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戦略記事

中村修平の「デイリー・デッキ」

中村修平の「デイリー・デッキ」:青白「英雄的」(スタンダード)

中村修平の「デイリー・デッキ」:青白「英雄的」(スタンダード)

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編集より:中村修平が日替わりで注目のデッキを1日1個紹介するミニコラムです。本コラムは英訳され、英語サイトから全世界に発信されています。

日本公式ウェブサイトでは、日本語の原文を(原則)毎週火曜日~金曜日に掲載いたします。


 速さのジェスカイと堅牢さのアブザン。
 1つだけを倒すのであれば手段はいくらでもありそうなものですが、2つとも倒そうとすると途端に難易度が跳ね上がってしまいます。
 理由の1つにあるのは、それぞれのデッキ速度が全然違うということ。
 ただ1つのデッキを見るのであれば、そのデッキよりちょっとだけ遅くして受けきる、あるいはちょっとだけ速くしてそれを押し切る、といった戦略が取れるのですが...
 かたや速さを追求、かたやカードパワーを追求と分かれていては二兎を追うもの、あるいは最強の矛と盾。故事にもあるように上手くはいきません。

 ですが逆転の発想ではどうでしょう。
 相手のスピードに合わせるのではなく、こちらのスピードに合わせざるを得ないようにしてやればよい。
 まるで「破壊不能なら接死&トランプルで突き破れ」みたいな問答ですが、それを本当に実現させているのが今日のデッキ、青白「英雄的」です。

「相手など知ったことか、こちらはこちらで好きなようにするし」というのがデッキの言いたいこと全て。
「何か文句があるんなら、《神々の思し召し》で弾くからやっぱり聞かないよ」という堂々と対話を拒否しているスタイル。
 このバージョンでは《ヘリオッドの巡礼者》でデッキの柔軟性を増していますが...うん、やっぱりやることは対話拒否ですね。

Tom Ross
StarCityGames.com スタンダード・オープン コロンバス 3位(2014/11/8)[MO] [ARENA]
9 《平地
2 《
4 《溢れかえる岸辺
4 《啓蒙の神殿
2 《平穏な入り江
1 《マナの合流点

-土地(22)-

4 《恩寵の重装歩兵
4 《戦識の重装歩兵
4 《イロアスの英雄
3 《道の探求者
3 《ヘリオッドの巡礼者
2 《万戦の幻霊

-クリーチャー(20)-
4 《果敢な一撃
4 《神々の思し召し
1 《液態化
4 《タッサの試練
2 《抵抗の妙技
1 《ヘリオッドの試練
1 《鐘音の一撃
1 《層雲歩み

-呪文(18)-
2 《ラゴンナ団の先駆者
1 《道の探求者
1 《ヘリオッドの巡礼者
3 《頑固な否認
2 《アジャニの存在
2 《消去
1 《液態化
1 《ヘリオッドの試練
2 《宝船の巡航

-サイドボード(15)-
(「StarCityGames.com」より引用)

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