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ガフ提督の「ためになる」今日の1枚

今日の1枚:宝石の鳥

浅原 晃

 当たらぁぁぁぁん! ふぉっふぉっふぉ、今日は「宝くじの日」じゃ。9月2日だから、9(く)2(じ)というわけじゃな。

 宝くじは一攫千金の代名詞じゃが、当たる確率も極小だからのう。最初に叫んだように、これがまた当たらんのじゃな。しかも、この宝くじの日が制定された理由は、「当たったのに取りに来ない人が多く、それを喚起するため」とのことなのじゃ。めったに当たらんから諦めてしまっておるのじゃな。もし、持っておるならちゃんと確かめて見るのも良いと思うぞい。

 宝くじは合法じゃが、マジックも遥か昔は闇のゲーム、リアル・アンティというルールがあったのじゃ。今回は、それに関連した《宝石の鳥》を紹介していくぞい。

 マジックは最初期は4枚制限すらない時代もあったくらいじゃからな。遊び方をユーザーとともに作り上げてきたとも言えるゲームなのじゃ。そして、最初期のルールの1つが、「アンティ」じゃった。ゲームの最初にライブラリーの一番上のカード1枚をアンティとし、それを勝った方がもらえる、いわゆる賭けのルールじゃったのじゃな。何かを賭けることによって、ゲームに熱狂を生み出すのはギャンブルの理屈として立証されておるから、そうした側面を取り入れたのじゃ。

 じゃが、プレイヤーはこうも思ったのじゃ、アンティが無くともマジックというゲームは面白すぎる、とな。逆にカードを賭ける要素が単純にゲームを楽しむ点で邪魔になり、このルールは消滅していったのじゃ。

 この《宝石の鳥》は稀少なカードが賭けの対象となった時に交換できるカードといった感じかのう。とはいえ、アンティは自由にデッキを組みことができなくなるのにはあまり変わりは無かったのじゃな。

 ふぉっふぉっふぉ、というわけで宝くじに外れたわしは闇カジノへ来たのじゃよ。リアル・アンティの勝負で一発逆転じゃ。ちなみに賭博罪で引っかかる可能性があるから、良い子のみんなは真似してはダメだぞい。おや、対戦相手が来たようじゃな、さて、わしのアンティは、よしっ、《》じゃ! 基本土地! 神来たコレ! では、相手のアンティはと、なに? 警察手帳? うーむ、そんなカードあったかのう……。

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