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神殿への接近

Kendall Pepple
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2020年6月9日

 

 2色土地はいつだってエキサイティングで、そしてこの『基本セット2021』の5つの対抗色の神殿も例外ではありません。これらは戦場にタップ状態で出てきますが、占術を行うという能力はゲーム中のいつでもうれしいボーナスです。

 ドラフトでは、2色土地はいつもピック候補の最上位にあり、複数の色をプレイするときの多彩な構築の選択肢に必要なマナ基盤を提供してくれます。これらにすぐに慣れておく必要があるので、各神殿を回って(そしてカードをチェックして)いきましょう。

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天啓の神殿

 まず、マジックのアーティストであるアダム・パケット/Adam Paquetteによって描かれたイゼットの《天啓の神殿》に行くときは気をつけて歩きましょう。エレクトリックブルーの色をした稲妻が道を流れて、雲の上にそびえ立つ壮大で美しい柱状の建物へ続いているのが分かります。

 入口に向かうときには必ず気をつけてください。一歩間違えればどこまで落ちるかわかりませんよ。

天啓の神殿》 アート:Adam Paquette

疾病の神殿

 次に、ゴルガリの《疾病の神殿》には細心かつ最大限の注意を払うべきです。タイタス・ランター/Titus Lunterによる『基本セット2021』版の不気味な描写は、我々をほとんどが影になっている暗い場所へと誘います。細やかな彫刻を施された大蛇が淡い光の器を固定し、夜明けの光を求めて柱を覆っている周囲の蔦の唯一の光源となっています。しかしここでは雲が晴れることはめったにありません。

疾病の神殿》 アート:Titus Lunter

神秘の神殿

 シミックの《神秘の神殿》をよりも神秘的なものといえば、その入口の存在する場所です。ピオトル・デュラ/Piotr Duraは自然の滝に囲まれ、その中心部から古代の木の幹のような2本の巨石の手が伸びている神秘的な場所を我々に見せてくれます。もしこの神殿の創造に働いた魔法の力がほぼなかったとしたら、これはこれそのものが持つ自然の美なのでしょう。

神秘の神殿》 アート:Piotr Dura

静寂の神殿

 オルゾフの《静寂の神殿》の恐ろしい部屋からは音が逃げ出すことができないので、静かに歩きましょう。アダム・パケット/Adam Paquetteは我々のために、1本の霧のかかった黒い水路を通じてのみたどりつける、賑わいのない荒涼とした場所を思い描きました。ここでは、正義への真の道筋は闇へと向かうものでもあるのです。

静寂の神殿》 アート:Adam Paquette

凱旋の神殿

 そして今、我々の旅は戦士や勇者に広く知られているコロッセオ風の建物の《凱旋の神殿》で終わりを迎えます。 ピオトル・デュラ/Piotr Duraは名誉ある戦士の像に囲まれた崖の景色を描いています。この神殿は力と導きを求めてやってくるすべての者に勝利への霊感を与えます。

凱旋の神殿》 アート:Piotr Dura

(Tr. Takuya MASUYAMA / TSV YONEMURA "Pao" Kaoru)

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