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ガフ提督の「ためになる」今日の1枚

今日の1枚:ファイレクシアの闘技場

浅原 晃

 歴史に語り継がれる名勝負は記憶に残るものじゃのう。猪木VSアリ、貴花田VS千代の富士、サッカーではブラジルVS日本の「マイアミの奇跡」などなど。そして、1959年の6月25日に行われた、巨人VS阪神も名勝負じゃった。この時は昭和天皇・皇后両陛下が観戦したため、今日は「天覧試合の日」と呼ばれておる。

 名勝負と言えば……ふむ、今日はドミナリア名勝負百選からピックアップして、《ファイレクシアの闘技場》で行われた、ウルザVSジェラードを紹介していくぞい。

 《ファイレクシアの闘技場》で行われたこの決闘は、ファイレクシアを滅ぼすために乗り込んだもののファイレクシアの機械技術に魅了されて仲間を裏切ったウルザと、愛するハナを蘇らせるためヨーグモスの取引に応じたジェラードの戦いじゃな。ファイレクシアに乗り込んどいて、この2人は一体何をやっておるんじゃぁぁぁ? と思ったじゃろ? じゃが、そう叫びたい気持ちをグッとこらえるのが大人じゃぞい。

 カードとしての《ファイレクシアの闘技場》はライフ1点が1枚ドローという、効率の良い取り引きを毎ターン1回行えるというものじゃ。同セットである『アポカリプス』に収録されていた《死のわしづかみ》などのライフドレインとともに使われたのう。《死のわしづかみ》もこの決闘の一場面を描いておるから、相性が良く一緒のデッキに入れられるのはフレイバー的にも面白いんじゃな。

 そうそう、巨人対阪神の天覧試合は、最後は長嶋茂雄のサヨナラホームランで決まったのじゃ。これぞ、ドラマチックというやつじゃろう。それで、ウルザとジェラードの方はどうなったかって? それは、イラスト通り、最後にジェラードがウルザの首をバッサリ切り落としてサヨナラ勝ちとなったのじゃな。ドラマチック? ふぉっふぉっふぉ、この時、わしはこう叫んだのじゃ……この2人は一体何をやっておるんじゃぁぁぁぁ!とな。

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