゾリウス(白青)モモ」!《空飛ぶ友だち、モモ》をキーカードとし、このキツネザルにより歩行クリーチャーのコストを軽減して早いターンから展開していくのがデッキの狙い。モモは単にコスト軽減だけでなく、飛行クリーチャーが戦場に出ることでパワーが上昇し、攻撃役としても優秀だ。飛行クリーチャーで最序盤からバチバチに攻める!特に《大空の賢人》との組み合わせはまさしく至高。《バネ葉の太鼓》を絡めれば、2ターン目に賢人をコピー込みで繰り出すというブンブンなムーブも可能だ!このデッキにとって重要なモモをサーチするために《星原の番人》も用いるところもこのアーキタイプの特徴だ。1マナクリーチャーか平地を探して手札に加える番人、ワープで唱えてモモを持ってくるもよし、そのモモでワープコストを軽減するもよし。《養育するピクシー》を持ってくれば、番人を戻してまた次のターンにワープで唱えて……途切れないラッシュを仕掛けていくことが可能になっている。
白単でも組めるし、黒や赤とも組み合わせたリストも見られるモモデッキ。競技シーンでは青を足したものがシェア1位であり、その理由はやはり《量子の謎かけ屋》を使えるという点。あらゆるフォーマットで活躍するカードパワーに文句なしのこのスフィンクス、モモでコスト軽減するのはもちろん強い。ワープであれば青マナ1つで唱えてとりあえず1ドローが可能だ。そして……この謎かけ屋や先に述べた番人と相性◎なのが《白昼夢》!これは自身のクリーチャーをブリンクし、さらにカウンターで強化するというソーサリー。フラッシュバックもあり使い回せて、そして何より通常コストが白マナ1つというのが強い!つまりは1ターン目モモ→2ターン目謎かけ屋ワープ、それを《白昼夢》……これにより謎かけ屋のドロー能力を使い回せて、さらにワープで唱えた際のターン終了時に追放されるという処理は無視できる。パーマネントは一度戦場以外の領域を経由すると、以前に戦場に出ていたものとは別物として扱われるからだ。つまりは合計2マナ、モモを抜きにしても3マナで4/6飛行を戦場に出しつつ、カードを引けて手札の総数は減っていないというムーブが可能に。たとえ即除去されても損失なし、されなければ大型フライヤーで圧殺だ。
これがアゾリウスの強みで……そしてここに、冒頭で紹介したブリンクを行える新カード《マイティ・ソー、ジェーン・フォスター》も投入可能ではないかなと。彼女も飛行を持っているのでモモで加速できるしね。早いターンに繰り出したジェーンでブリンクして謎かけ屋や番人を使いまわしたり、相手のクリーチャーをどかしたり……暴れ回る光景はまさしくコミックスや映画で目にするスーパーヒーローの姿だ!というわけでモモデッキを組んでいる人は是非ともジェーンを試して欲しいし、マイティ・ソー大好き!というプレイヤーには「アゾリウス・モモ」を組んでみて欲しい!スーパーヒーローたちが大挙して押し寄せるスタンダード、デッキを作って遊びまくろうぜ!
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