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ガフ提督の「ためになる」今日の1枚

今日の1枚:贖いし者、フェザー

浅原 晃

 ふぉっふぉっふぉ、今日は「リクエストの日」じゃ。1936年の今日、ドイツのラジオ放送でリクエスト番組が始まったのじゃな。リスナーの要望に応えて、曲を流すのはラジオの定番じゃが、当時はそれがどれだけ人気なのかは分からんかったからのう。始めてみたら思いのほか大人気となったわけじゃ。そこから、リスナー参加型の企画というのは受け継がれておるのじゃな。

 そして、リクエストと言えば、マジックでも、プレイヤーからの「こうしてほしい」といった要望も多いんじゃな。特にストーリーではキャラクター数が膨大で、それらのカード化というのは一部に限られておるから、ストーリーで人気のあったキャラクターを「カード化してほすぃ……」というリクエストは良く寄せられておるのじゃ。

 そこで、今日は長い年月を経てカード化されたキャラクターの1人、《贖いし者、フェザー》を紹介していくぞい。

 《贖いし者、フェザー》は『灯争大戦』のカードじゃが、ストーリーでの登場は初代の『ラヴニカ:ギルドの都』じゃから、もう、2005年のことになるのじゃ。その時の主人公はアグルス・コスで、その相棒の天使としてフェザーは登場したのじゃよ。そして、この2人の活躍が初代のラヴニカでは描かれておるのじゃが、一見して地味目のおっさんのアグルス・コスは《ウォジェクの古参兵、アグルス・コス》として収録されておるものの、フェザーはスルーだったのじゃな。カッコいい天使よりも、主人公とはいえ、一見して地味目のおっさん優先なのは、マジックの一本芯の通った素晴らしいところだとわしは思うぞい。

 とはいえ、フェザーもカード化は望まれておったから、14年の時を経て《贖いし者、フェザー》として収録されたのじゃ。能力も現代的で強力じゃから、「ボロス・フェザー」という、1つのデッキタイプを作り出したのじゃな。

 ウルザやヨーグモスといった、死んだキャラクターも『モダンホライゾン』でカード化されたケースもあるから、まだ、カード化されてないキャラクターに関してはリクエストを送ってみても良いかもしれんのう。ふぉっふぉっふぉ、言わんとも分かっておると思うが、ガフ提督のカード化リクエストもどしどし送ってほしいぞい。

 え? それだけはない? むむむ、ならば、逆転の発想じゃ! 不人気キャラだけを収録した、誰やねんホライゾンじゃ! もしくは、おっさんだけ収録のおっさんずホライゾンでも良し! ウィザーズへ届け、この思い!

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