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岩SHOWの「デイリー・デッキ」

ある1枚のストラテジー:《石化した村落》と無色エルドラージ(レガシー)
『ストリクスヘイヴンの秘密』は様々な魔法学院に関するカード、多色の呪文がズラリと揃ったセットだが……ひときわ異彩を放つレアが収録されている。いや、無彩という方が正しいか。無色マナのみを加えるレア土地、《石化した村落》。この土地はデッキのマナ基盤を強化する手助けにはならない。これの役目は対戦相手の土地に関する妨害。これは土地名を指定し、その土地すべての起動型能力を使用不可にする。代わりに無色マナを加える能力をプレゼント!という嫌がらせ土地であるわけだ。
この土地の使い道は……スタンダードであれば、たとえば《不穏な浅瀬》のようにクリーチャー化する土地を完封。あるいは《寓話の小道》など生け贄に捧げて他の土地を戦場に出すようなものを機能不全に。個人的には「赤単アグロ」に採用して、上記のような土地を使うデッキに地味ながら良い感じに妨害をかましつつ、殴り勝つ時間を稼げて好感触!というわけでまとめると
- 起動型能力が強い土地が活躍している環境で用いる。
- 自身のマナ基盤にも影響があるので、多色デッキでは使いにくい。
これらを踏まえて……この土地が最大限のポテンシャルを発揮するのはこのデッキだ!
| 4 《魂の洞窟》 4 《豊かな在郷》 4 《古えの墳墓》 4 《エルドラージの寺院》 4 《ウギンの目》 4 《石化した村落》 1 《不毛の大地》 -土地(25)- 4 《終わりを告げるもの》 3 《荒景学院の戦闘魔道士》 4 《まばゆい肉掻き》 4 《エルドラージの戦線破り》 4 《難題の予見者》 2 《七つの死の種父》 -クリーチャー(21)- |
4 《水蓮の花びら》 2 《エルドラージの合流点》 4 《コジレックの命令》 4 《虚空の杯》 -呪文(14)- |
4 《貪欲な罠》 4 《攪乱のフルート》 3 《不毛の大地》 1 《荒景学院の戦闘魔道士》 3 《ケイオス・ディファイラー》 -サイドボード(15)- |
レガシーの「無色エルドラージ」!無色マナを要求するエルドラージを唱えるために、《古えの墳墓》《エルドラージの寺院》などから複数の無色マナを得る。あるいは《ウギンの目》でそれらのコストを軽減する……特殊な挙動を見せる土地を主体とした無色のアグロデッキであるわけだ。このデッキのマナ基盤に対する最大の脅威は、《不毛の大地》!基本でない土地を破壊する、シンプルだがレガシーの大半のデッキに対して致命的なこの土地は、エルドラージにとって天敵。上記の重要な土地を守るために、《真髄の針》や《攪乱のフルート》でなんとか食い止めるということを行ってきていた。
しかしこの度、その枠にカードを割かずとも土地が《不毛の大地》を止めてくれる!というわけで《石化した村落》がレガシーの無色系デッキに採用され始めている。特にクリーチャーで殴り勝つデッキであるエルドラージにとっては、土地を守って稼いだマナで一気に勝利に向かって畳みかけられる点で、特に噛み合っている。無色マナしか加えられないというのも、むしろエルドラージにとってはありがたいくらいだ。
さて、そうやって土地を守る手段を手に入れたエルドラージ。隙をカバーしたこのデッキは、遠慮なく無色の怪物たちを繰り出してビートダウン!というわけで軽いところは《終わりを告げるもの》から始まり、最重量は7マナの《七つの死の種父》と、パワフルなクリーチャーらが並ぶ。これらの中でも《まばゆい肉掻き》はエース格。無色の呪文を唱えると0/1のトークンを生成。これは生け贄に捧げるとマナを加えられるので《七つの死の種父》などに繋げることを狙える……だけでなく。肉掻きは無色のクリーチャーが戦場に出ると対戦相手に1点ダメージを与える。
というわけで自己完結したこの能力を持ったエルドラージ、1体でも十分に強いが、複数体並べば……あっという間に対戦相手のライフを削り尽くす。肉掻きだったり、今も昔も変わらぬ強さを誇る《難題の予見者》で対戦相手の手札を閲覧&妨害。《荒景学院の戦闘魔道士》で対戦相手のパーマネントに対策し、《エルドラージの戦線破り》で打点を高めてフィニッシュ……というわけでこれらのクリーチャーを、先述の土地を用いて最序盤から展開。確かな展開力を持ったパワフルなデッキが、レガシーでの立ち位置をより強固なものにした!
《まばゆい肉掻き》で速やかにライフを削るため、無色のクリーチャーを得る手段が豊富なのもこのデッキの特徴だ。《コジレックの命令》はX体の落とし子を生成するため、肉掻きがいればさながらX火力!《エルドラージの合流点》もこれと肉掻きで4体分のトークンで4点を生み出せるし、クリーチャー除去で使ったりもできるので、テクい使い方をしてどや顔したい1枚だ。
そして……密かにエルドラージデッキを強化していた《豊かな在郷》!マナはかかるが無色の多相持ちを生成するので、消耗戦となった際にはこれが繰り出す1/1が勝負を分ける一手になり得る。多相なのでエルドラージであるためそれらに関する恩恵を受け、無色なので肉掻きでダメージ発生&《終わりを告げるもの》でサイズアップ!さらにこの土地は、クリーチャーを唱えるためだけに限られるが5色のマナを得られる土地でもある。エルドラージは無色とは言え色マナを要求するカードもあるので、これと《魂の洞窟》で運用するというわけである。さらにサイドボードにはエルドラージとは無関係の《ケイオス・ディファイラー》の姿が!この強力なデーモン・構築物を唱えるためにも在郷は一役買ってくれるのである!マジで豊かだ。
《石化した村落》はレガシーにおいて《不毛の大地》を無力化するという新たなストラテジーをもたらした。またこのフォーマットには他にも起動型能力を持つ土地が溢れているので、この村落でどのようなことができるか、あれこれ考えてみるのも面白い。強化されたエルドラージ、今後も無色土地には要注目だ!
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