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ガフ提督の「ためになる」今日の1枚

今日の1枚:氷河跨ぎのワーム

浅原 晃

 今回はレアなパワーとタフネス、加えて、レアな能力を持ったクリーチャーを紹介していこうかのう。今日は9月5日じゃから、9/5の《氷河跨ぎのワーム》をチョイスしていくぞい。9/5のクリーチャーが思いつかない? ふぉっふぉっふぉ、案外居ないスタッツ、それが9/5なのじゃ。

 《氷河跨ぎのワーム》は『コールドスナップ』生まれのファッティ・クリーチャーじゃ。7マナで9/5トランプルは割には合ってはいるのじゃが、除去耐性も無いからのう。あくまで、それだけではリミテッドレベルのカードと言えるじゃろう。

 ただ、面白いのは本来のマジックでは考えられないような能力が付いておる点じゃな。「あなたが自分のライブラリーからカードを探している間に、自分のライブラリーからプレイしてもよい」、そういうテキストなんじゃ。つまり、何かをライブラリーから探している間についでに見つけて唱えられる、そういったカードなのじゃ。ライブラリーに仕込んでおけば、サーチカードとセットでいつでも使えるという、前代未聞のカードだったのじゃな。探してる間に呪文を唱えられるのか?という疑問はあるじゃろうが、マナを支払えば探している間にしっかりとスタックに置かれるのじゃな。ランプ系のデッキでマナ加速をして、後で土地を探すついでに出てくるなんてのは、なかなかに斬新だったのう。

 ふぉっふぉっふぉ、とは言え、マナ・コストは支払わなくてはいけないから、使えるデッキは限られておったがのう。デッキに1枚挿しておけば、あらゆるサーチカードでついでに唱えられる、そんな面白いカードだったのじゃな。9/5というサイズと能力、それぞれオンリーワンなクリーチャーとして、記憶に残るカードだったのじゃ。

 いずれはまた、出てくると面白い能力ではあるんじゃがのう、ちょっと、強すぎるかもしれんがな。

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