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ガフ提督の「ためになる」今日の1枚

今日の1枚:死体の花

浅原 晃

 みんな大好き『ミラージュ』! ふぉっふぉっふぉ、完全に主観じゃ。ともあれ、わしが大好き『ミラージュ』は1996年10月7日に発売されたのじゃな。そこで、今回は好き好き大好き超愛してる『ミラージュ』を語らせてもらうとするかのう。

 まず、『ミラージュ』は雰囲気とイラストがええんじゃな、今とは違う独特のタッチと旧枠のシナジーが絶品でのう、思わずカードに頬ずりしたいくらいなのじゃ。頬ずりカードが盛り盛りのミラージュでも、わしのお気に入りはイラストも効果もぶっ飛んだ、《死体の花》じゃ。

 《死体の花》は何といっても、イラストがええんじゃな。グロテスクな死体と花というフレーバーが良い感じでのう、思わず頬ずりしたくなるカード……いや、わしはすでに頬ずりをしておるぞい。ふぉっふぉっふぉ、いやいや、わしはヤバイ奴ではないぞい。あくまでマジックという世界観の中で最高という意味じゃ。

 デッキを通じて、いろいろな形の擬似体験ができるのがマジックの、いや、ゲームのいいところなんじゃ。ちなみに、わしの好きなデッキは《死体の花》を使った「プロスブルーム」というデッキでのう、これがまた、コンボマニア垂涎の美しいデッキなのじゃな。《死体の花》は手札1枚をコストに連続してマナを生み出せるから、これと《繁栄》や《冥府の契約》などのドローカードを組み合わせてチェインさせて、大量の《生命吸収》を叩きつけるのじゃよ。

 ふぉっふぉふぉ、さらに当時はライフがいったん0以下になってもそのフェイズが終わるまで負けないルールじゃったから、マイナスになったライフから《生命吸収》で復活!って勝利もあったのじゃ。

 試合中もテンション上がりっぱなしでのう、わしは《死体の花》を頬ずりしながらコンボ始動、死んでしまうわ!と半ギレで《冥府の契約》でカードを引き、《生命吸収》を撃つときには、ふははははは、ガフ提督復活! 生きていたのか、わし! と言ったものじゃ。え? いやいや、わしはヤバい奴じゃないぞい、あくまでマジックという世界での……

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