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グランプリ・名古屋2018

インタビュー

2日間リミテッドをプレイして、評価の上がった/下がったカードは?

Hiroshi Okubo

 2日間に渡るグランプリ・名古屋2018の予選ラウンドが終わり、会場ではプレイヤーたちが歓談の時を過ごしていた。

 何しろグランプリは長丁場であり、プレイヤーにとってはまさしくリミテッド漬けの週末だったはずだ。しかも、練習とは異なり、対戦相手も本気で勝ちに来る競技イベントの場でこれだけ戦い続ければ、より環境理解も深まったことだろう。

 そこで、ここでは全14回戦の予選ラウンドを戦い抜いたプレイヤーたちに、改めて『ラヴニカのギルド』のカードについての評価を伺った。はたして過大評価/過小評価されていたカードはあるのだろうか? さっそく見ていこう。

玉田 遼一
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 関西のプロプレイヤー。プロツアー『戦乱のゼンディカー』で準優勝を果たし、同年開催されたワールド・マジック・カップ2015では日本チームのベスト8進出に貢献した。

玉田「俺? ええよええよ何でも聞いて! 評価の上がったカードと下がったカード? そやなぁ……まず下がった方から言うなら《ディミーアの密告者》やな」

玉田「こいつはもうデッキに入れたくないレベルやったわ。サイズが中途半端で、ボロスに対しても言うほど壁にならんし、とにかく微妙なカードって印象」

玉田「で、あと強いと思ったのは《軽蔑的な一撃》かな? 俺、基本的にリミテッドのカウンターって嫌いなんよね、腐るし。せやけどこれは別格。範囲も広いし構えやすいから使えば使うほど好きになったわ」

玉田「あ、いいとこにせるぷー(菅谷 裕信)来たし聞いとこ聞いとこ。かくかくしかじかなんやけど」

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 偶然隣を通りかかった菅谷 裕信(右)。グランプリ・北京2016で優勝を果たした経験もあるリミテッド巧者。

菅谷「評価の変わったカードか……《巧みな叩き伏せ》とか? 青黒だとこれがないと耐えきれないこともあるけど、やってることは1対1交換なんだよね」

玉田「たしかに。言うて除去やし、いいカードではあるけど、言うほどシャクれるわけでもないしな。ちょっと過大評価されすぎてるかも」

井上 徹/加茂 里樹/高尾 翔太
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 BIG MAGICユニフォーム契約プレイヤー「BIGs」に所属する井上 徹(左)と加茂 里樹(中央)、ジョニーのお店所属プレイヤーの高尾 翔太(右)による強豪チーム。

高尾「評価の上がったカードだって」

井上「それならイゼットで使う《詩神のドレイク》とかはいいカードだと思ったよ」

高尾「ああ、いいね。熊(2/2クリーチャーの総称)とか《張り出し櫓のコウモリ》止まるの偉いよね」

加茂「実はイゼットってアンコモンの《薬術師の眼識》を除くと明確なアドバンテージカードが少ないんですよね。《標の稲妻》なんかももちろん強いんですけど、カードカウントは稼げないし」

井上「その点で《詩神のドレイク》は意外とカード1枚分の仕事をしてくれるんですよね。ボロクソ言われてましたけど(笑)」

加茂「逆に下がったところだと《軍勢の切先、タージク》だと思う。1回教導して熊に止められて終わり、みたいなことも多かったし、思っていたほど強くなかったかな」

中村 修平
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 言わずと知れた殿堂プレイヤーであり、世界が認めるリミテッドマスター。今大会でも見事トップ4(記事執筆時点)に進出し、その数多の戦績に新たな記録が加えられた。

中村ない

中村「カード評価なんて今さら特に上がりも下がりもしないよ、だいたい見た目通り。というのも、普通のセットだと2色の組み合わせが10通りあるわけだけど、『ラヴニカのギルド』環境は5通りしかないんだよね。だからプレイヤーの環境理解のスピードが早くて、カード評価が固まるのも早いんだ。つまりリミテッド初心者にもぴったり! さあ、みんなパックを買おうね

中村「……おっと、見えない力に操られていた。まぁでも、うーん……強いて答えるなら《ピストン拳のサイクロプス》かな」

中村最初に見たときは強いと思ったんだけど、実際に使ってみたら弱かった。で、今はまあまあのカードって評価。当たり前だけど、パワー4の壁は交換性能が高いよね」

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RESULTS

対戦結果 順位
14 14
13 13
12 12
11 11
10 10
9 9
8 8
7 7
6 6
5 5
4 4
3 3
2 2
1 1

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