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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

ティムール恐竜(スタンダード)

岩SHOW

 新しいスタンダードが始まる……2019年のっけから、マジックは君のハートを鷲掴み! 『ラヴニカの献身』の新カードが日々明かされていくさまは、まさしく新環境へのカウントダウンだ。

 間違いなく起こる変化は、これまでに組みづらかったカラーリングのデッキがすんなりと組めるようになること! 『ラヴニカのギルド』に続いて『ラヴニカの献身』でも、2色土地・アンタップインさせるとライフ2点を支払うことから通称《ショック》ランドと呼ばれる土地が5種類登場する。

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 今まで2色土地が少なかった白青・白黒・黒赤・赤緑・緑青のマナ基盤は大きく安定することになる。どのようなカードが登場するかはまだ判明しきっていないが、間違いなくこれらの色を使ったデッキがもっともっとスタンダードで活躍することになるだろう。

 何せそれらの土地がなくても、現時点で勝てるポテンシャルを秘めたデッキがあるのだから。

AsianBaller - 「ティムール恐竜」
Magic Online Competitive Standard Constructed League 5勝0敗 / スタンダード (2018年12月19日)[MO]
11 《
1 《
4 《根縛りの岩山
2 《内陸の湾港
4 《蒸気孔
2 《硫黄の滝
-土地(24)-

4 《ラノワールのエルフ
4 《マーフォークの枝渡り
3 《野茂み歩き
4 《翡翠光のレインジャー
4 《軍勢の戦親分
2 《切り裂き顎の猛竜
3 《レギサウルスの頭目
3 《殺戮の暴君
2 《原初の飢え、ガルタ
-クリーチャー(29)-
3 《呪文貫き
2 《潜水
2 《ビビアン・リード
-呪文(7)-
2 《打ち壊すブロントドン
2 《形成師の聖域
3 《溶岩コイル
2 《否認
2 《垂直落下
2 《凶暴な踏みつけ
2 《ウルザの後継、カーン
-サイドボード(15)-
 

 グルール(赤緑)カラーが誇る強力なクリーチャー群、中でも恐竜に強くスポットを当てた3色デッキだ。恐竜デッキはいろいろと作られてきたが、今環境でこの3色のものはとても珍しい。土地が不十分という少々のハンデを背負ってでも、青を足すということで得られるメリットが勝利に大きく貢献するようだ。

 このデッキは、実はゴルガリ(黒緑)とそっくりである。ゴルガリと言えば、探検シナジー。探検能力持ちのクリーチャーでドローを操作しつつ、《野茂み歩き》を育てて回復し、ライフと戦線を保つ戦略を用いるデッキだ

 このデッキでは探検パッケージの緑の部分を丸々持ってきて、恐竜までの繋ぎ役にしているのだ。探検パッケージは攻めと守りとアドバンテージ、全部詰まった有能パッケージなので、今後はこのようにゴルガリ以外の色でも見る機会が増えるかもしれないね。序盤の小さなクリーチャーの攻めは無視しながら盤面づくりに集中できるのが良い。

 探検で得た土地や《ラノワールのエルフ》でマナを伸ばしたら太古の時間の始まりだ。全10枚の恐竜カードの中でも《レギサウルスの頭目》はこのデッキにおいてかなり重要な存在だ。

 せっかく戦場に出てもすぐさま除去されたのでは恐竜も形無しだが、この頭目でちょちょいっと速攻を付与してやればその問題も半減だ。頭目には3/3の恐竜・トークンまでついてくるので、1枚での打点も十分だし、《最古再誕》でも本体が落ちないというのは大きなメリットだ。《原初の飢え、ガルタ》のためのカウントも1枚でガッツリ稼いでくれて、かつ速攻でパワー12トランプルの強襲!勝ったも同然だ。

 これらの大ぶりな恐竜たちを、速攻を与える以外にも即除去の憂き目から護ってやるために、このデッキには青いカードが採用されている。《呪文貫き》で打ち消すか、《潜水》で弾くか。

 対象を取らない《浄化の輝き》などへの耐性も上がり、除去以外でもドローや打ち消しなどに対して効果的に用いることのできる《呪文貫き》が優先的に採用されているね。ただこのカードでは《貪欲なチュパカブラ》や《議事会の裁き》などの能力による除去には対抗できないので《潜水》とバランスよく採用するのが肝要だ。いずれにせよ、1マナで構えられる点が展開に無理を生じさせず、素晴らしい。《繁殖池》が手に入った暁には、このようなスタイルはもっともっと組みやすくなるだろう。打点・速攻・除去耐性! すべて兼ね備えた恐竜に死角はない!

 土地のみならず、グルールやシミックの強力なクリーチャーも必ずやこのタイプのデッキの支えとなってくれるだろう。特に《グルールの呪文砕き》には期待しちゃうね。このオーガがいれば恐竜たちが《残骸の漂着》に躊躇することなく敵陣向かって一直線だ!

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 緑を軸にした青と赤の3色デッキ、次期環境の台風の目となり得るか?

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