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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

チャンドラスペシャル(パイオニア&エクスプローラー)

岩SHOW

 冒険者諸君、エクスプローラーで今日も探究しているかな?

 このフォーマットはかなり特殊な立ち位置である。MTGアリーナパイオニアを導入するにあたって、現状のアリーナには存在していないセットおよびカードがまだまだある。それらは今後順次リリースされるわけだが、そこに至るまでの道中こそがエクスプローラー!

 あのデッキはまだ組むことはできないが、じゃあ今はこのデッキを使おう!というように、既存のフォーマットをこれまでと違った切り口でプレイすることが可能となっている。

 今しか遊べないぞ! この環境はスタンダードとはまた違った形で過ぎ去っていく! もちろんパイオニアが完全に導入されるのが最も喜ばしいが、今のこの過程も楽しんでこそのアリーナの民というものであろう。

 というわけで僕もデッキを作ってみることにした。まずは所有カードの関係から組みやすいかな、とヒストリックのマイデッキを移植しようと試みた。ヒストリックで大好きなデッキは《絶滅の星》!

 《無作法な挑発者》など自身が受けたダメージを対戦相手にそのまま跳ね返すクリーチャーを出した上でここに《絶滅の星》を落として、一撃必殺!というロマンあふれるデッキなのだが……ヒストリックで愛用していたそれの重要なパーツである《冷鉄の心臓》や《守護像》のような2マナのマナを加えるアーティファクトがエクスプローラーには見当たらず……円滑なデッキ運用が難しそうに感じたので、いったん保留。

 1~2マナ圏にマナ加速カードがあるデッキというのは、3ターン目に4マナのカードを唱えられるという点で他のデッキに大きく勝るものである。《集合した中隊》を《ラノワールのエルフ》経由で唱えるのはその典型だね。

 で、マナ加速という観点から考えると……そういえば、あるじゃないか。3ターン目に4マナの強力なカードを唱える方法が。《反逆の先導者、チャンドラ》を唱えて勝とうぜという気持ちが沸き起こってきた。

 どうやるのかって? じゃあマイ・エクスプローラーデッキを見ておくれよ!

岩SHOW - 「チャンドラスペシャル」
エクスプローラー (2022年5月)[MO] [ARENA]
20 《
2 《バグベアの居住地
-土地(22)-

4 《チャンドラの火炎猫
2 《栄光をもたらすもの
-クリーチャー(6)-
2 《レッドキャップの乱闘
1 《棘平原の危険
4 《チャンドラの調圧器
2 《削剥
2 《溶岩コイル
2 《神々の憤怒
1 《焼けつく双陽
1 《髑髏砕きの一撃
4 《炎の侍祭、チャンドラ
3 《勝負服纏い、チャンドラ
4 《反逆の先導者、チャンドラ
2 《炎の職工、チャンドラ
1 《紅蓮の達人チャンドラ
2 《炎の心、チャンドラ
1 《目覚めた猛火、チャンドラ
-呪文(32)-
2 《再燃するフェニックス
3 《墓掘りの檻
2 《レッドキャップの乱闘
1 《魂標ランタン
4 《乱動する渦
2 《丸焼き
1 《削剥
-サイドボード(15)-

 エクスプローラー、すなわちパイオニアでも再現可能な赤単だ。

 リストをご覧になってもらえば一目瞭然、チャンドラの量! その枚数なんと17枚、さまざまなセットよりチャンドラと名のつくカードをかき集めた形だ。

 なぜこのような形をとったかというと、このフォーマットにはチャンドラ・デッキを肯定する2枚のカードがある。まず1枚目、それが《反逆の先導者、チャンドラ》を3ターン目に唱える手段でもある《チャンドラの火炎猫》だ。

 2マナ2/2にして{R}を加える、赤にしてはかなり効率の良いマナ・クリーチャーだ。そのマナの使用用途はチャンドラかエレメンタルである呪文のみに限られるが、これは逆に考えればこのリストのようにチャンドラでガチガチに固めてやれば何の問題もなかろうというものだ。《反逆の先導者、チャンドラ》や《炎の心、チャンドラ》などを1ターン早く出せるのであれば、そのままチャンドラのカードパワーで押し切れる。

 というわけでチャンドラ・プレインズウォーカーを中心に、クリーチャー除去を備えたコントロール的な中速デッキである。

 もう1枚のチャンドラ・デッキ応援カードが《チャンドラの調圧器》!

 このアーティファクトはチャンドラの能力の起動時に{1}を支払えば能力が倍になる! 忠誠度が増えるというわけではないが、それでもかなり滅茶苦茶なことができてしまう。《反逆の先導者、チャンドラ》や《勝負服纏い、チャンドラ》であれば[+1]能力をコピーすることでマナを増やすことができるし、各種チャンドラの「ライブラリーを追放して唱えられるようにする」能力もコピーすればかなりのアドバンテージになる。

 《炎の心、チャンドラ》や《紅蓮の達人チャンドラ》などダメージを与える能力をコピーで戦場を大掃除。《炎の侍祭、チャンドラ》は全チャンドラの忠誠度をグングン伸ばして一気に大マイナス能力を狙い、トークン4体でライフを詰め、除去を2枚拾って再利用……と調圧器とでも呼ぶべき噛み合いぶりだ。

 《反逆の先導者、チャンドラ》や《勝負服纏い、チャンドラ》の紋章もコピーして2個得られるので、対戦相手のライフをバスバスバスっと一瞬で消し炭にしてしまえる。

 《チャンドラの調圧器》、当時のスタンダードではちょろっと使ったがチャンドラの選択肢が限られており、スタン落ちした後はヒストリックというスピーディーでシビアな環境と、アリーナでは活躍するチャンスをいまいち掴めていなかったが、エクスプローラーは輝ける場所になりそうな、そんなポジティブな予感に満ちあふれている。

 赤いカードか山を捨ててカードを引く能力もいざという時に頼りになる。基本中の基本の《》でデッキを固める構築が推奨され、つまりは好きなアートの《》を使えるってことだ。僕は古いデザインの枠を用いた通称ユーロランドを使っているよ。ピレネー山脈が戦場にたっぷり並ぶのは壮観だ。

 こういうデッキで大事なのはクリーチャー除去。使用可能なプールが広いので、マナ効率に優れたダメージ呪文の中から好みのものを選ぶことが出来るが……メインデッキから《レッドキャップの乱闘》を採用することを恐れないようにすると良い結果に繋がるはず。

 《創造の座、オムナス》《波乱の悪魔》などなど、赤くて強い各デッキの看板となるクリーチャーにあふれた環境である。4枚入れちゃっても良いかなとさえ思えるね。このデッキを組んだタイミングでは《軍団のまとめ役、ウィノータ》デッキが高い使用率を誇っていたため余計に強かったね。本家パイオニアでもウィノータたちはまだまだ元気なので、レッドキャップをお守り代わりに携えておこう!

 火炎猫と調圧器、チャンドラサポートを用いることでオールチャンドラが一堂に会して大暴れなデッキが成立! エクスプローラー、結構やんちゃなデッキを作って暴れられるフォーマットな予感だぜ。他のプレインズウォーカーもたっぷり用いた○○単デッキ、組めてしまうかもね。皆もチャレンジしてみよう。

 一見ネタデッキだが、ハマれば本当に強いぞ! チャンドラ単!

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