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お知らせ

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2021年9月8日 禁止制限告知

Ian Duke
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2021年9月8日

 

告知日:2021年9月8日

パウパー

Magic Online発効日:2021年9月8日


 『モダンホライゾン2』はパウパーに大きな影響を与える新カードを多数もたらし、そして我々はここ数週間に渡ってメタゲームがこれらの新カードを吸収して適応するのを監視してきました。今回の場合、ストーム・デッキと親和デッキがメタゲームの大部分を占めるようになりました。我々はストームと親和の圧力により以前は環境に存在できた他の多様なデッキの選択肢がメタゲームから押し出されてしまったというコミュニティの意見を耳にしています。

 直近の何週間かにおいて、ストーム・デッキは上位のデッキの中でミラーマッチ以外の勝率が最も高く、「Magic Online」のリーグで圧倒的に最多で5-0の成績を達成しています。このデッキは高速マナを使い巨大な《騒鳴の嵐》を唱えて挽回不可能な盤面を作り出す、もしくはその場で勝利するデッキで、よく《授業初日》と組み合わされています。パウパーのカードプールの制限のため、多数のデッキがこの勝ち手段への対処に苦戦しています。なので、ストーム・デッキの高勝率、高使用率、対処の高難易度を解決するため、《騒鳴の嵐》はパウパーで禁止されます。

 我々は《電位式リレー》の禁止も考慮しましたが、我々はプレイヤーにより低速でデッキのパワーの下がったバージョンのストームデッキを実験してほしいと望んでいます。加えて、我々はこのカードがその場でゲームに勝利するのではなく、アドバンテージを生み出すことを目的として使われているのを見かけています。

 親和は少し事情が異なり、純粋な勝率の観点からはメタゲームがうまく対応できているように見えます。最も使われている各種グリクシス親和の非ミラーでの勝率は50%をわずかに下回っています。とはいえ、親和は少数の上位デッキに押さえつけられているものの、それ以外の雑多なデッキに対しては高い勝率を持っています。メタゲームの多様性をより広げるために、我々は《滞留者の相棒》の禁止を選択しました。我々は《エイトグ》や《大霊堂の信奉者》などの他の選択肢も考慮しましたが、このデッキの独特なプレイスタイルを保つことを選びました。《滞留者の相棒》を禁止することで、このデッキのプレイを根本的に変えることなく安定性と勝率を下げられるはずです。

 我々はストームと親和の弱体化により起こる可能性のあるメタゲーム上の懸念を表明しているプレイヤーがいることを認識しています。しかし、パウパーのカードプールの独特な性質とメタゲームの複雑さのため、我々は連鎖的メタゲームの変化を先読みして先回りすることよりも、まずこの2つの変更を行い、さらなる変更が必要かどうかを監視することを選びました。

 これらのパウパーの変更は本日後ほど「Magic Online」で発効されます。

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