EVENT COVERAGE

マジックフェスト・千葉2019

インタビュー

1人のマジックプレイヤーから始まった。京大MTGサークル

Yuichi Horikawa
mfchiba2019kyodai00.jpg

 皆さんは、「マジック学生コミュニティーサポート」というものをご存知でしょうか?

 これは、ウィザーズ日本公式が行っているプログラムで、コミュニティーやサークルを登録することで、さまざまなサポートを受けられるシステムです。

※詳しくはこちら

 ここ千葉に、このプログラムを使って大学でサークルを作り、プロツアー(現在のミシックチャンピオンシップ)まで、駆け上がったプレイヤーがいると知り、その方たちにインタビューを行いました。

京大MTGサークルの普段の活動について

mfchiba2019kyodai01.jpg
左から小林和貴さん、卯月祐至さん、橋本遼太さん

――このサークルは普段どんな活動をしているのでしょうか?

小林「すごくユルい雰囲気のサークルなんですよ。だから、何かきっちり決まったことがあるような感じではなくて、週1~2回ぐらい大学で集まってマジックで対戦するって感じですね。やるのはマジックだけですね」

橋本「最近は、モダンやレガシーが多いですね。みんな好きなフォーマットでフリー対戦してるユルい雰囲気です」

――ユルいということは、カジュアルな雰囲気なんでしょうか? それとも、グランプリや競技イベントに向けた練習などもされるんでしょうか?

橋本「普段は、どちらかと言えばカジュアルな雰囲気です」

卯月「でも、京都でマジックフェストがあるときは、みんなでそれに向けて練習したりしますね。チーム構築の時は特に気合が入りますね」

小林「チーム構築は盛り上がりました。みんな燃えてましたね。今はPPTQ(※プロツアー予備予選)も無くなってしまって、身近に参加できる競技イベントが無いのでモチベーションを保つのが難しいですね」

橋本「定期的に競技イベントがあったので、そこに向けてスタンダードをしたりしていたのですが、今はグランプリが開催される前に、みんなで練習する程度になってしまいました」

――どれぐらいの人が所属しているのでしょうか?

小林「所属みたいな堅苦しい感じのものがなくて、一応LINEグループがあるんですが、そこには37人居ます」

卯月「ただ、アクティブに活動している人は10人ぐらいですかね? 毎週の定例会に集まるのもそれぐらいの人数です」

――サークルはできてどれぐらいでしょうか?

小林「3年ぐらいですね。僕が立ち上げました」

京大MTGサークルの発足について

――サークルを立ち上げるときはどんな感じだったんですか?

小林「1回生のときに、京大にはマジックのサークルがあると思って入ろうとしたんですが、それが無かったんですよ。以前はあったみたいなんですが、僕が入った時は無かったんです」

mfchiba2019kyodai02.jpg

小林「それで、サークルを作れたらいいなぐらいに思っていて、他にそういう人はいないかなとTwitterで探していると、同じようなことをつぶやいている人を発見して、コンタクトをとって一緒にプレリリースに出たりしていました」

――すごい、行動力です! そこから、どうなったのでしょうか?

小林「そのあと、たまたまWMCQ(ワールド・マジック・カップ予選)に出たとき、対戦相手の人がたまたま同じ大学の先輩で、今サークルを作りたいと思っていることを伝えて、そこから本格的にスタートした形ですね」

――1人が2人に、2人が3人に、って感じですね。

小林「そうです。そこからは、サークルのTwitterアカウントを作ったり、次の年の大学の新入生に配られるサークルの冊子に載せてもらったりして、サークルとして本格的に活動しはじめました」

――反響はどうでしたか?

小林「2、3人の人が入ってくれました。だけど、サークルとして大学の冊子に載ったことで、今までマジックをしていた、3回生や4回生の先輩がフラッと『実は俺もマジックやってたんだよね』って形で遊びに来てくれることも増えましたね」

――なるほど。実はマジックをやっていた人が結構いたんですね。

小林「そうですね。今はLINEグループも作って、そこで情報交換だけしてる人とかもいますし、結構マジックプレイヤーはいましたね」

橋本「京大MTGサークルと名乗ってますが、他の大学からも人を集めてたりもするので、京都が大学生がたくさんいることもあって、今の人数になっているってとこです」

――ちなみに、「マジック学生コミュニティーサポート」は人を集めるのに何か役に立ちましたか?

小林「めちゃくちゃありがたかったですね。ボックスがもらえるのは、ほんとうにありがたくて。また、木箱の宝箱みたいなのに入った、貸出用のプレインズウォーカーデッキとか、統率者のデッキは、新歓のときや、文化祭でマジックを触ってもらうきっかけになりました。あと、ポスターとかPOPがとても役にたちましたね。そういったモノがあると、人の目につくので、助かりましたね」

京大MTGサークルの今後の目標について

mfchiba2019kyodai03.jpg

――サークルとしての今後の目標は何かありますか?

小林「そうですねぇ~。今は、存続が目標ですかね」

――存続ですか?

小林「実は京大のマジックのサークルは、何度か発足して、無くなってを繰り返しているみたいなんです。その時、声の大きい人がみんなに呼び掛けて発足したりするんですが、その人がいなくなると終息してしまって、そういう歴史があるんですよ」

――なるほど。今はちょっと人が少なくなっているような感じなんですか?

小林「正直なところ、そういうところがあります。活動している人も、目標が持ちにくいのかなぁ~って思える部分がありますね」

卯月「僕らは、プロツアー(現ミシックチャンピオンシップ)に出るんだって目標があって、それでみんなでマジックをしていたところがあったので」

――その目標は叶ったんでしょうか?

卯月「3人チーム構築でのRPTQ(プロツアー地区予選)を抜けて、マジック25周年記念プロツアーに出ました」

小林「僕は全然勝てなくて、チームメイトが頑張ってくれたのでプロツアーに出れたんです」

橋本「サークル発足者が、2勝5敗1分で、プロツアーに行くっていうオチ付きですね(笑)」

小林「いやいや、あれは俺のデッキが捨て(一番弱い)デッキだからであって……」

残り2人「いやいやいや、緑黒のデッキは捨てデッキでは……」

――ちなみに、プロツアーはどうでしたか?

小林「全然ダメでしたね」

卯月「完全に準備不足でしたね。僕らは、運よくすぐにプロツアーに行けたので、あまり準備をせずに挑んで敗れました。今ならめっちゃくちゃ準備するんですけどね……。だから僕は、存続だけじゃなくて、マジックがうまくなる環境になるようなサークルにできたらなって思っています」

――すばらしい目標です。

mfchiba2019kyodai04.jpg

卯月「今でも、ドラフトをやりこんで言語化したりできてるので、プロになるような人が出てくる環境になってもおかしくないと思ってるんです。だから、そういう競技的なことも目指せるサークルになればと思っています。存続だけって、目標としてカッコ悪いですしね」


 それぞれの想いを胸に、京大MTGサークルについて語ってくれました。

 大学を去る予定の発足者、小林さんの存続してほしいという想い。

 そして、サークルを引き継ぐ卯月さんの、存続だけでなく、ミシックチャンピオンシップを目指せる環境にしたいという想い。

mfchiba2019kyodai05.jpg

 このサークルに関わる多くの人の想いをもって、コミュニティーは形成されているのだなと、改めて感じさせてくれました。

 現在、「マジック学生コミュニティーサポート」はサポートしてほしい、サークルやコミュニティーを募集しています。

※詳しくはこちら

 もし、あなたが学生で、同じマジックを愛する仲間を求めているのなら、こんなうってつけの企画は無いかもしれませんね。

 また、ウィザーズ日本公式では、学生以外の社会人に向けた、コミュニティーサポートを企画中です。

 社会人の方は、続報をお待ちください!

  • この記事をシェアする