TIBALT

ティボルト

BIOGRAPHY

- 略歴 -
「やせ我慢の抵抗もあれば屈辱的な降伏もある――どんな反応だって嬉しいサプライズだ。」

屍術を学ぶには才能も自制心も欠けていたティボルトは、憎悪と孤独、挫折感に苛まれていました。彼の唯一の楽しみと言えば、痛み伴う拷問でした。闇の勢力に取り込まれた彼は悪魔に魂を売り渡し、今や次元をまたにかけて地獄の苦しみを楽しんでいます。

イニストラード の屍術師のもとで学んでいたティボルトは、師に倣って死体を縫い合わせ、甦らせようとしていました。しかし彼は、そんな難しい仕事をこなすだけの能力を持ち合わせていませんでした。

彼の中に宿った憎しみの種は挫折と疎外感によって膨らみ続け、やがて彼はその力を生身の体へと向け始めました。生物がどれだけ痛みに耐えられるのか実験をして試すうちに、当初は害獣のみだった実験台が、次第に人間にまでおよぶようになったのです。

このおぞましい実験は悪魔たちをも呼び寄せ、ティボルトの実験室に夜な夜な集まっては奇妙な声で囁き合います。そして、ティボルトを魅了してやまない「苦痛の真の姿」について提言しました。

より嗜虐的になり、全能感に酔っていたティボルトは注意力が散漫になり、町の人々の評判を意に介さなくなります。間もなく、彼の実験室の扉を蹴破って審問官が入ってきました。拷問具の散乱した部屋に追い詰められたティボルトに残された道は、処刑か終身刑かだったことでしょう。しかし代わりに彼は、悪魔の囁きと凄惨な発見を、強力な憎悪の呪文として解き放ったのです。その呪文は、彼が他者に与えてきたすべての苦痛を受け入れるのと引き換えに、彼自身の中に悪魔たちを乗り移らせました。

この瞬間にティボルトのプレインズウォーカーの才能が目覚め、彼は審問官の刃から逃れて多元宇宙の彼方へと飛び去ったのです。半悪魔となったティボルトは今、次元を渡りながら好きなだけその「芸術」に没頭できます。

PLANESWALKER CARDS

- プレインズウォーカー・カード -
  • 悪鬼の血脈、ティボルト
    悪鬼の血脈、ティボルト

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