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マジックフェスト・千葉2019

インタビュー

クイックインタビュー:『基本セット2020』リミテッド環境の先手・後手と高評価のカード

森安 元希

 『基本セット2020』。今回は基本セットでありながら多色にまたがる部族シナジーや、騎兵サイクルや色対策サイクルなどの「仕事量」が多いカードによって、構築・プレイングともに「難しい」と声が聞こえるリミテッド環境のようだ。

 その複雑な環境を解き明かす一助になればと、今回、グランプリ・千葉2019に参加する有名プレイヤーたちに「2つの質問」を投げかけた。

  • (1)『基本セット2020』リミテッド環境は先手・後手どちらがお勧めですか?
  • (2)『基本セット2020』リミテッド環境、各レアリティ(コモン・アンコモン・レア+神話レア)のトップ・カードはなんでしょうか?
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木原 惇希

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 Hareruya Prosの赤いユニフォームを着た木原が、グランプリ・千葉2019に参加していた。

(1)「基本、先手ですね」

(2)「そんなにやってないけど、コモンは3マナ2/1、1ドロー(《雲族の予見者》)だね。何枚取っても嬉しい。次点は5マナ3/4(《北方の精霊》)かな。アンコモンは《新米紅蓮術師、チャンドラ》だね、あと《発現する浅瀬》も強い。神話レアも6チャン(《目覚めた猛火、チャンドラ》)で!」


原根 健太

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 構築イベントでの入賞が目立つ原根だが、リミテッドグランプリでの入賞も2度あり、オールマイティ・プレイヤーとしての評価が高い。

(1)「先手だね」

(2)「トップ、っていうと《雲族の予見者》なのは間違いない。トップカードを『何枚でも欲しい』っていう評価にすると、次点は《溶岩族の喧嘩屋》ですね(《北方の精霊》の強さにも言及しつつ)。アンコモンはシールドでは断トツで《新米紅蓮術師、チャンドラ》。神話レアは《目覚めた猛火、チャンドラ》です」


市川 ユウキ

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 2度のチームリミテッドグランプリ上位入賞、2度のプロツアー・サンデー進出の市川からは緑のカードの名前も挙がった。

(1)「デッキによる! 組み方によっては結構後手っぽくなるかなと思った」

(2)「シールドでのコモンはゴリラ(《シルバーバックの巫師》)! アンコモンは……ちょっと想像つかないかな。神話レアは《空の踊り手、ムー・ヤンリン》。間違いない。出されて、負けた!」


森山 真秀

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 日本選手権2018優勝、森山。新進のプレイヤーながら練習に対する意気込みの高さは誰もが認めるところだ。

(1)「先手環境だと思います。《大胆な盗人》や《残忍な発動》など、先手のときに強い3マナのカードが多く、『テンポゲー』と感じてます」

(2)「コモンは青が強いので、《雲族の予見者》ですね。アンコモンは《発現する浅瀬》です。レアは色々強いんですが、《凶暴な見張り、ガーゴス》です。対処しづらいですね」


辻川 大河

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 リミテッドで開催されたグランプリ・メルボルン2018優勝の辻河は「後手」派の意見を出した。

(1)「最近では珍しく、後手を取っても良いと思います。低マナ域が弱く、プレッシャーが少ないんですよね。同じく低マナ域が弱かった『灯争大戦』はプレインズウォーカーを出されると対処しづらかったので先手環境でしたが。手番差の1枚が活きてくる試合が多いと感じてます」

(2)「《平和な心》や《殺害》、《チャンドラの憤慨》といった除去が強いというのは前提としてあって、コモンでは《枝葉族のドルイド》はめちゃくちゃ強いです。相手のパワー2を止めつつ、後半でも強い。2枚欲しいですね。アンコモンは強いというか、デッキが分かりやすいようになるという点で飛行ロード(《天穹の鷲》)は良いなと思う。神話レアは6チャンドラ(《目覚めた猛火、チャンドラ》)は強い」


佐藤 レイ

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 トップ・プレイヤーを意味するMPLプレイヤーとして、今回はグランプリ全体を俯瞰する立場である動画放送・解説役として参加する佐藤はトップコモンを「一択」と強調した。

(1)「最近のリミテッド環境は、大体先手派ですね。好きです。やっぱり最近はクリーチャーが強くて、それをフォローするスペルを使っていける展開にしやすいです」

(2)「さすがにコモンは、《殺害》です。一択です。アンコモンは難しいな、あ、《新米紅蓮術師、チャンドラ》っすね! (神話)レアは《空の踊り手、ムー・ヤンリン》! って全部、板(安定)のカードしか挙げてないですね(笑)」


まとめ

 『基本セット2020』リミテッド環境に対する多角的な意見が集まった。

 先手後手に関して先手派が多数を占めたが、その基本認識に合わせて市川・辻川の言うように「後手を取ることの方が強い」デッキタイプや当たりがあることを認識しているプレイヤーも多いようだ。

 ただし森山の語る「テンポ」もその要素を抜きにしては語れない環境であり、ゲームメイクにあたって最も重要な3ターン目を攻防をどの視点からとらえるべきなのか。

 トップカードに関しては《雲族の予見者》と《目覚めた猛火、チャンドラ》に票が集まった形となり、前者はその弱点のない使いやすさが評価され、後者は環境随一の「決定力」が好まれた。

 今回名前が挙がったカードは、今グランプリでも多くの試合で活躍する姿を見ることになるだろう。今回のインタビューと試合の様子から、より環境への理解を深めていき、難しく考えることの多いこの環境を目いっぱい楽しんでほしい。

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RESULTS

対戦結果 順位
15 15
14 14
13 13
12 12
11 11
10 10
9 9
8 8
7 7
6 6
5 5
4 4
3 3
2 2
1 1

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