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ガフ提督の「ためになる」今日の1枚

今日の1枚:蒼ざめた月

浅原 晃

 今日は「中秋の名月」じゃ。月見団子を用意して月見と洒落込むのがいいじゃろうな。

 月というのは、古来より神秘や信仰の対象となっておる。夜は月を頼りに生活をしてきたというのも大きいのかもしれんのう。「中秋の名月」は「十五夜」とも呼ばれておってな、月の満ち欠けをもとにした旧暦において、秋の真ん中にあたる八月十五日を「中秋」として、美しく見えるその日の月を「中秋の名月」と呼んだのじゃ。そして、新暦に当てはめると今年はそれが、9月13日になるというわけなのじゃ。

 しかし、月はいいのう、見てるだけで癒されるわい。ちなみに月にはうさぎが居るという話が定番じゃが、それは月の影がうさぎの形に見えるからなのじゃ。それもあって、アジアの各地で月にはうさぎがいるという伝承が言い伝えられておったりするのじゃぞい。ある伝承では、うさぎは月で不老不死の薬の材料を作っているなんてのもあるのじゃな。何にせよ、月にはロマンがある、それは間違いないのじゃ。

 さて、マジックの月はと言うとじゃ、うさぎではないが最近では『異界月』でエムラクールが封印されたりもしておるのう、ふぉっふぉっふぉ、イニストラードの十五夜の月見は何やらドキドキしそうじゃな、そう言われると、月の影がエムラクールに見えてきた? それは、ちょっと侵蝕されておるかもしれんぞい。

 マジックプレイヤーならば中秋の名月に月見の団子の代わりにパックを剥くのも、いいかもしれんのう。ふぉっふぉっふぉ、ちょうど良くここに『ネメシス』のパックがあったぞい。懐かしいのう、『ネメシス』は当時、強力なカードが多く入っていたセットじゃったからのう。さて、このパックから、どんないいカードが出るかでわしの未来がちょっと占えそうじゃな。……おや、この青いカードはあまりの使い道の無さに引いた人の顔が蒼ざめたという伝説の《蒼ざめた月》……。も、もんげーーーーーー!

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